概要
055型駆逐艦とは、中国人民解放軍海軍の駆逐艦である。
ただし、その標準排水量は一万トンを超え、通常の駆逐艦に比して巨大である。尤も、現代海軍において駆逐艦と巡洋艦の区分は曖昧である。例えば、米海軍のズムウォルト級は055型よりやや大きい。
その性能はアーレイ・バーク級と同等であり、あたご型護衛艦を凌ぐ可能性もあると見られている。一方、ステルス性能やレーダーシステムの面でズムウォルト級には劣るが扱いやすさでは上回るとみられてもいる。2019年春に1番艦『南昌』が就役し、更に7隻が配備される予定。また統合電機推進やレールガンを採用する改良型(055B型とも)の存在がネット上で噂されている。
1番艦名の由来である江西省の省都南昌は、1927年8月1日に中国共産党が武装蜂起(南昌起義)を起こした場所である。この蜂起は失敗に終わったが、同日が人民解放軍の建軍記念日とされるなど軍にとっては政治的に極めて重要な意味がある。このことからも、軍が055型にかける期待は並々ならぬものがあることが分かると言えよう。
諸元表(推測値)
標準排水量 | 12000トン |
長さ | 180メートル |
幅 | 23メートル |
最高速度 | 30ノット以上 |
巡航距離 | 5000海里(18ノットにおいて) |
VLS | 112セル(対空、対艦、対潜ミサイルを使用可能) |
艦載砲 | H/PJ-38 130mm単装速射砲1基 |
近接防空 | H/PJ-11 30mmCIWS1基,また近接防空ミサイルとしてHHQ-10 |
対潜魚雷発射管 | 324ミリ3連装魚雷発射管2基 |
対潜ヘリコプター |
Z18-F 2機 |
関連作品
出典
https://newsphere.jp/world-report/20170704-2/
http://www.navyrecognition.com/index.php/world-naval-forces/asian-navies-vessels-ships-equipment/china-chinese-navy-plan-vessels-ships-equipment/destroyers-and-frigates/3421-type-055-class-destroyer-ddg-guided-missile-destroyer-plan-peoples-liberation-army-navy-china-055-datasheet-pictures-photos-video-specifications.html
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