ウォルター・C(クム)・ドルネーズとは、漫画『HELLSING』の登場人物である。
アニメ版でのCVは清川元夢、浪川大輔(青年姿)、朴璐美(少年姿)。
この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 小便は済ませたか?神様にお祈りは? 部屋のスミでガタガタふるえて命乞いをする心の準備はOK? |
主人公・アーカードが仕えている、ヘルシング家の執事(バトラー)。
インテグラ・ヘルシングの父・先代ヘルシング卿の頃からヘルシング家に仕えている、最強の執事。
初登場は単行本・1巻の第5話にて連絡係として登場。その後2巻から本格的な登場となる。
左目の片眼鏡と、白髪の長い髪を後ろで束ねた長身の容姿が特徴的。老人らしく物腰柔らかな性格だが、若い頃は口が悪く粗暴な性格だったらしい。
後述するように、グールや吸血鬼とも互角以上に渡り合える能力を持つが、彼は人間であって吸血鬼ではない。
執事として、インテグラやアーカードの身辺の世話、及び屋敷内の庶務雑務を行っている。またセラスやアーカードの専用武器の用意なども担当、アンデルセン対策としてアーカード用に製作した対化物戦闘用13mm拳銃『ジャッカル』は、アーカードに「パーフェクトだ、ウォルター」と言わしめた。
(後に、ニコニコ等でもファンの間で「パーフェクトだ、○○」という褒め言葉が定着する)
フィクション作品に登場する執事キャラの定番として、主人公に負けず劣らない程の戦闘能力を持っており、若い頃からヘルシングに仕える「ゴミ処理係」として、吸血鬼狩りを行っていた。鋼線(ワイヤー)を操り、敵対者や対象物を真っ二つに(或いはバラバラに)切り裂いたり、時には鋼線を操り糸代わりに用いたり、幾重にも編みこんで銃弾さえも防ぎ切る盾として使うなど作中でも類稀な戦闘能力から、「死神」との異名でも呼ばれている。
ヴァレンタイン兄弟がグール部隊を率いてヘルシング機関本部を襲撃してきた際もセラス共々、武装したグールの部隊を一掃してみせる活躍を果たすが、本人に曰く「若い頃より大分衰えた」らしい。
その後、ヴァレンタイン兄弟の背後に立つ「最後の大隊(ミレニアム)」による第二次ゼーレヴェー作戦が始まると、当初はインテグラの護衛を務めながら大英帝国の裏切り者を切り捨ててみせるなど変わらない活躍ぶりだったが、ヘルシング本部へ向かう途中に「大尉」との対峙の際、インテグラを逃がし単身戦いを挑む。
・・・しかし、第二次世界大戦時代にアーカードと共闘しながらも、自身の中で燻らせていた「アーカードと全力で闘いたい」という願望(闘争本能)を実現するべく、彼との接触を経てヘルシングを裏切った彼はミレニアム側へつく事になる。
(この間、アーカード達の前に敵として再び姿を現すまでどのような経緯があったかは描写されていないが。)
吸血鬼化の手術を経て、ジャパネットたかた全盛期の姿となった彼は髪も黒髪へ戻り、顔からはシワも消えており、口にはタバコを銜えている。また戦闘力も若返る以前とは比較にならない程に跳ね上がり、鋼線で戦闘ヘリはおろか高層ビルまで輪切りにしてしまうほど。さらにはアンデルセンの死骸を「ゴミ」と呼んで踏みにじった事にブチキレた由美江が襲い掛かるも、その場から一歩も動かずに彼女の身体をバラバラに切り刻んでしまうというやりたい放題ぶりである。
その後、インテグラ達を見送るとアーカードとの戦闘になるが、吸血鬼と成ったことで全盛期以上の力を得た為かアーカードをも圧倒、やがてはルークを喰ったワンちゃんも一緒に切り裂くと喰われた時の状態そのままで復活を果たしたルークを鋼線でマリオネットの如く操ってみせた。
しかし手術の無茶が祟って身体が過負荷により姿を維持できなくなり、やがて力も衰え少年時代の姿へと変化してしまう。そんな中アーカードを鋼線で捕え、息も絶え絶えになりながらもパイプで心臓を貫くも、その正体は喰われて残機と化したルークであり、アーカードはというとウォルターを挑発するように少女の姿(通称:ロリカード)となって姿を現す。その狂った笑みのお陰で少女…?な外見だが。
ロリカード「ふざけてなどいない。ふざけているのはお前だ。私はお前の余興に付き合っているだけだ」
「…何のことはない。結局のところ、突き詰めていけばこんなものはガキの喧嘩なんだよ。だからガキになったのさ。俺もお前も」
「…ジョンブル、ふざけるな。ふざけているのはお前だ。お前はガキだ。60年前から何一つ変わっていない、瘦せっぽちのガキだ。さぁおいで、クソガキ」
元より人間時代からチートじみた能力を持つ彼だったが、作中最大のチートの塊たるアーカードにはやはり敵わず、アーカードが再度血を吸い始めた事、そしてシュレディンガーと共にアーカードが消滅した事ででウォルターの勝利は完全に無くなったのだった。
アーカードの消滅を見届けた後は、復讐に駆られるハインケルをやり過ごすと旗艦デウス・エクス・マキナへ乗り込み、研究成果と共に逃亡を図ろうとした博士(ドク)を「最期のけじめ」として始末したのち、沈んでいく艦と共に散っていった。
(最期に「おさらばです、お嬢様・・・」と呟いた時には、本来の老体の姿で描かれていた。)
老人やら青年やらと、作中では様々な姿で登場するばかりか性格や言動もそれぞれ著しく異なる事もあり、読者やファンの間でもそれぞれ鮮明に記憶に残っていることだろう。また「老いすら楽しむものさ、我々英国人は」「意地も張れぬ繁栄など、こちらから願い下げだ」など等、年老いていった影響によるものか記憶に残る名言も多く発している。
ちなみに、ラスト間際及び外伝ストーリーで登場したウォルターの少年時代の姿は(ショタ+ウォルター、から)「ショルター」と呼ばれており、老年の姿とは別に人気も高い。
掲示板
78 ななしのよっしん
2022/08/22(月) 19:58:19 ID: xlQvmipBez
ウォルター…逝っちまったか…
79 ななしのよっしん
2022/08/22(月) 20:16:08 ID: ouXBoAECeZ
うぉるたーーーー!!
80 ななしのよっしん
2023/11/09(木) 11:11:32 ID: P7OeVGaFbB
ラスボス系クラスの主人公相手に戦闘で渡り合えた
悪役や敵キャラが原作初期に登場していて更に
主人公達の仲間だったというのは良かったと思う。
怪しさというか過去にアーカードの絡みがあったのは速い段階で分かってたし、何かしらの因縁で
裏切ったんだろうという予想は出来そうだし
アンデルセンにも言えるけど、ぽっと出の新キャラを出してアーカードを追い詰める展開より初期にいたキャラを活用して手を焼かせる展開の方
が説得力があるな
急上昇ワード改
最終更新:2024/11/25(月) 01:00
最終更新:2024/11/25(月) 01:00
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