概要
レスター近く~ラフバラ郊外間の13kmを結ぶ列車である。正式名TopGearV12。営業開始は2011年7月。
これまでの列車にあった高額で遅く退屈なイメージを払拭し、またスポーツの付く物は受けるとの発想から、極秘の鉄道開発基地で誕生した。実用性は一切考慮せず、これまで誰も考えなかったスリリングな列車とした。
英鉄道誌『Rail Express』からの取材を受けたり、世界的な英自動車番組で特集されるなど、各方面からの注目を集めている。1番列車のラフバラ到着にはファンファーレや市長の歓迎を受けなかった。また英政府からの実用化に向けたオファーも受けていない。
車両
編成はスポーツトレインのコンセプト「機関車1両に客車1両」に倣い2両編成。風や蜂や小便を全身で感じられる全車ロードスターである。旅客は通常2両目の客車に乗車するが、機関車にも運転士の他に若干名の定員を有する。
制御電動車と付随客車を持つ動力集中方式を採用する。粘着力の低さゆえ起動加速度こそ低いが、機関車の高い出力から最高速度は130km/hと高く設定されている。
ブレーキは機関車の2軸のみにはたらくが、先行列車への追突や対向列車との正面衝突を回避できるほどの制動力を有する。なお保安装置は未搭載。
機関車
英・ジャガー製のジャガー・XJ-S形('89年式・£4500)を鉄道車両として初めて採用。開発コンセプトは高級GTカーであり、同列車の掲げるスポーツトレインの象徴とされる。
動力源はV型12気筒ガソリンエンジン(5.3l, 300HP)である。これは列車名TGV12の語源ともなっている。2軸車であり、エンジンのパワーを伝える動軸は1軸の0.5M方式だが、軽量な同列車の引き出しには問題ないようである。
客車
日本語で言うところの無蓋車である。ただし、機関車に意匠を揃えた美しい赤塗装や、ダウンフォースを得るための特大スポイラー、万が一の自体に人命を守るロールバーなど、スポーツトレインとして目を見張るものがある。また固定編成を前提とするため、車輪は1軸のみである。
高速域での乗り心地はお察し下さい。
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関連項目
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