ゴ・ジャラジ・ダとは (ゴジャラジダとは) [単語記事]

・・・君達が苦しむ程・・・
楽しいから・・・

ゴ・ジャラジ・ダとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダークウガ』に登場したグロンギ怪人である。作中最悪の外道として名高い。

演：大川征義

概要

長野県の九郎ヶ岳にて復活した古代の戦闘民族「グロンギ」の一人で、最強ランクの「ゴ」集団に属している。

ゴ族の中でも最年少と思われる人間体の外見をしており、年齢が近いと思われるカメ種の怪人ゴ・ガメゴ・レやサソリ種の女怪人ゴ・ザザル・バとカードに興じる等してつるんでいた。

ヤマアラシの体毛状に伸びた白髪の髪が特徴的なヤマアラシ種の怪人。人間体では、指パッチンを鳴らす癖の他、爪を噛む癖があり、精神的に未成熟な子供の様な感じを与えている。

メ族が仮面ライダークウガに全滅させられた後にはじまった殺人ゲーム「ゲリザギバス・ゲゲル」の5人目の挑戦者に指名され、「EPISODE34 戦慄」「EPISODE35 愛憎」にて、

と言うルールで殺人を行った。

他のゴ族が力を見せつけんとばかりに短時間で多くの人間を殺すルール設定をする中で、ジャラジはその用心深い性格から、充分な期間と少なめの人数を設定している。

殺害方法は、怪人体の胸にさげている針状のアクセサリをターゲットの脳内に刺しこみ、内部で鈎針に膨張・変形させて脳を内部から傷つけ、脳内出血による虚血性脳梗塞にて殺すというものである。変形前の針はCTスキャンでも発見できず、外科手術による摘出も不可能。さらにそこにジャラジの狂気染みた性格が反映されて、

といった、ターゲットのみならず周囲の人間の精神状態までズタズタにしながらゲゲルを行っていった。

しかし、クリア目前のところでターゲットの一人が恐怖に耐えきれず、入院していた病院の窓から飛び降りて自殺する事態が発生。予定通りの死に方でなければゲゲルの人数としてカウントされない為、緑川学園に転校してきたばかりでまだ接触していなかった最後の2年生、生田和也を狙った。

箱根の別荘に逃げ込んだ生田親子に対して、無言電話をかける、窓の外に現れては消える、指パッチンを鳴らす等、執拗且つ陰湿な精神攻撃を行った。途中でパトカーが駆けつけるが、警官はジャラジによって殺された。

生田少年と母親が別荘の外に逃げ出すと、その後を追い、母親のどうしてこんなことをするのかという問に対して、

君達が苦しむ程・・・楽しいから

と狂気染みた答えを返した。

生田少年に針を差し込もうとしたところで五代雄介が変身した仮面ライダークウガが現れた為、一旦箱根の山中に撤退した。

山の中を縦横無尽・神出鬼没に駆け回るが、ビートチェイサーで山を登っていったクウガに追い付かれる。しかし、ドラゴンフォームに超変身したクウガの一撃を回避すると、ゲゲルの道具でもある鈎針を、ダーツのようにクウガへ投げつけて撃退し、

今はゲゲルの時間だ。邪魔したら・・・殺すよ

と言い残して逃走した。

間一髪助かった生田少年は、警察の護衛の元、両親と別れて箱根分駐所で警護される事になり、自殺防止も兼ねたと思われる薬の投与で眠りについた。

そしてゲゲル8日目、ジャラジは箱根分駐所に現れた。分駐所での指パッチンや神出鬼没な動きで警護にあたっていた一条薫刑事達を煙に巻くと、生田少年の眠る部屋に侵入して警護の警察官を殺害し、今度こそ針を撃ち込もうと生田少年に近づいた。

しかしその時、駆けつけたクウガのタックルを受け、そのまま階下の中庭に落ちる。その外道ぶりにぶち切れたクウガにマウント状態からのパンチ連打を顔面に食らい、口から血を吐いて白髪を鮮血に染めた。

隙を見てマウント状態から抜け出して逃げようとしたものの、クウガに捕まりさらにパンチの雨を浴びた。そのままパンチを食らい続けたジャラジは、ビートゴウラムのカウルに載せられて海岸へと運ばれる。その途中で鉤針を撃ち込もうとしたが、タイタンフォームに変身したクウガに装甲ではじかれ、そのまま浅瀬へと吹き飛ばされた。