ニコニコ大百科

>>34830
卯月の物語に置き換えられる自己評価が低いアイドルはかな子に限らないんだよなぁ……
とりあえず加奈ちゃんプロデュースしてきて、どうぞ

CuアイドルはＰとの関係性で生きてきたタイプも多いから、突出した個性がないキャラも結構いるのよね。

このアニメで事件の前に仕込まれている細かい前置き描写は、（別の意味あるいは些細なこととして視聴者の印象に残しておき、後で真の意味が明らかになるという意味での）伏線、あるいは明確に事態の開始を告げる布石と言えるものは少なく、多くは後の事件に至るのに矛盾の無い人物像を作り上げる意図で描かれたものに見える。
実際にその人物が存在するかのように緻密に作られていると言えるが、ゆえに現実同様、それを見逃すことは多い。
また、後の事件を自然に引き起こすためのそういう仕掛けは、たとえば未央を思い上がって過ちを犯す人物として描き続けたり、卯月を能力的に劣り本心を言わない人物として描き続けることが義務付けられてしまう。
上で挙げたように、ニュージェネレーションズが２４話の公園シーンで初めて協力して何かを成し遂げるという山場を描くためには、それ以前の同様の機会を一貫して極力避けたり弱いものにする必要があった。
それらは負の効果をもたらす制約だろう。

>>34830
いやいや、かな子は卯月と違った安心感が有る性格だし
お菓子作りでいつも場をほんわかさせるってキャラだからな
事実上のCIのリーダーだと思うし、悩むにしても卯月の悩みとはまた別だと思う

19話で解散に過剰反応した卯月も伏線よね
幾つか上がってる事など含めて
卯月爆弾に戦々恐々としている書き込みがスレに幾つもあった

それから、アドバイスがあったとしても、それを汲んで形にするのは彼女達
３人が協力して何かを成し遂げたわけじゃないと言う意見には賛成出来無い

>>34824
>制服姿（卯月自身の希望であることが台詞でわかる）は１話や２話にまで立ち返ることの暗喩だ。

制服姿は終盤における取柄を持たない普通の女の子の暗喩って意見もあったりするのにやけに断定的ですね。
というか心の奥底に秘めていた劣等感をさらけ出し乗り越えたいと卯月は描写されているのに
1・2話の時点にまで、劣等感を秘めたままの状態にまで立ち返ると捉えるのってかなり捻くれていませんか？

>>34834
それは周りから見てそう見えるってだけの話だろ？かな子の内面の話じゃない。
それに周りから見て安心感があると言うのもデレアニの卯月と被る。
あの展開はかな子こそ相応しい。
それかデレアニの世界ではかな子は卯月と同じ悩みをすでに乗り越えていて、卯月はそれをトレースしただけというのなら納得出来る。

10話で武内Pが笑顔作ったら蘭子が
『流石我が友!!禍々しき霊気を感じる!!』
と言ってたけれど、その場面に卯月が居ない
これなんかは後から気がつく伏線で上手く仕込んでる

削除しました

前にも言ったけど、７話の伏線も結構上手く仕込んであるんだよな
卯月とPの会話で卯月は「やった仕事、やってない仕事」は言ったが「どんなアイドルになりたいか」はあの時点で言えてないんだよね
ただ話の流れが卯月がPを励ましそれによってPが立ち上がる、というものだったので視聴者の記憶には残っても卯月の心の闇だとは誰も思わない
で、記憶には残るから後にPが「どんなアイドルになりたいか」聞いたときに気付いてしまう、と

>>34836
もちろん作中で断定されていない以上、解釈は自由。
ただ、原作ソシャゲにおいて、特訓前の衣装は私服や学校の制服といった「素人時代の服」であり、特訓によってステージ衣装を与えられ、デビューをかみしめるような台詞が流れるという設定がある。
その要素を反映したと考えるのなら、制服姿はデビューをまだ知らない時期の暗喩ととれる。
さらに前話の公園のシーンで、最後に放たれた未央の台詞を思い出してほしい。
今迄の蓄積を一旦わきに置き、第一歩からやり直そうという台詞に聞こえないだろうか？
クリスマスライブ当日、その姿でステージに立つことを決めたのが卯月自身であることは描写されている。
卯月がこのステージに臨むにあたり、普通の女の子であることをあえて観客に示そうとするだろうか？
未央の言葉を受け、ニュージェネレーションズの関係をこのステージから新たに作っていこうという決意であるなら、原点に立ち返るという意思だととらえたほうがふさわしいと思える。

>>34841
つまりあなたは卯月は表層化した劣等感を乗り越えるためにステージに臨んだのではなく
劣等感をなかったことにする、忘れるためにステージに臨んだと捉えているってこと？

24話の卯月に対して、放送後終のデレラジで大橋さんが
「卯月はもう大丈夫」と言ってたのが印象に残ってるな

>>34842
その通りであり、そしてそういうシナリオには納得できない。
２０話以降のあの長い長い危機をようやく脱した卯月がクリスマスライブのステージに立ち、１話以来のキーワードである笑顔の象徴である持ち歌を歌い始めることができたという本来ならクライマックスとして描かれるべき時に、卯月が今までは実感することのできなかった他者による承認・賞賛を実感する場面が強調して描かれなかったことに、かなりの戸惑いを覚えた。
満場の観客がいたではないか、シンデレラプロジェクトの仲間や美穂の声援があったではないかとの意見もあるだろう。
しかしそれらは卯月が一人で新たに獲得したものではない。
たとえば夏フェスで未央の受け取った手紙のようなものが無ければいけなかったのだ。

押し付けがましい文体はもう少し何とかならないか。
自分の趣味嗜好に基づく主張が絶対に正しいと断言されているようで、気持ちよく呑み込めない。

>>34842の２行目については、「その通り」としてはいけなかったな。
あの場面での卯月の内心は、新たな一歩を踏み出そうというものであることはわかっても、失敗を無にしようとしているとまでいうのは考えすぎだろう。
卯月はそれまでの日々への恨み事などそこで言ってはいないのだ。

>卯月が今までは実感することのできなかった他者による承認・賞賛を実感する場面が
>強調して描かれなかったことに、かなりの戸惑いを覚えた。
>満場の観客がいたではないか、シンデレラプロジェクトの仲間や美穂の声援が
>あったではないかとの意見もあるだろう。
>しかしそれらは卯月が一人で新たに獲得したものではない。

観客は何があったかは知らない。そしてステージに立って歌っているのは卯月一人。
そこで起こった歓声が卯月の物で無いとしたら一体誰の為の物？
最後の笑顔と「ありがとうございました」は一体誰に向けての物？

どうも自分の望む展開じゃないから批判している様に思える
そういえば卯月に対して「腐った」と書いていた事の真意、答えて貰って無いね

削除しました

作中のかなり前の回から後の事件に関する描写を盛り込んでいくという細やかな配慮は製作レベルの高さを示すものとして褒められるべきものなのかもしれないが、負の影響も見過ごせない。
それは作中で描かれたアクシデントが、６話の未央にせよ、２０話以降トライアドプリムス参加が尾を引く凛、そしてその事件から派生して挫折した卯月にせよ、アイドルとしてかなり深刻な問題だということから来るもの。
アクシデントにつながるようなものを仕込むため、当人に、あるいはユニット内の人間関係に、アイドルとしての本質にかかわる欠陥があるという場面をたびたび描くことになり、逆にそれと矛盾するような成長や成功は一切描けなくなった。メンバーを魅力的に見せたり楽しい日々を描くことが禁じられてしまったのだ。
ぞれについては石原章弘氏が、ファンの望まないものもあえて出していくというようなことを以前述べており、覚悟の上だろう。

>>34847
＞そういえば卯月に対して「腐った」と書いていた事の真意
それに対しては>>34833や>>34849が答えとなるだろう。
あの公園での場面、凛が強引に卯月の本音を引き出す作り手渾身の感動場面を描くために、卯月はこのアニメにおいては一貫して、能力的に光るものが無く、アイドルになって以降の夢は空っぽで、優しいだけで仲間に本気で意見したり相談したりできない人間に貶められたのだ。

延々と長文かつ連投で自説を垂れ流したいだけなら、もういい加減自分のHPだかでやってくれんもんかね

>>34832
のまけで先輩である美穂と少し先を行っていた智絵理が卯月の悩みを察している感じなのもそのあたりでしょうしねえ

>>34841
後だしともいえますが、原点回帰では２６話での髪型を変更しようとしたり、マニュキュア塗った島村卯月は成り立たないんじゃないですか？
あれこそ、自身への劣等感や焦りといった強迫観念にとらわれず一歩ずつでいいから変革を望むことができるようになった象徴でしょう。

>>34844
未央への手紙も未央個人へのファンレターではありますが、未央一人ではなくＮＧが手に入れた一つの成果だったのでは？
２０話までの未央にソロ活動という概念がなくＮＧの活動に固執していたのも未央が自身だけの成果ではなくＮＧ三人で成し遂げた結果だったと思っていた節はあったと思いますが。

>>34847
＞観客は何があったかは知らない。そしてステージに立って歌っているのは卯月一人。
＞そこで起こった歓声が卯月の物で無いとしたら一体誰の為の物？
＞最後の笑顔と「ありがとうございました」は一体誰に向けての物？

それらは新たに得たものではなく、一人で得たものではない。
夏フェスだって大勢観客はいたではないか、ニュージェネレーションズのイベントなのだから凛や未央オンリーのファンもいるではないかという疑問から逃れられないのだ。
奇を衒わない普通のフィクションとして描くのであれば、前話までのあれだけ深刻で長期にわたる危機に引導を渡すためには、疑いようもなく明確に、卯月自身が、今までできなかった成果を挙げ、それを本人が観て自分の価値を確認しなければならないのだ。

>>34848
反論がないとコメント欄が彼の説にみんな賛同しているように見えちゃうってのもありますよって。まあ、構ってほしいだけな気もしますけどね～。

>>34852
＞未央への手紙も未央個人へのファンレターではありますが、未央一人ではなくＮＧが手に入れた一つの成果だったのでは？

初イベの客が少なかった原因は、未央一人ではなくニュージェネレーションズ、さらにはラブライカも含むものであったわけで、あの手紙を未央一人の成果としないのは原因と結果の対応関係としてはむしろ正しい。
一方クリスマスライブ直前まで長い時間をかけて描かれてきたのは卯月個人の危機であり、そこからの復活場面として、卯月には一人でステージに立つ場面が与えられた。
ならばそこは、卯月個人の成果を対応させるのがふさわしい。

>奇を衒わない普通のフィクションとして描くのであれば、前話までのあれだけ深刻で
>長期にわたる危機に引導を渡すためには、疑いようもなく明確に、卯月自身が、
>今までできなかった成果を挙げ、それを本人が観て自分の価値を確認しなければならないのだ。

自分はあの歓声を受けて
「疑いようもなく明確に」「それを本人が観て自分の価値を確認し」たから
（もちろんそれだけじゃ無い）涙と笑顔だと感じたよ

>>34856
ＮＧが抱えていた諸問題とＮＧ個人個人が抱えていた問題は切っても切り離せないもんだと思うんですけどね。
２３話・２４話と解答編みたいなものが連続したのも根底にはそれがある気がします。単発回ごとの評価を重点にしすぎちゃいかんでしょうね。

卯月復活のステージを見て何かを感じ取ったはずの美城常務が、最終話においてもなお自説にこだわっていた。
そのことが、卯月のあのステージの効果に疑問を抱かせるし、２クール目を通して描かれてきた物語がうまく結末を迎えておらず、エピローグで描かれた完全和解の世界につながらないように思える。
製作者の意図をつかみかねる部分だ。

「卯月のあのステージの効果」は卯月自身の再起に関わった。常務に影響するかはまた別の話。

「何かを感じ取ってもそれをまだ完全に受け入れられない」という展開は珍しいものではない。

そもPと常務は「完全和解」してない。互いの路線を認め合い過度の干渉はしないようになったが。

>初イベの客が少なかった原因は、未央一人ではなくニュージェネレーションズ、さらにはラブライカも含むものであったわけで
初イベの客数は順当な数でしょ。NGやLLがなにかしらやらかして客を減らした事実はないし、原因として挙げられるいわれもない