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WikiLeaks（ウィキリークス）とは、政府や企業などの機密情報を公開しているウェブサイトである。
なお、Web百科事典のWikipediaとは関係が無い。[1]
概要
オーストラリア人のジュリアン・アサンジらにより2006年12月に設立された。数十万件に及ぶ匿名による内部告発情報を公開している。設立当初は一定のチェックはあるものの誰でも投稿することが出来たが、現在は匿名の審査員により公開するものを決めている。現在でも投稿された文書の正当性に関するコメントはできる。
2010年4月に公開されたイラク在留のアメリカ軍ヘリコプターが記者や市民を銃撃した事件の動画で有名になった。その後もアメリカ政府のイラク戦争やアフガニスタン戦争に関する機密文書や外交文書が公開され物議を醸した。
アメリカ政府は安全保障及び兵士の人命保護の観点からWikiLeaksの活動を批判しており、他にも否定的な立場を取る国は多い。中国やタイのように検閲の対象としている国も少なくない。その一方で支援や賞賛の声も多い。
日本政府に関する情報はそれほど多くはないが、シー・シェパードに関する日米政府のやり取りや経験不足の脅威に対する日本の危機管理体制の問題点を述べた駐日米大使の国務省への公電、鳩山由紀夫元首相の「東アジア共同体構想」に対しキャンベル国務次官補が強い不快感を示して警告をしたことを示す公電などが公開されている。
創始者のアサンジは、婦女暴行容疑でスウェーデン当局によるICPO（国際刑事警察機構）を通じた国際指名手配により2010年12月にイギリスで逮捕された。その後保釈されている。
ジュリアン・アサンジは性的暴行事件をめぐりスウェーデンへの身柄引き渡しを避けるため2012年にイギリスのエクアドル大使館に逃げ込み、同大使館で保護されていたが、2019年になってエクアドルは保護を打ち切った為、ロンドン警視庁に逮捕された。それ以来ロンドンの刑務所で拘束されているが、イギリスの裁判所は今の所保釈の申請を退け、アメリカへの引き渡しも認めていない。[2]
関連商品
関連項目
脚注
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