BATTLEFIELD PLAY4FREE(以降BFP4F)とは、エレクトロニック・アーツ(EA)によって提供されていたオンラインFPSゲームである。
概要
基本料金無料でプレイできるBATTLEFIELDシリーズのオンラインFPSゲーム。基本料金無料は「BATLLEFIELD HEROS」に続いて2作目。Play4Freeの「4」は「For」の意味であって、「BF4」の関連ではない。開発元はEA Easy Studios。対応プラットフォームはPCのみ。
2010年11月30日にクローズドβテストを開始、2011年4月4日にオープンβテストを開始、その後正式にサービスが開始されていた。
ゲーム内容
EAのアカウント登録することで誰でもダウンロードしてゲームを楽しむことができる。
公式ページ、ゲーム内言語全てが英語だが、日本からでもプレイは可能。日本語の@Wikiもあるため、英語が分からなくてもある程度は問題なくゲームを楽しむことができる。
ゲームエンジンはBATTLEFIELD2(以降BF2)世代のものを使用。内容もBF2に基づいており、BF2でおなじみの「カルカン(KARKAND)」などのマップもある。ただ、若干オブジェクト位置が違ったりする。
ゲーム対戦人数は16人VS16人の32人対戦。2チームに分かれて対戦する。
ウルトラハイスペックであるBATTLEFIELD3や最新作のBATTLEFIELD4とは違い、ゲーム画面が少し古い感じがするが、その分ロースペックなPCでも充分にプレイすることができる。
戦闘機や戦車、装甲車やヘリなどにも乗ることができ、武器の改造もできるため自由度は高め。
ゲーム内の兵科は4つ。「アサルト(突撃兵)」「リコン(偵察兵)」「メディック(衛生兵)」「エンジニア(工兵)」がある。(詳しくは「兵科」の項参照)
ゲーム内には「トレーニング」と呼ばれるスキルツリーがあり、ここでスキルを入手することでより戦いやすい状況を作り出すことができる。(詳しくは「トレーニング」の項参照)
現在、ゲームモードは2つ。「ラッシュ」と「アサルト」である。(詳しくは「ゲームモード」の項参照)
現在のマップは7つ。マップの詳細については日本語@Wikiで確認してほしい。
日本人ユーザーもおり、日本サーバー(以降和鯖)もできている。(現在の和鯖はGEISHA FUJIYAMA YUKIKAZEサーバー)
チャット(日本語入力不可能)も可能なため、ローマ字でチャットするユーザーも少なくない。
兵科
ゲーム内の兵科は先ほど記述したように4つある。ここでは1つ1つの兵科を簡単に説明していく。
アサルト(突撃兵)
アサルトライフルをメイン武器とし、敵地への突撃をはじめ、弾薬箱の設置(供給)、援軍要請を行う。弾薬箱はアサルト以外持たないため、かなり重要な存在となる。援軍要請は自分の周りに戦闘不能になったプレイヤーをリスポーンさせるもので、使うタイミングや場所によって戦況が大きく変化するため、使い方次第ではチームを有利に運ぶことができるだろう。ただし、援軍要請中に戦闘不能になると効果がなくなるので、注意しておきたい。
さらにアサルトはスキルをあげれば「C4爆弾」を持てるため、特攻をすることも、待ち伏せ爆破をすることもできる。
リコン(偵察兵)
主に遠距離から味方兵士の援護、及びリモートセンサーによる偵察を行う兵士。支援スキルが多い。
スナイパーライフルをメイン武器とし、味方の援護や敵の狙撃を行うだけでなく、リモートセンサーを投げ、マップ上に一定範囲内の敵の位置を表示して味方に敵の位置を知らせることができる他、クレイモア地雷を置いて敵にダメージを与えることも可能。一定位置にとどまり続けて狙撃支援する、つまり「芋る」プレイヤーもいれば、積極的に前線付近まで接近し、ハンドガンを活用しながら攻撃をするプレイヤーもいたりと、戦い方は自由なようだ。
リコンはスキルをあげると「迫撃砲」が可能になり、敵兵器が集中しているところに使えば大ダメージを与えることも可能。
メディック(衛生兵)
戦闘不能になった味方の蘇生、メディキット(応急キット)の設置を行い、味方のライフをサポートする兵士。ライフに関するスキルが多い。
軽機関銃をメイン武器とし、味方蘇生用(敵を倒すために使う人もいる)のショックパドルを持つ。前線で傷ついた兵士をメディキットで治療したり、蘇生させたりすることで戦況を変えることも可能。メディックの軽機関銃もかなり威力があり、傷ついても自身で回復可能なため、かなり強い。
メディックはスキルをあげると「発炎筒による援軍要請」が使用可能になり、アサルトの「自身の周りに味方をリスポーン」とは違って「地面に設置してその場所に味方をリスポーンさせる」というものである。この発炎筒は破壊可能なため、敵に見つからないような、でも敵地に近い場所を探して焚けば壊されることもなく味方をリスポーンさせられるため、かなり有利な状況を作り出せる。
エンジニア(工兵)
味方兵器の修理、及び敵兵器の破壊をメインに活躍する兵士。兵器に関するスキルが多い。
サブマシンガンをメイン武器とし、ある程度まで前線に出て活躍可能。RPGを持つため、敵兵器の破壊が最も得意。兵器の登場するマップでは絶対に欠かせない存在。乗り物に関するスキルが多いため、乗り物で活躍したい人は工兵が合うかもしれない。
スキルをあげると「XM25エアバーストグレネードランチャー」が使用可能になる。(このスキルの情報を募集中です)
以上のように、それぞれ役割が異なるため、自分にあった兵科を選ぶようにしよう。兵科は1アカウントにつき2つまで選択可能(課金すれば4つ全て持てる)だ。
トレーニング
このゲームには「トレーニング」というシステムがある。いわゆるスキルのようなもので、レベルを1上げるごとに1トレーニングポイントを得ることができ、好きなスキルを「トレーニング」できる。スキルを得ると、そのスキルが使用可能になる。
スキルには「ヘリコプター操縦」「ジェット機操縦」などの乗り物スキルをはじめ、「誘導ミサイル」「投下ミサイル」などの乗り物の補助武器スキルや、「速く走る」「はしごを速く登る」といった基礎スキルがある。それ以外にも、兵科に応じて特殊スキルがあるため(例:アサルトの場合「援軍要請」や「C4」)、トレーニングポイントの振り方次第で活躍の可能性は無限に広がるだろう。
さらに、スキルツリー式になっているため、前提スキルというシステムが存在し(例:「ジェット機操縦」スキルをMAXにすると「ミサイルリロード時間短縮」スキルが開放される)、「Tier」という段階的に新しいスキルを開放するシステムが存在する。
Tierは現在3つあり、最初はTier1のみしか開放されていない。Tier1に5ポイント振ると、Tier2が開放され、新しいスキルが「トレーニング」できるようになる。(Tier3の開放にはTier2に10ポイント振る必要有)
日本語@Wikiにはトレーニング内容についても触れているため、気になった人は参照してみるべし。
ゲームモード
ASSAULT(アサルト)モード
アサルトモードは、「USチーム」と「RUチーム」の2チームに分かれて行うモードで、マップ上に「A」「B」「C」といった拠点が存在し、その拠点を制圧し続けてチームポイントを稼ぎ、先にチームポイントが1000になったチームが勝利するというゲームモードである。
このゲームモードでは拠点を制圧しない限りチームポイントは貯まらない。つまり、いくら敵を倒したからといって、拠点を制圧していなければ結果負けてしまう。
そしてこのゲームモードではプレイヤーは何度でもリスポーン可能(=チケットシステム無し)である。
RUSH(ラッシュ)モード
ラッシュモードは、ATTACKER(アタッカー:攻撃チーム)とDEFENDER(ディフェンダー:防衛チーム)とに分かれ、アタッカーはディフェンダーが守る機械の爆破を、ディフェンダーはアタッカーの機械の爆破の阻止を行うゲームモードである。
アタッカーには100チケット(=チーム全体の残り復活可能回数)が与えられ、このチケット数が0になる前に機械を爆破しなければならない。機械は「A」「B」の2つあり、どちらか片方でも残った状態でアタッカーのチケット数が0になると、ディフェンダーの勝利となる。
ディフェンダーにはチケットシステムがなく、何度でもリスポーンが可能。爆破しようとやってくるアタッカーをなんとしても阻止しなければならない。守りきれず機械が全て爆破されてしまうとアタッカーの勝利となる。
そしてこのゲームには第3ラウンドまであり、1ラウンドにつき機械は2つ。両方をアタッカーが爆破すると次のラウンドへ入り、アタッカーのチケット数が100に戻る。
アタッカーは3ラウンド続けて爆破すれば勝利、ディフェンダーは3ラウンドのうち1ラウンドでも死守できれば勝利となる。
ちなみに、両方のゲームモードで個人スコアが付いているため、チーム内で順位が付く。個人スコアは敵を攻撃したり、倒したり、拠点制圧、スポット(敵の位置を味方に教えること)、キルサポート、機械爆破などで付く。チームに貢献する人はキル数がそれほど高くなくてもスコアが高くなるようだ。
個人スコアはそのまま経験値として反映される。ハイスコアがレベルアップの近道と言えるだろう。
関連動画
BFシリーズの紹介動画でもBFP4Fのことが詳しく説明されている(0:51~3:06)↓
関連コミュニティ
関連リンク
- 公式HP:http://battlefield.play4free.com/en/
- 【日本語】BFP4F@Wiki:http://www43.atwiki.jp/bf4f/pages/16.html
- EA,「Battlefield Play4Free」の制作を発表。バトルフィールドシリーズの最新作は,コアゲーマーをターゲットにした基本料金無料のゲームに 2010.11.8
- EA,F2Pタイトル「Battlefield Heroes」「FIFA World」などのサービスを7月中旬に終了すると発表 2015.4.16
関連項目
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