けいさんゲームとは、1986年に東京書籍から発売されたファミコンゲームである。
けいさんゲームは5本あり、1年、2年、3年、4年、5・6年と分かれている。 1年~3年は4月に発売、4年と5・6年は10月に発売されている。
1年~3年は4種類、4年と5・6年は2種類のゲームがあるが、ほとんどは式の答えや式の穴埋め問題をひたすら解いていくだけの内容で、ただ数字の選ばせ方が変わっているだけである。1年~3年は、非常に単調なゲームばかりであったが、4年と5・6年では、ある程度は遊べる内容になっている。
小学1年では「算数」という漢字はまだ習わない。カセットには、うさぎとレースカーが描かれている。
いずれも残り人数は4で、答えを間違える・ゲーム別のミスをするごとに残り人数が減り、0でミスするとゲームオーバー。正解するごとに10点入る。コースは1・2があり、コース2はゲーム自体の難易度が上がる。
横スクロールのレースゲーム風。ラスタスクロールによって、背景に遠近感が出ている。
0~10の足し算の問題を上下キーで車を移動させながら、数字が付いている車にぶつかる形で答える。ミスで自分の車が爆発する。何の数字も付いていない車にぶつかった場合もミス。
50点・100点・150点取ると移動スピードが上がり、難しくなる。
コース2では、スピードが速くなっていたり、自分の車の位置が真ん中らへんになったり、後ろから車が出てきたりと、難易度が上がっている。
庭の中にウサギ(自機)と、敵となる毛虫、0~10の数字パネルがある。
引き算の問題(2-1=・10-0=)を答えるもので、毛虫に当たらないように上下左右キーでウサギを移動させ、AまたはBボタンを押しながら数字パネルをまたいで数字を選択した後、出現した出口まで行く形で答える。正解すればハートマークが出て仲良くなるが、不正解ならフラれる。 また、出口に到達するまでに毛虫敵に当たった場合もミス。
数字をまたぎながら移動することで2倍速く移動できるので、敵をかわすのに役立つだろう。
変な巨大顔の口の中に、自機キャラの「ミルミルくん」と、敵のばい菌が1匹いる。そして、歯が上下あわせて8本あり、それぞれ11~18の数字が書かれている。
11~18の足し算の問題(5+6=・9+9=)が出題されるので、敵に当たらないようにミルミルくんを左右キーで移動、Aボタンでジャンプする操作を行いながら、正解の歯が11~14であれば上+B、15~18であれば下+Bを押して、ミルミルくんが変化したドリルを歯に当てて治療するという答え方になる。 ミスするとミルミルくんが画面外に放り出されて、巨大顔の目から涙が落ちる。敵に当たった場合もミスとなる。
敵も左右に動くが気まぐれに方向を変えてくるため、飛び越えてかわそうとしてもタイミングが悪いと敵に触れてしまうのが、このゲームの難しさであったりする。
50点・100点・150点取るとゲーム自体のスピードが上がり、難しくなる。
コース2では、敵のばい菌が2匹になり、避けるのが難しくなる。また自機のスタート位置は、コース1では左右の端どちらかからであったものの、コース2では加えて真ん中から開始することもある。
画面下に気球が9つあり、1~9の数字が書かれている。 上には鳥が飛んでおり、一番上の鳥は気球を固定しそうな青い物体をくわえている。
答えが1~9の引き算の問題(15-6=・10-9=)が出題されるので、自機キャラを左右キーで移動し、答えの数字が書かれている気球にAボタンを押して乗る。 気球に乗った後、一番上の鳥は右に移動し始めるので、上下左右キーで途中の鳥にぶつからないように気球を移動させ、一番上の鳥の持っている青い物体に気球をくっつけて答える形となる。
敵の鳥に当たったり、一番上の鳥が右端まで移動する(時間切れになる)とミスとなり、気球が燃えて下に落ちる。
この学年のゲームは、すべて上下左右キーで普通に数字を選んで答える形式になっている。カセットには、ペンギンがゴルフをしている姿が描かれている。
自機は矢印。左右下キーで方向転換し、上キーで向いてる方向へ1マス進む。迷路のどこかに隠されている宝物を取り、外に出ることが目的。 方向転換したり進んだりするたびに体力が減っていく。 また、迷路を進んでいると敵と遭遇し、計算問題が出される。間違えると体力が減る。体力がなくなったらゲームオーバー。
迷路のコースの大きさは3種類あり、8x8マス、8x16マス、16x16マスがある。
自機はペンギン。タイミングよくAボタンを押して飛距離を決める。その後、飛距離の合計を自分で計算して答える。正解なら続けて打てるが、間違えるとやり直し。 これを9ホールプレイする。
時間内に九九の問題を解いていく・・・だけ。
ロボットの部品がベルトコンベアで流れてくるので、落ちる前に問題を解いて組み立てる。部品は7つあり、完成すると体力が回復する。 問題を解いている間は、体力が減り続ける。また、間違えても体力が減る。体力がなくなったらゲームオーバー。
時間内に九九の問題を解いていく・・・だけ。
9x9のマスがあり、黄色いマスと青いマスがある。モグラが黄色いマスから出てくるので、そのマスの問題(たとえば、縦3横6の位置だと3x6)を解いてモグラを叩くゲーム。問題を解いている間は、時間が減り続ける。また、間違えても時間が減る。時間がなくなったらゲームオーバー。
モグラは叩かれた後、天に召されていくので、もぐら撲殺ゲームと言っても良い気がする。
すべての黄色いマスの問題を終えると、次の面へ行くが、全問正解の場合はボーナス点が入る。
いよいよ割り算が出てくる。大人でもうっかりすると計算ミスすることがあるので注意。カセットには、潜水艦と機長が描かれている。ぽちっとな
水中に0~9の数字があり、水面には地雷を落とす船が浮かんでいる。
問題は、コース1が割り算の答えを求める「○÷○=?」で、コース2があまりを求める「○÷○=○…?」である。
自機は潜水艦で、これを上下左右キーで移動させ、答えの数字のところにいってAボタンを押すと答え合わせ。正解なら100点。間違ってたらミスで、消しゴムが出てきて直される。5回ミスるとゲームオーバー。
数字のところまで移動するのを、いじわるな船が地雷を落として邪魔してくる。点が増えていくごとに、地雷を落とす間隔が短くなっていく。当然地雷に当たるとミス。これが結構厄介で、ミスの原因はほとんどこいつのせいである。一応、出題から移動までの間はボタンを押すまで動かないので、考える時間が与えられているだけマシである。
ところで、このゲームの潜水艦には、なぜか「Z-80」と書かれている。しかし、ファミコンのCPUは6502カスタムである。けいさんゲーム算数1年~3年のゲームでは単色スプライトが多いことを考えると、もともとはMSX辺りの別のハード用に作っていたものだったのかもしれない。
舞台はどこかの星の上。UFOが上下に配置されており、上に数字が並んでいる。
問題は、コース1が2桁×1桁、コース2が3桁×1桁になっており、その答えの1桁が穴埋めになっている。
左右キーで横移動、Aでジャンプ、Bで真上にゆっくり飛んでいく。Aのジャンプは下にいるUFOを飛び越えるためのもので、Bは真上の数字に飛んでいくためのもの。真上に移動中は横移動は一切出来ず、数字と数字の間の何も無いところにあたると真下にゆっくり移動する。数字にあたれば答えあわせ。正解なら100点。間違っていたらミス。
上にいるUFOに当たると、一番下まで一気に戻されるだけでミスにはならない。下にいるUFOは当たるとミスになる。UFOが絶妙な位置にいて、上のUFOに当たって下まで戻されたら、その真下にいた下のUFOに当たってミスになるというコンボに注意。
500点・1000点・1500点取るとゲーム自体のスピードが上がり、難しくなる。けいさんゲームではよくあること。
割り算の問題が筆算で出題され、答えを導く過程の数字が虫食いになっている。自機キャラを左右キーで移動させ、敵をAボタンのジャンプで飛び越えつつ、正解の数字に行き、Aを押す。正解なら100点入る。そして、筆算が完成すれば500点入る。不正解だったり敵に当たったりするとミス、自機キャラが画面外に飛んでいく。5回ミスるとゲームオーバー。
敵を飛び越える際、最悪のタイミングで敵が移動方向を変えてくることがある。これによってミスになることがあり、注意が必要。
掛け算の問題が筆算で出題され、答えを導く過程の数字が虫食いになっている。自機キャラの車を上下左右キーで移動させる。□(四角)の中に入ると数字が現れるが、Aボタンを押すと答え合わせ、答えと違う場合は十字キーで出る。なお、□の中には敵車は入ってこない。
正解なら点数が入る。筆算完成で500点。間違えたり敵車に当たるとミス。5回ミスるとゲームオーバー。
点数が増えるごとに敵車のスピードが速くなっていく。自機の車のスピードよりも速くなるため、運ゲーになったりもする。
掲示板
5 ななしのよっしん
2014/10/13(月) 14:39:10 ID: haLslalLeF
関連動画にこれもあるとうれしいかもw
>>sm4865463
鳥類が気ままにゴルフw
6 ななしのよっしん
2019/01/11(金) 07:57:41 ID: 4x2InY96Ic
>>もともとはMSX辺りの別のハード用に作っていたものだったのかもしれない。
とあるが、実際、1年生から3年生までは、T&Eソフトという会社がMSX向けに作ってたものの未発売に終わったやつの移植だよ。
456年生は別メーカーの開発。
7 ななしのよっしん
2022/06/16(木) 20:10:41 ID: wewAQzA/vs
MSX版の1~3年をT&Eソフトが開発、未発売
HAL研究所が1~3年をファミコンにベタ移植、
4~6年はHAL研究所がイチから開発、という流れっぽいな
急上昇ワード改
最終更新:2024/03/29(金) 02:00
最終更新:2024/03/29(金) 02:00
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