美城常務とは、アニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」の登場人物である。
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タイプ:不明 | |
年齢:不明 | ||
誕生日:不明 | ||
身長:170㎝台 | ||
体重:不明 | ||
3サイズ:不明 | ||
血液型:不明 | ||
趣味:不明 | ||
利き手:不明 | ||
出身地:不明 | ||
CV:田中敦子 | ||
「個性を伸ばす、大いに結構だ。 しかし時計の針は待ってくれない。」
概要
346プロダクション(以下346プロ)の常務取締役で、アイドル事業部統括重役。アイドルにとっては自分達のプロデュースや関連事業をまとめる存在であり、会社員である武内P、千川ちひろ、今西部長にとっては上司になる。常務は現会長の娘であり、苗字から言っても創業家出身だと思われる。アイドル事業部統括重役に就任する前は、ニューヨークにある346プロの関連会社に出向していた。
初登場は第13話(第1期・最終話)の最後の方。この時は346プロ本社ビルの屋上からダイブしつつ光学迷彩を身にまといながらの机に座る遠景と、顔の下半分のみの登場であり、名前とハッキリとした姿、そして中の人は分からなかった。本格的に登場するのは第14話(第2期・第1話)以降である。
1期終了時点では961系社長、シンデレラの継母役、P狙いの大手プロダクション社長等、
人物について黒幕めいた様々な憶測が飛び交っていた。
容姿
シンデレラガールズの中でもかなりの高身長である高垣楓(171cm)よりも更に高い長身でスラっとした体型をしており、気の強さが表れた整った顔立ち・くびれ・美脚・おっぱいが揃った、典型的な妙齢の堪らん女性上司。長い黒髪をアップで束ねている。
会社の重役と言うこともあってか、今の所は華美な服は見られない。グレー系のスーツと黒のストッキング(ふぅ…)、黒いハイヒール(ふぅ…)、そして白いインナーを着用。白いインナーは普通のブラウスではなく、谷間が見える(ふぅ…)ものを着用。それに比してアクセサリーはやや華やかで、小さな飾りのついた金のネックレスと、エメラルドと思しき翠の石がついたイヤリングを装着している。
人柄
性格について端的に述べると。気は強く優秀なようだが、本人も自覚するほど短気で、手法には強引なところも感じられる。部下には厳しい顔も見せるが、彼女なりに気遣っている様子も感じられり、また公平に評価しようと務めているようだ。帰国したその足で346プロに出社していることから、バイタリティ溢れるビジネスパーソンであることが伺える。つまり「CV:田中敦子」ということである。
武内Pに対しては、初対面時に「優秀な人材は大歓迎だ」と好意的な評価を伝えた。恐らく、事前にアイドル事業部に関する全ての資料に眼を通していたと思われる。ただ、武内Pのネクタイがたまたま緩んでいたのを見逃さず、常務は彼のネクタイを自ら締め直し次のように伝えている。
優秀な人材は評価するが、仕事においては常に細やかな注意を求めると言うことだろう。待てよ、常務に会う時にこの手を使えば常務がネクタイを…武内Pぃ!おまえやるなぁ!
このほか、ニュージェネレーションズを名指しで「頑張りなさい」と声をかけている。わざわざ控室に足を運んでまでこのセリフを言うあたり、彼女達に対する期待は高そうである。
今西部長は常務の部下になるが、彼女に対しては砕けた話し方をしており、逆に常務は部長に敬語を使っている。これは二人は彼女が幼い時からの知り合いだからであり、会社の成長過程もこの目で見てきた。
346プロ会長、つまり彼女の父親になるわけだが、その関係性は不明。今西部長が会長への帰国の挨拶を促した時には「父にはメールで知らせてありますから」と返答している。単にドライな性格なのか、それとも何か含むことがあるのか…。
後述の仕事ぶりやあまりの強引さから、時間には特にうるさく、早急に成果を出すことへの強迫観念が感じられる。一方、武内Pのようなバイタリティ溢れる者は楯突く者でも好待遇を与えたり、シンデレラを髣髴させる表現を言葉の端々に使用しているあたり、ワンマン、効率厨と呼ぶにはまた違う印象を与えている。
仕事ぶり ~経営者として~
彼女の仕事について考察する前に確認する点が一つ。彼女は「常務」、つまり経営者サイドの人間であり、従業員であるプロデューサーとは立場が全く異なる。そして本来アイドルの企画を進めるのはプロデューサーの仕事。独自に企画を進めたりアイドルをプロデュースしようとしたりするなど非常にバイタリティ溢れる行動で忘れがちだが、彼女のメインの仕事はあくまでプロデューサーや部門の統括である。
アイドル事業部統括重役として最初に行ったのは、自身の方針を部長や各プロジェクトの担当プロデューサーらに伝えたこと。その内容は、現在のプロジェクトを全て解体し白紙に戻すことだった。その理由は「今のやり方では成果が出るのが遅すぎる」から。アイドルを厳選・序列化し、346プロのブランドを確立させることが狙いのようだが、あまりに突然の、且つ大胆な改革によりプロデューサー達はもとより、アイドル達にも大きな衝撃が走った。そのあまりの急な舵取りに今西部長も「強引すぎやしないか」と苦言を呈したほど。そんな彼女の目論見は「かつての芸能界のようなスター性、別世界のような物語性の確立」。バラエティ路線を縮小し、アーティスト性を高めるという一昔前のアイドルのイメージを前面に出した方針だが、多角的に活躍してきたアイドルは当然キャラクターの見直しを迫られることになる。
しかし、確かにリストラ(Restructuring=再構築)を断行し、「私の厳選した企画に適合したアイドルのみ選出、強化する」とは言うものの、下手にバッサリ人材を切り捨てても346プロを縮小させかねない。 アイドルに求める理想はあくまで個人の理想、常務の理想に合わないアイドルであっても個性を蔑ろにする発言はしておらず、その姿勢は17話で色々アレなアイドルに対し従業員を通して己の方向性を自ら決めさせるのみに留めたり、18話でKBYDが普通に仕事をし、幽体離脱フルボッコちゃんはフィギュア化し、楓や夏樹に仕事を断られても普通に活動させているあたり、アイドルに対しては非常に寛大である。 アレなアイドル達も、武内Pに協力している形とはいえ、キャラをそのまま通すことを選んでいることからもそれが窺える。 一方、23~24話で卯月を「切り捨てろ」と武内Pに進言しているが、何ヵ月も仕事に穴をあけ、CPやPKに迷惑をかけ、ライブ前日に曇った顔を見せられたら流石に経営者として見過ごせないだろう。「君の輝きはどこへ行った。」これが卯月に対する常務の評価だろう。
シンデレラの舞踏会についても個人的な感情は抜きにして、経営者として企画者の武内Pに対し高い評価をしているあたり、成果を挙げれば方向性が明後日の方向に向いてもきちんと評価してくれる。
社内の様子を見ると、白紙化宣言後こそ慌ただしい様子を見せたものの、20話NO MAKEの様子から従業員はテキパキ仕事をしだした模様。「白紙化」とはいうがCPやフルボッコちゃんを見れば分かる通りそのまま続けても構わないのだ。アイドルに話を持ちかける時も手法は強引であれ、強制したことは一度もない。それはアイドルを助けるプロデューサーとて同じこと。武内Pのようにソリが合わなくてもやる気と成果の見込みさえあれば独自に裁量権を与える程。アイドル事業の主役はあくまでアイドルなのだ。
仕事ぶり ~プロデューサーとして~
そんな彼女は統括重役兼常務取締役という立場でありながらプロデュースもやる気満々。末恐ろしいバイタリティの持ち主である。が、やり方が強引ゆえか高垣楓、木村夏樹らには仕事を断られる。一応、そこから得た教訓は秋フェス然りしっかり学んでいる模様。だからといって直々に現場に足を運ぶあたりそのバイタリティは尋常じゃない。
常務の理想を体現した改革の目玉として、秋フェスに向け「Project Krone」が始動。やはり常務はCoPのようだ。だがその分宮本フレデリカの浮きっぷりが(ry。美しい城にはそれに見合うお姫様。そのプロジェクトに部署の垣根は存在せず、シンデレラプロジェクトも巻き込まれていくことになる。
武内Pとはアイドルの方向性で真っ向から対立しているが、彼の考えを否定する発言は一切していない。「気に入らない」とは言うものの、それは武内Pの方向性に対する個人的な感情であり、その方向性についてポエムバトルを幾度となく繰り広げた。結局平行線のまま進むことになったようだが、同時にアイドルがその平行線を超えられるとポエムバトルの末に感じ取ったようだ。
経営者とプロデューサーの二足の草鞋を履く常務、その仕事ぶりは今西部長に「手腕は本物」と高く評価されている。20話NO MAKEから「従業員に仕事をさせる」経営者の仕事が、24話NO MAKEから「アイドルを売り込む」プロデューサーの仕事が大きな成果を挙げていることが窺える。
1期の346プロ
その改革の手はアイドル部門の範疇に収まらず、会社全体に渡っている。ここまで強引に改革を進めなければならない背景ははっきりと描写されたわけではないが、1期を見てみると……
- 卯月「あんな風(高垣楓in仕事モード)になれたらいいなぁって……」→上 田 し ゃ ん
- 武内P「シンデレラプロジェクト、始動です。」
- みくにゃんのストライキ
- 頭脳城→筋肉城
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- 自社番組だからといって本番直前に番組を変えるというちゃらんぽらんっぷり。真っ先に常務の手にかかったのは言うまでもない。
……とまぁ、常務が改革に乗り出したくなるのも分かるような描写が散見される。KBYDの様子を見るに、改革のあおりを受けて仕事が減ったアイドルもいるが、それは一時的なことでプロデューサーが頑張ればすぐに埋められる程度のものだったようだ。武内P以外が沈黙していたのはそういった事情があるかもしれない。
デレステへの登場
リズムゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』(デレステ)では、武内P、今西部長とともに、アニメBD・DVDの購入特典アイテムとしてまず登場。アニメ9巻に付属する特典コードでもらえるルームアイテム『事務所ドア』を設置すると、ルームに美城常務(アニメ本編後の設定らしく、肩書は美城「専務」)が現れ、タッチすると様々な台詞を喋る。アニメ本編よりは少し柔らかい口調になっている模様。
その後、「絶対特権主張しますっ!」イベント以降において、ゲーム本編にまさかの登場を果たし、部下であるプロデューサー(プレイヤー)に「仕事」としてイベントミッションを依頼してくる。本家やアニメ版とは違うパラレル設定である『デレステ』において、特典アイテムを除けば、アニメオリジナルキャラクターが『デレステ』本編に登場するのは初めてのことだった。
元々アニメ版の中でもかなり賛否が激しいキャラなこともあり、彼女がデレステに登場した際は「アニメの世界観をアニメ以外に持ち込むな」「俺は常務の部下になった覚えはない」といった反発の声も目立った。ただ蓋を開けると、やはり本編後設定ゆえかかなり優しい物腰になっているほか、登場するたびに枕詞のように「専務の美城だ」と発言するのが、常務と呼ばれ続けることに拗ねているように聞こえること、ミッション達成のたびに「有能すぎるのも困りものだな」とご褒美のジュエルをくれることなどから、「ツンデレな大阪のおばちゃん的上司」として妙な人気を得ていたりする。
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関連項目
- アイドルマスターシンデレラガールズ(アニメ)
- Project Krone
- 武内P / 千川ちひろ / 今西部長 - 部下
- 美城常務と武内P
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