でじこミュニケーション2とは、カードバトルと経営シミュレーションを組み合わせた全く新しいと言い切れるかは不明なゲームボーイアドバンス用ソフトである。2004年7月15日発売。
尚、2の読みは「にょ」である。副題に「打倒!ブラックゲマゲマ団」が入っているが記事名が長くなりすぎるので省略する。
https://www.broccoli.co.jp/dejiko/digicomu2/index.html
そして最新のWindowsで↓からおためし版をダウンロードしてかいつまむがいいにょ
https://www.mtwo.co.jp/dc2trial
前作のでじこミュニケーションではかなりガチガチな経営シミュレーション(それこそ店員の調子を管理したり商品をいくつ仕入れるかなど)だったがそれが簡略化され、一方でカードバトル要素を盛り込んだアグレッシブな意欲作になっている。また、世界観は秋葉原のゲーマーズで働くいつものD.U.P.の位置付けの一方で「デ・ジ・キャラットにょ」のまねきねこ商店街の面子がときどき出てくるごちゃ混ぜと化している。その上で暴れん坊を召喚で出すことができるためどっちの世界観なのかは深く考えてはいけない。
また、1の場合はぷちこの衣装がセーラー服に提灯ブルマという秋葉原に居るときの格好だが、2の時はまねきねこ商店街に居るときの青いワンピースになっている。これは2022年末に公開された「令和のデ・ジ・キャラット」の第13話でも異世界転移の形でまねきねこ商店街に訪れた際に反映されているため、そういう力が働いているものと考えるべきであろう。(秋葉原に戻ってきたときは服装は元に戻った)
勝利条件として「~万売り上げろ」とか「~人呼び込め」とかあるが、基本的には相手とのルーレットバトルである。いかにルーレットを成功させるかにすべてがかかっている。
フェイズは「開店前」「営業中」の二通りで開店前にしごとカード付け・余計なカードを捨てる、営業中に店長カードの発動や会員の増加・来店客数や売り上げの蓄積or1日ごと判定等が行われ、規定数に達したところで勝敗が決まる。
お客さんは1日のうちに何の特殊効果も働いていなければ基本的に500人の取り合いとなり、人気ゲージの傾き具合によって来客数・売り上げともに差が出る。同じ種類のしごとカードを各店員につけていくとコンボが発生して効果が上がる。最初のうちは後述する整とんをコンボさせつつ店長カード等のコストとして使える別の種類のカードを置いておく、みたいな戦略を取るのが楽。
基本パラメータの「人気」が相手より低いままだと客が来ず、「お店の金額」が低いままだと売り上げが低い。どっちも上げて有利に動く必要がある。会員はその日の人気が低くてもとりあえず固定客が来るので伸ばして損はない。
本作はステージ制かつマルチエンディングである。勝利すればデッキに使えるカードがひとつ増える他、EX勝利条件を満たしているとさらに使えるカードがひとつ増える。節目以外で負けても変化なく進行するが、ストーリー進行中の後戻りはできない。編ごとの節目となる第5戦で分岐し、分岐しないで6戦目(ぴよこ編だけ諸都合で4戦目、また例外あり)が追加される「ファイナル」にあたるルートで勝利すれば1周クリア。一度もクリアしていない最終戦をクリアするごとにルートが追加され、負け勝ちルート(最初)→勝ち負けルート→勝ち勝ちルート→負け負けルートの順で攻略していく。ちなみに解禁されてないルートに行こうとするとなんかの横やりが入って勝敗結果が捻じ曲げられる。
なお、でじこ編ファイナルだけ2つ用意されている(負け負け勝ちor負け負け負け)。これらは勝敗結果が捻じ曲げられるわけではないが、実質負け負けルートを2周要求される。
ストーリー進行中勝利すると多めの「ゲマコイン」をゲットすることができる。(負けてもちょっとは貰える)節目となる戦いの後にお店にグッズ等をゲマコインで買って置くことにより、特殊効果を得て有利に戦うことも可能。ただしステージによってはグッズは決められたものに置き換えとなる。1周クリアごとにクリア時点のお店を保存することもできる。
そしてゲームを進めるとステージセレクトが解禁される。またゲットしたカード・作ったデッキはそのまま次の周回に全部利用できる。ただしこのモードはステージが選べるだけで新しいルートに進むにははじめからストーリーを進める必要がある。ここでしか遊べないEXステージもあり、ある条件を達成することで遊ぶことができる。ちなみにその条件は「配布」「配布」「通信対戦5回」と非常にえげつない。
また、割とどうでもいい小ネタになるがこのゲームに出てくるニセでじこはワンダフル版の"簡単なめくじ"みたいな姿ではなくクリスマススペシャルのOPで出落ち気味に出てきたカクカクポリゴンの謎でじこ[1]である。これの他に該当箇所は同じ映像と曲が使われたお花見すぺしゃる・なつやすみスペシャル本編のどれでも出てこねえってのによく拾ったな…
種類ごとに順番に解説していくが、ストーリーの進行状況上で手に入るカードはこれらの順番とは全く一致していない。
開店前のフェイズで最大3枚付けることができる。付けるものが無いときや付けたくないときは代わりに手札を捨てることで動作の代用が可能。手札はデッキ枯渇前までは開店前に必ず7枚まで補充されるため、狙いのカードが来なかったら使うか捨てることに越したことは無い。デッキが切れかかると手札が7枚は補充されなくなり、ちょうど全部使った後に捨てられた札の山からデッキにすべてカードを戻してまた使える。
店員たちに付ける用の効果がそれぞれ異なる基本的なカードが「よびこみ」「販売」「整とん」。たくさん重ねると効果が強くなり、その日の基本パラメータとして機能する。よびこみが人気(客の入り)、販売がお店の金額(客の買い物単価)、整とんはその両方に影響するが前の二つより効果が薄い。
それと別に「会員」というものがあり、よびこみより1枚ごとの客の入りの効果は薄いが日を跨いでも客の入りを底上げ(会員数)してくれる。ひとりの店員のカードの効果を丸々コピーしてくれる「ものまね」なんてのもある。が、成否には後述するルーレットが絡む。
このルーレットには「☆」「ドクロ」「×」の三種類があり、×だと不発に終わるのだがものまねカードの場合不発すると即捨てられてしまう。そしてドクロの効果は「暴発」でものまねカードの場合ものまねした状態で相手の店舗を手伝いに行ってしまう。
これらのカードは営業中に後述する店長カードの「コスト」として機能して都度捨てたり、開店前につけた「ターボ」と呼ばれる種類のカードの影響を受ける。また店長カードの効果によっては数が大幅に増えたり減ったりする。「ものまね」はコストを支払う場面ではものまねカード1つに変化する。
しごとカードの代わりにつけることができて、相手の基本パラメータを奪う仕事を担う。ただし成否にはルーレットで☆を当てないといけない。不発すると即捨てられてしまう。そして暴発効果は自分の店舗の基本パラメータを奪って相手の店舗に渡す。該当するカードは「にせよびこみ」「にせ販売」「にせ会員」。
ちなみにそれらのカードの効果を特にルーレットも無しに無効にする「ガード」というのもある。
しごとカードの上につけてその日だけ倍の効果を得られる。その日が終わるとしごとカード1枚と共に捨てられる。「×2」「×3」「×4」「×5」とあるが、そのうちの「×5」は前述したEXステージの「通信対戦5回」で出てくるステージ・EX3じゃないと手に入らない。
このゲームにおいての最も重要な駆け引き。前述した「コスト」を支払ってルーレットの成功もとい暴発で効果を発揮する。
「イベント」はその日の人気、「大セール」はその日のお店の金額を×2、暴発すると1/2。
「客離れ」は成功で相手の会員を0にして、暴発すると自分の会員を0にする。
相手の店員を指定し、成功させるだけで相手のしごとカードの効果どれかをその日に無効にできる。暴発すると自分の店員の誰かがさぼる。後述する"お手伝い"にさぼりがぶち当たると帰って行ってしまう。
成功すると相手の店舗の店員どれかをその営業日に自分の店舗で働かせることができ、暴発すると相手の店舗に自分の店員の誰かが行ってしまう。コストを支払うときは操っている店員のものは使えない。
成功すると相手の店舗の指定した店員のしごとカードがターボカード含め捨てられる。暴発すると自分の店舗のどれかのしごとカードがターボカード含め捨てられる。
成功すると相手の店舗の指定した店員のしごとカードをまとめて自分の店員のものにできる(ターボは手に入らない)。暴発すると自分の店員のしごとカードが相手の店員に吸い取られる。(ターボが付いていると捨てられてしまう)
成功すると召喚し、それぞれが特殊能力を持つ。暴発すると自分の店員の誰かがしごとをさぼるだけ。
ちなみに「ぴよこ」はEX1、「ミルフィーユ」はEX2でしか手に入らない。
また、ミルフィーユはストーリーモードには出てこないゲスト出演である。
(ひととなりは「ギャラクシーエンジェル」の記事参照)
余談だが、でじこたちでもグッズを準備する前提で特殊能力の獲得が可能になっている。
成功すると召喚し、相手の店舗で暴れて相手のグッズ効果を無効にする。1日が終わると1/2の確率でいなくなる。暴発すると当然自分の店舗で暴れて自分の店舗のグッズ効果を無効にする。
成功すると自分の店舗の人気と相手の店舗の人気(会員除く)が逆転する。暴発すると自分の店舗の客が相手の店舗に行く。
成功するとその日の相手の店舗のお店の金額がマイナスになる。暴発すると自分の店舗が以下略。
成功するとその日の相手の売り上げを全部ぶんどる。暴発すると相手にぶんどられる。
ちなみに返品・ぶんどり両方とも暴発させると相手にマイナス売り上げを押し付ける凶悪コンボが発生する。
成功すると相手が付けたターボカードを無効にできる。暴発すると自分が付けたターボカードの…だが該当店舗でターボカードが何もついてないと何も起きない。
成功すると自分の店舗の、暴発すると相手の店舗のターボカード段階が1上がる。何もつけてないと×2が生えて、×5に対して効果が発揮されるとなんと×6になる。
コストが増えた代わりに一気に全員さぼらせられる。暴発するとご存知の通り。
助っ人を呼んでいるときにこれを暴発させると大ピンチである。
コストが増えた代わりに一気に全員操る。暴発すると店員全員操られてしまう。なお、助っ人がいるときに暴発しても帰ったりはしない。
分の悪い賭けが大嫌いなひとご用達。成功するとその日のルーレットの動きが遅くなるが、暴発すると逆にわけわかんなくなるくらい速くなる。しかし暴発しているときのルーレットはかえって☆に止まりやすい(占有面積が他のマークより広いため)。
まごうことなき大コンボへの道、成功するとその日の店長カードのコストが無しになる。暴発すると相手のコストが無しになる。
盤石でありたいあなたに。これを成功させるとその日の店長カードが自分相手共に使えなくなる。暴発すると自分が使えなくなるだけ。
成功すると売り上げが即100万円増える。暴発すると売り上げが100万円減る。
はい、ノーカン!ノーカン! 成功するとその日の行動をなかったことにする。これを使うメリットはしごとカードの蓄積とその日に増やした会員は減らないということ。暴発すると1日の長さが2倍になり、ハイスコアを狙うための必須テクになる。
これを成功させると「イベント」「大セール」「客入れ替え」「返品」「ぶんどり」などの基本パラメータに影響している要素や「∞コスト」「スロールーレット」「ノーカウントの暴発」などをすべて解除する。
暴発すると「イベント」「大セール」の効果が倍加するだけ。よってコンボとして事前にそれらのカードを使う必要が出てくる。
無限ループへのいざないかつ相手へのカウンターカード。成功すると自分の手札全てを即座に入れ替え、暴発するとその次の日の開店前の手札補充がされない。発動可能タイミングは自分での任意と相手がルーレットを成功させたとき。
成功するとその日の相手のルーレットの☆とドクロが入れ替わるが、暴発すると自分も相手もずっと入れ替わったままという恐ろしい状態になる。
安定志向のあなたへ。自分のルーレットの結果が×だったときのみ使用できる。その後のルーレットの効果はリトライ対象次第。
駆け引きにおいて最もアツいカード。相手のルーレットが☆で成功した時のみカウンターとして発動でき、それを失敗(×が当たったときと同じ)にできる。暴発の場合は対象のカードが自分の方に暴発して発動する。つまり相手の暴発はどうあがいても防げないので、前述の返品ぶんどりコンボは浄化でどうにかするしかない。
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最終更新:2024/04/30(火) 23:00
最終更新:2024/04/30(火) 23:00
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