スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(Supercalifragilisticexpialidocious)とは、困難な状況に陥った際でもこれを唱える事で万事解決すると言われるスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスな呪文である。また、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスのことを歌ったスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスな楽曲の名前でもある。
スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスは、英語の形容詞としては「何と表現して良いのか判らないほど素晴らしい」という意味のスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスな賞賛の表現とされる(後述)。
シャーマン兄弟(ロバート・バーナードとリチャード・モートン)の作詞作曲によるスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスな歌曲「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」は、1964年に公開されたスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスなディズニー映画『メリー・ポピンズ』内で、メリー・ポピンズ(演: ジュリー・アンドリュース)とバート(演: ディック・ヴァン・ダイク)によって歌われた。メリーが競馬に勝利した際、新聞記者のインタビューに対して、自分のスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスな心情をどう表現したら分からなかった為、単語であるスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスを「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」という歌に乗せて歌った。まさにスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス。
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」は、『メリー・ポピンズ』で登場する名曲の数々の中でも、アカデミー歌曲賞の「チム・チム・チェリー」に次いで最もメジャーで非常に人気のあるスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスな楽曲および単語として知られている。その為、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスという言葉は、後に多くの楽曲や小説にスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスな引用をされたり、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスなパロディの題材や早口言葉としても使われた。
また、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスは長大語としても有名で、2007年4月に開催さた LG National Texting Championship という携帯の早打ちを競う大会では決勝の課題として使用された。因みにこのスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスが決勝で使用された大会で優勝したのは、弱冠13歳の少女だった。彼女は "Supercalifragilisticexpialidocious" という34文字を僅か15秒で入力した、まさにスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスな少女である。
アメリカのことば豆知識本作家のリチャード・リーデラーによれば、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスは「スーパー・カリ・フラジリスティック・エクスピアリ・ドーシャス」と5つの要素に分解でき、語源と意味はそれぞれ以下の様になるという。
つまりスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス全体を敢えて訳すとすれば「とても繊細な美しさを通し
ここで正直にタネ明かしをすると、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスという言葉自体はこの映画が撮られる前から市井で親しまれてきた言葉遊びの一種なのである。作者のシャーマン兄弟は子供の頃に親しんだこの言葉遊びを想い出し、2週間あれこれ悩みつつも現行のバリエーションであるスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスに決定した。事実、映画公開の翌年にスイング歌手のグローリア・パーカーらが、彼女がパトリシャ・スミス名義で作詞に参加した1951年のハル・マーキス&ザ・ホームズ・メンの歌曲「スーパーカラファジャリスティックエスピアラドージャス」(Supercalafajalistickespeealadojus, 通称 "The Super Song")の著作権を、ディズニーの「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」が侵害しているとして訴えたが、裁判所は「何年も前から知られていた言葉遊びのバリエーションの一つに過ぎない」として訴えを退けている。まあそもそもパーカーの「スーパーカラファジャリスティックエスピアラドージャス」より6年も前の1945年に、ジ・アラビアン・ナイツというグループがパーカー版と全く同じ題名の「スーパーカラファジャリスティックエスピアラドージャス」という楽曲を発表してるので、どのみちパーカーも同じ穴の狢であった。
つまりどういうことかと言うと、このスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスという言葉は「な・・・何を言っているのかわからねーと思うが(略)もっと素晴らしいものの片鱗を味わったぜ・・・」ということを愉快に表現したい以上の深い意味を特に持たないものであり、例えば「スーパーウルトラデラックスハイパーワンダホーミラクルデリシャスパンチ」だの「ミラクルハイパーエキセレントダイナマイツスペシャルデリシャスコバコアタック」だの「激おこマジェスティックファイナリアリティぷんぷんプリンスブチギレボンバーアンジュさん」だの「ジョニオザブラッドエッジキサラギキスクヴァーミリオンゼンガーゾンボルトジョニーライデンナガレリョウマジンハヤトムサシボウベンケイ」だの「ハイパーゴールドラグジュアリーフルオートマチック真ファイナルヴァーチャルロマンシングときめきドラゴンマシーン」だのと同類の言葉であると言うことができ、とにかく非常に嬉しいことに出会ったならば、ただひたすらに「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」と唱える事に意味があると考えるべきである。そうすればもっと愉しくなれるよ、きっと。
ちなみに前半をすっぱりカットした「エクスピアリドーシャス」(expialidocious)だけでも同じ意味がある(結局)。
スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスは、早口で唱える事が重要である。
なお、 Durchschnittsgeschwindigkeit (ドゥアヒシュニッツゲシュヴィンディヒカイト、「平均速度」)などの長い単語がザラにあるドイツ語を操るドイツ語圏の住民にとっては、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス程度は普通の長さの単語に違いない(偏見)。
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」は、舞台版『メリー・ポピンズ』でも使用されており、「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」が使用されるシーンは中盤の山場として、数多くのファンに愛されている。
原作映画には無い、オリジナル楽曲が多く使用された舞台作品であるが、「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」に関しても大胆なアレンジがされている。この舞台における」スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」には、原作と同様のメロディの他、
と振付(パラパラのようなもの)付きで歌うという部分が組み込まれている。様々な格好をした何十人と言う役者が、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスを歌いながら、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスの綴りに合わせ、一糸乱れぬ動きをする様は圧巻であり、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスと称賛せざるを得ない。
この舞台の「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」の振付は、ブロードウェイではスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスだと好評らしい。欧米ではこのスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスな振付を覚えており、空で踊れるスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスな人が沢山いるという。YouTubeにも、素人が踊る「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」が沢山アップされているので、気になった人は「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」で検索してみるのも良いだろう。
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最終更新:2024/04/23(火) 21:00
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