ニコニコ大百科

>>29
マジレスするとポルトガル語圏の人名慣習で、ボルジェス・デ・アランテスが母姓、オリベイラが父姓だと思う
つまりドイツ語圏ルールになるとだいぶ変わる
エンリケ・マルチノ→ハインリッヒ・マルティンなので、ハインリッヒ・マルティン・フォン・ローエングラム、かな
ちなみにオリベイラは「オリーブの木」って意味

>>30
>>23の書いてる通り、ボルジェスが母姓でそれ以下が父姓ぽい、修正

ご唱和ください我の名を！

エンリケ・マルチノ・ボルジェス・デ・アランテス・エ・オリベイラ！！

>>30
黒幕と言うほど主体的に掌握してる印象はないかな…してるとしたらトリューニヒトも真っ青の演技派だけど
言葉遊びの域かも知れんけど、当てはめるなら元凶の二文字の方がその文脈にはしっくり来る

「戦争による損害」と「平和による堕落」が両方起きてたのが末期の同盟だと思う

そもそもエル・ファシルみたいな最前線ならともかくハイネセンみたいなところなら戦火がくる事はまず無いし
徴兵はされても実際に最前線で戦ってるのは少ないし
反帝国の世論はあっても本気で国のために自分を犠牲に戦争なんて考える過激派は少数で
オリベイラの言う「戦争が人を向上させる」ってのが当てはまる人間は少ない

特にエドワーズ委員会が「国の重要人物とその家族が戦争に参加してない」って指摘してたし
所謂「上級国民」ならなおさら戦争に参加してる意識なんか薄いと思う（或いは意識だけは高いなんてのもあるかも）
ヤンが嫌いな「安全なところから戦争を煽る」なんてのは「戦争中の平和による堕落」の最たるものだと思う

関連項目　寿限無

「平和が人を堕落させる」というオリベイラの思想についてはラインハルトと会見した後のヤンも同じ事を考えてるんだよな

じゃあ戦争し続けてるはずの同盟人の精神はそんなに向上したのかって話になるわけだけど

でもゴールデンバウム朝が同盟と戦争してなかったらラインハルトは皇帝までいけなかったよね

>>37
何回か読んでて気づいたけどヤンだけじゃなくユリアンも同じこと考えてた

ラストで「（話し合えば済む事で血を流さなければいけない事について）愚かしいかもしれないがそれを失った時人類は進化を遂げることができるのだろうか」って言ってる

ヤン・ウェンリー
「自由にとって良き環境は自由そのものを堕落させる」

ユリアン・ミンツ
「人間は血を流さずに進化することは出来ない」

エンリケ・マルチノ・ボルジェス・デ・アランテス・エ・オリベイラ
「平和と自由は人を堕落させ、戦争が人間や文明を進歩させる」

主役2人がたどり着いた答えに先にたどり着いていたエンリケ・マルチノ・ボルジェス・デ・アランテス・エ・オリベイラはやはり天才

>>39
ユリアンは「流血をしなければ人は進化できない」なんて一言も言っていないぞ
全ての事が話し合いで解決できるようになった時、それは人類の進化なのかそれとも進化とは言えないのかという話でしかなく
ヤンもユリアンも最終的には戦争と言う物を否定している

なので、二人の意見は戦争によって人類は発展するというオリベイラ学長とは完全に真逆の思想だよ

戦争が必要を生み各種技術を発展させ目的意識によって精神を規律するという側面があるのは事実。
だが、主人公二人は「だからと言ってその他の負の側面受け入れてまで必要なことなのか？ほかに手段はないのか？」と葛藤してるのに対して、以下略さんは「だから戦争は正しい」と短絡的に決めつけてる。しかも自分は戦争から離れた首都星で。


……ぶっちゃけ、ある種の進化は確かに戦乱期に起きてるかもしれんが、当の進化を謳歌してるのはその後の平穏期の方だし。

長過ぎる名前が（おそらくわざと）一々フルネームで書いてあって、文字数の結構な部分がそれで占められてそうなの草生える

>>32
どうかな。やっぱ>>30であってる気もする。スペインだと父姓と母姓の間に「イ」ってのを入れるからこの場合「エ」が区切りなんじゃないかな

　今から、オリベイラ学長がフジリュー先生の銀英伝でどのような最期が描かれるのかが、気になります。

「人間は堕落しやすい生き物だ」
も百歩譲って
「戦争が終わった途端、もう要らぬとあろうことか命を懸けて守った国と民に見捨てられ途方に暮れる愛国の勇士がどれほどいることか！」
と軍縮に伴う退役軍人達の窮状を訴える軍の高官辺りだったらまだ言わんとしたことも説得力があったかもしれないが、
かつての兵役くらいは就いてたかもしれないが戦争と最も縁遠い立場の人が、それも自由のため死なさない未来のため戦ったアーレ・ハイネセンの遺志の継承者たるべきはずの人物が口にしてしまったというのが辛い

多分この人の名前とかのモチーフは
ポルトガルの元学者で独裁者の
アントニオ・デ・オリヴェイラ・サラザール首相かな

エンリケ以下略先生の思想が正しいかどうかが問題ではなく、口だけで行動が伴わない点、その言説に伴う犠牲を自分は支払う気がない点が問題なんよね

人類に必要なのは「競争」であって、戦争は多くの場合、「競争」ではなく「弱者の淘汰作業」に過ぎないよ。だって、戦争開幕でやる事と言ったら「相手の補給ルートを叩く事」であり、すなわち戦闘力の低い民間人の虐殺だから。
戦争したくない人まで強制参加させられる最悪のサバイバル・ゲーム。弱者は一方的に消され、ワンサイドゲームが横行し、勝者にも敗者にも大した経験値にならない。というか、敗者は1乙で永遠にゲームから排除されるわけで。戦争は、人類最低のクソゲーだと断言していいぞ。
そして、そんなものを「賢明な選択」とか抜かしている者が中央大学の学長とか、自由惑星同盟がいかに末期かがよく分かる一例だよ。

…というか、恒星間国家を築く超高度文明の段階になってまで、まだ物理的に戦争してる世界というのが正直意味不明なんだけど(資源が欲しけりゃ小惑星帯で好きなだけ採掘でもしてりゃよかろ？誰の邪魔も入らんし)、それ言い始めると作品の世界観自体の否定にしかならんので、そこは突っ込まないでおく。