よるのないくにとは (ヨルノナイクニとは) [単語記事]

よるのないくにとは、コーエーテクモゲームスのガスト長野開発部(以下ガスト)より2015年 8月27日→2015年 9月17日→2015年 10月1日にPS4・PS3・PS VITA三機種同時発売したゲームソフトである。

2015年 7月24日の完成発表会において発売日が延期されることが発表され、お詫びにカスタムテーマが付属する事が発表された。
2015年 8月21日にソフィーのアトリエと共に再度発売日が延期されることが発表された。
完成発表会とはいったい何だったのか

2016年 8月23日に、続編である「よるのないくに2 ～新月の花嫁～」が発表された。発売日は2016年 12月22日を予定。

概要

アトリエシリーズやアルトネリコシリーズ、サージュ・コンチェルトシリーズで知られるガストが影牢、零シリーズの菊池啓介氏を迎えて贈る完全新作。
上記シリーズを除けば2003年 2月27日発売の大正もののけ異聞録より、ちょうど12年半ぶりの新作発売となる。クロノス・マテリア？知らない子ですね
…はずだったが、発売延期により12年と7ヶ月ぶりとなった。

ジャンルは公式では美少女従魔RPGとなっているが、実態はアクションRPGの様である。
ジャンル名にある従魔（セルヴァン）とは、今作の主人公、アーナスが自らの血で契約した使い魔の事であり、戦闘において力を貸してくれる存在である。

今作のキャラクターデザインは四々九(よしく)氏。
3D モデリング担当はフライトユニット。
サウンドはお馴染みのガストサウンドチームが担当する。（今作のオフィシャルサウンドトラックは別個販売はなく、限定版特典となっているので、サウンド目当ての人は注意）

ストーリー

かつて在った、人にあらざる者───

妖魔の長、夜の君と呼ばれたそれとの戦いは人類の勝利で終りを迎えた。しかし、夜の君はその散り際に汚れた血を撒き散らし禍根を残す。その青き血を浴びたものは姿と性質を変え、邪妖と呼ばれる存在に転じ、人々から夜の世界を奪うモノとなる。

以来、この地は光差す時間はヒトが活動し、闇に染まる時間は邪妖が蠢く、決して眠ることのない“よるのないくに”となった。青き血を浴び、“吸血”という呪われた能力を得た少女は、“よるのないくに”でヒトのために生き、夜の生贄となる一人の少女のために戦っていく。

地図に存在することのない“よるのないくに”。これはそこに生き、戦い、その後誰にも語られることなく、歴史の狭間に散った二人の少女の愛の物語。その真実の愛にもとづく物語は、何よりも悲しく、月よりも美しい───

公式サイトより引用

登場人物

アーナス　CV:M・A・O
今作の主人公。聖女を夜の君のもとまで送り届ける役目を持つ、聖騎士の少女。
“夜の君”の血に触れ、半分妖魔、半分人間の半妖となってしまった。吸血の能力や、自らの血で作った剣で敵と戦っていく。
リュリーティス　CV:五十嵐裕美
今代の聖女に選ばれた、アーナスの親友。
聖女として、自分の命と引き換えに“夜の君”を封じる役目を課せられている。
愛称は「リュリュ」。
クリストフォロス　CV:黒沢ともよ
 アーナスに度々助言を与えては消えていく、謎に包まれた純血の妖魔。
指揮棒を振りかざし、聴く者を死へと誘う破滅のオーケストラを奏でる。
略称は「クリス」
サイモン　CV:てらそままさき
 ホテルの支配人兼カフェのマスター。
教皇庁からの指示をアーナスに伝える役割を持つ。
ヨルドの巫女　CV：五十嵐裕美
 アーナスが行き来できる異世界、ヨルドで出会うリュリーティスにそっくりの女性。
アーナスに色々なことを教えてくれる。
コーリン　CV:佐倉綾音
時折悲しげな表情を見せる、アーナスの先輩聖騎士。
アーナスに多くの忠告をする。
有角(あるかど)教授　CV:松岡禎丞
 自称・妖魔研究家。研究対象としてアーナスを追い回す。
見た目は爽やかだが、言動はかなり怪しい。
　
ロイド　CV:日野聡
 ホテル「エンデ」にやってきた複数の顔を持つ商人。
妖魔や教皇庁にも詳しいが、アーナスに出す依頼は全て自分のためであり、呆れられている。
　
ミストラル　CV:松井恵理子
甘い芳香で人々を惑わせる、妖艶な純血の妖魔。
普段は宮殿で暮らしているが、時折外に出て“夜の君”の魂を探している。
　
初代聖女　CV:大西沙織
かつて夜の君を封じた初代聖女。
当時の姿のままアーナスの前に現れるが、その目的は謎に包まれている。