高とは、以下のことを表す。
人名
名前
日本、中国語圏の名前である。日本では多く「たかし」と読ませ男性に名付けられる。
漢姓
- 高句麗王朝の姓。
- 高允(390年 - 487年) - 北魏の政治家
- 高啓(1336年 - 1374年) - 明初の詩人
- 高順 - 後漢末の武将。
- 高士廉 - 隋から唐にかけての政治家。
- 高適(701年? - 765年) - 盛唐の詩人。
- 高仙芝(? - 755年) - 唐の軍人
- 高力士(684年 - 762年) - 唐代の宦官。
- 高俅 - 北宋の政治家。
- 高行健 - 中国生まれフランス国籍の作家。
- 高建(1938年 - ) - 韓国の政治家
日本の苗字
日本の苗字としても、日本各地で見られ特に石川県に集中する。多くは「こう」と読ませるが、石川県では「たか」と読ませることが多い。渡来人の末裔や、氏族高階氏の末裔が多くこの苗字を名乗った。
- 高信二 - 元プロ野球選手。現役時代は広島東洋所属。
- 高師直 - 鎌倉時代後期から南北朝時代初期の武将。苗字は「高」だが、名前との間に「の」をいれて「こう・の・もろなお」と呼ばれることが多い。高階氏の末裔
地名
漢字として
- 意味
- 高い、高いところ、尊い、高価、年をとった、優れた、高潔、立派、程度が高い、位の高い。日本語では、収穫量の意味がある。
- 〔説文解字・巻五〕には「崇きなり」とある。
- 字形
- 高い建物の象形。〔説文〕に「臺觀の高き形に象る。冂口に从(したが)ひ、倉・舍と同じ意なり」とある。
- 高の口に当たる部分は甲骨文ではあったりなかったりし、それが意味するところは窓、祝器など諸説ある。
- 甲骨文では、京や享、亭も高の上部と同じように、建物の形をしている。古代中国には、このような建物に人の死体を塗り込める習慣があった。
- 音訓
- 音読みはコウ(漢音、呉音)、訓読みは、たかい、たかまる、たかめる、すぐれる。名のりに、あきら・うえ・かぎり・すけ・たけ・ほど、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校2年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- よく知られた異体字に髙(はしご高)があるが、JIS X 0213では高・髙は包摂される(類型の統合)。Unicodeでは別のコードポイントが与えられている。
- 部首
- 高は部首である。高いことや建物に関する字が属する。
- 意符
- 高を含む会意字に喬、嵩、毃、臺などがある。
- 声符
- 高を声符とする漢字には、滈、塙、嗃、蒿、槁、膏、稿、縞、篙、鎬、翯などがある。声符として高の省文を持つ漢字も多い(毫、豪など)。
- 語彙
- 高圧・高位・高韻・高遠・高奥・高温・高価・高架・高雅・高閣・高官・高貴・高級・高下・高潔・高見・高言・高原・高座・高斎・高山・高山流水・高質・高尚・高情・高祖・高速・高大・高台・高低・高弟・高度・高等・高分子・高名・高明・高齢・高炉・高論
異体字
- 髙は、〔字鑑〕に「高、――俗に髙と作(な)す」とある異体字。通称はしご高。〔新加九経字様〕には高が「説文」とあるのに対して、髙は「隷、省」とある。甲骨文、金文の字形に似ているのは髙の方である。
- 𠆪は、〔字彙補〕に「高と同じ」とある異体字。〔六書略〕に見られるとある異体字。
互換文字
関連項目
- 2
- 0pt
この記事は自動でリンクされないように設定されています!

