Ruktun or Die(ルクトゥン・オア・ダイ)とは、宮村優子の楽曲である。作詞・作曲・編曲は平沢進。
この項では平沢進が発表した「Ruktun or Die」「Luuktung or Daai」「ルクトゥン OR DIE」についても説明する。
概要
Ruktun or Die (宮村優子版)
アルバム『大四喜』(ビクターエンタテインメント、1999年8月25日発売)に収録。平沢とのタッグはミニアルバム『魂』(1998年3月25日発売。「Mother」「MOON」[1]の2曲を提供)以来2度目となる。
「ルクトゥン」とはタイにおいて「歌謡曲」を意味する言葉で、「ルクトゥンに近いらしく、音楽的に"死人が出るほど激しい"というタイの大衆音楽『モーラムシン』の高速演奏フェスの話を聞いた」ことから、このようなタイトルになったという[2]。モーラムシンがそうであるように、タイの民族的な成分はそれほど多くない。歌詞も平沢にしてはやたらと現実的なワード("KIOSK"、"新橋の駅"etc.)が並んでいる異色作。
Ruktun or Die (平沢進版)
平沢が2001年に行ったイベント「Hirasawa Energy Works」の一環としてセルフカバーしたバージョン。2001年8月15日から翌年の1月末までの限定で、自身の公式ページ上でMP3版の有料配信を行った。
基本的なアレンジは宮村版と同一。裏拍のリズムにハイハットシンバルが入ったり、歌詞の「Pai duai kan kha(女性言葉)」が「Pai duai kan krap(男性言葉)」に変えられたりした。
Luuktung or Daai
2003年開催のコンサートツアー「INTERACTIVE LIVE SHOW 2003 LIMBO-54」の大阪公演(なんばHatch)で演奏されたバージョン。ビデオ収録用の映像撮影が行われた東京公演では「INDRA」と入れ替わってセットリスト落ちしたため、公式な映像では残されていない。後に「LIMBO-54」の開催記念にリリースされた配信アルバム『ナノ重複記念曲集』に、スタジオテイク版が収録されている。
オリジナルの「Ruktun-」の系譜としては最終形態。間奏の小節数が増えたり、シーケンスの構成が大幅に変えられたり、大サビのギターが削除されたりの変更が加えられた。
ルクトゥン OR DIE
2010年2月26日~28日の3日に渡って開催されたライブ「PHONON2553」で初披露されたバージョン。2009年10月に開始された「凝集する過去 還弦主義8760時間」プロジェクトと関連してリアレンジされたことから、ストリングスを中心とする音作りに全面刷新された。
ちなみに、「『Ruktun-』を聴き返したらメチャ速かった」との発言もあったためにBPMが遅くなることも一部で予想されていたが、それは杞憂であった。
関連動画
関連商品
平沢版は「Luuktung-」がMP3で配信されているほか、「ルクトゥン-」がライブビデオ『PHONON2553 VISION』、CDボックス『HALDYN DOME』に収録されている(いずれも公式サイトのみでの販売)。
関連コミュニティ
Ruktun or Dieに関するニコニコミュニティを紹介してください。
関連項目
脚注
- 10
- 0pt
- ページ番号: 4536883
- リビジョン番号: 2806299
- 編集内容についての説明/コメント: