Triumph(トライアンフ)は、
- イギリスのオートバイ製造販売会社、及びそのブランド。本頁にて解説する。
- プロレスラー・武藤敬司が新日本プロレス所属時に使用していた入場テーマ曲。作曲:アンドレ・アンダーセン(ロイヤル・ハント)
- T-SQUAREの楽曲。フジテレビ「スーパー競馬」のオープニング曲に使用された。作曲:和泉宏隆。1995年5月発売のアルバム『Welcome to the Rose Garden』に収録されている。
歴史と概要
社名のTriumphは「勝利」の意味を持つ。
現存する最古のオートバイメーカーだが社名や経営母体は幾度もの変遷を経ており、現在の会社名は"Triumph Motorcycle Ltd"(トライアンフ モーターサイクル)。
1885年に設立された輸入貿易会社が原型であり、1907年から始まったマン島TTレースで活躍し、高品質・信頼性の評価を得る。さらに1914年からの第一次世界大戦では3万台以上がイギリス軍と連合軍で使用されたが、その後様々な要因により業績が悪化。アメリカ市場での成功等もあったが1983年に工場が閉鎖されることになるが、事業家であるJohn Bloor(ジョン・ブルーア)がTriumphの商標権や生産権を購入し新たなTriumphを立ち上げ、現在に至る。
1990年からカワサキの技術を取り入れ、水冷直列3気筒・水冷直列4気筒エンジンを搭載した車種を発表、1997年から直列3気筒という独自性を保ちつつ従来のモジュラーコンセプトを脱したT595 デイトナを発表、2001年にはかつての名車と言われたBonneville(ボンネビル)を復活。他社とは違った特徴を持つ車種を現在も送り出している。
映画やドラマ、ゲーム等への車両提供等も多く、プロモーションにも力を入れている。
モータースポーツ活動も行っており、WSS(スーパーバイク世界選手権の中量級クラス)にデイトナ675で参戦。
また、MotoGPの中量級であるMoto2クラスに、新型ストリートトリプルのエンジンである765cc直列3気筒エンジンを2019年シーズンから供給することが決定している。
ちなみにドイツに本社を置く女性用下着メーカーのトリンプとスペルが全く一緒だが、全くの別会社であることは言うまでもない。
車種
※2012年4月現在公式ホームページに掲載されている車種を記載する。
- デイトナ675/R
スーパースポーツ。排気量675cc直列3気筒エンジン搭載。 - ストリートトリプル/R
デイトナ675のネイキッド(ストリートファイター)バージョン。 - スピードトリプル
ストリートトリプルの上位版。排気量1050cc直列3気筒エンジン搭載。 - スプリントGT
スポーツツアラー。排気量1050cc直列3気筒エンジン搭載。 - ボンネビル/T100/SE
オールドルックバイク。排気量865cc直列2気筒エンジン搭載。カワサキ・Wシリーズはこのマシンのオマージュともいえる。 - スラクストン
1960年代風のオールドルックバイク。排気量865cc直列2気筒エンジン搭載。 - スクランブラー
アップマフラーが特徴のオールドルックバイク。排気量865cc直列2気筒エンジン搭載。 - タイガー
デュアルパーパス。799cc版と1050cc版、サブネームに「エクスプローラー」と付けられた1215cc版の3種類がある。 - スピードマスター
ホイールベースが短めのクルーザー。排気量865cc直列2気筒エンジン搭載。 - サンダーバード/ストーム
排気量1597cc直列2気筒エンジン搭載のクルーザー。 - ロケットIII ツーリング
排気量2294cc直列3気筒エンジン搭載のクルーザー。
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関連項目
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