チャウグナー・フォーン(Chaugnar Faugn)とは、クトゥルフ神話における旧支配者の一柱である。
別カタカナ表記は、チャウグナル・ファウグン、クァウグナール・ファウグン等。
チャウグナー・フォーンはフランク・ベルナップ・ロング著『恐怖の山(夜歩く石像)/The Horror from the Hill』(1931)にて言及される旧支配者である。
チャウグナー・フォーンはアジアの山岳地帯にある洞窟の台座に鎮座している石像のような姿をしており、トゥチョ=トゥチョ人に崇拝されている。夜になると動き出して犠牲者をむさぼり食うといわれている。
別名〈山の恐怖〉、〈象神〉、〈喰らうもの〉、〈丘よりきたる恐怖〉
チャウグナー・フォーンは胴体の端にヒルのような口を持つ、吸血鬼の特徴を持った象のような姿をしている旧支配者である。象の他にもタコや人間が組み合わさり奇妙な姿になっている。
チャウグナー・フォーンの耳は水かきのように広がり触手が伸びている。鼻は細い部分で直径30センチで朝顔の形に広がってる。手は人間と同じ形をしており、膝に肱を置きながら掌は上を向いている。肩幅は広く角ばり、胸と腹は太っているかのように突き出しているという。象の仮面を被った半裸の太った巨人というといい過ぎか……。
空腹のときには見かけによらなら速さで素早く動き、胴体を使って犠牲者の血を飲むために〈喰らうもの〉と呼ばれている。
チャウグナー・フォーンが行なう儀式は非常に忌わしく、どんな儀式を行っているか描写しようとするものはいないだろう。しかし確かに崇拝はされているようだ。
おそらくチャウグナー・フォーンは他の次元から地球にやってきて、地球で両生類の種族ミリ・ニグリ族(Miri Nigri)に崇拝されていたという。そして原初の人間とミリ・ニグリ族が交配して矮小なトゥチョ=トゥチョ人(Tcho-Tchos)が生まれ、彼らによる崇拝が続いているといわれている。
また、人間の教団も存在し、18世紀にカナダのモントリオールへ移った「血の教団」はチャウグナー・フォーンの教団である。
ロバート・E・ハワードは、英雄コナンシリーズの『象の塔/The Tower of the Elephant』(1933) で、チャウグナーとは無関係別系統の象頭人身宇宙人、ヤグ・コシャを登場させている。
ロバート・ブロックの『Death Is an Elephant』(1939)[1]はイギリス領マラヤのジャドホール(Jadhole、架空の藩王国)におけるガネーシャ=チャウグナー・フォーン信仰を扱った作品。
竹岡啓氏のブログエントリにて粗筋が紹介されている[2]。
ジャドホールの藩王曰く、ガネーシャは古きチベットの地でチャウグナー・フォーンと呼ばれ、更なる古代にはロード・ツァトゥグァと呼ばれていた…って、えぇ~~~!? 『恐怖の山』に出てきた長老にしてもそうだが、 チャウグナーは自分の信者に出鱈目を教え込む趣味でもあるのだろうか?
作中のガネーシャの御使いは本物のゾウさん(インド象の白象)で、変わったところと言えば同行してきた巫女といちゃついているリア獣だということぐらいだが、この巫女がとんでもないくせ者なのだった…
この作品は、アンソロジー『The Tindalos Cycle』(2010)に再録されている。
編者のロバート・M・プライスの解説では、
この作品と、ドクター・スースの絵本『ぞうのホートンたまごをかえす』のストーリー運びの共通点を指摘(※確かに共通点はあるが箇条書きマジックなみに強引な主張) → ぞうのホートンはチャウグナー・フォーンの化身だった…? そして『ぞうのババール』も…?
というジョークを披露している。
掲示板
1 ななしのよっしん
2020/07/14(火) 01:00:34 ID: LwdAXUCJp7
汚い記事だなぁ…
野獣先輩チャウグナー・フォーン説やめろ
2 ななしのよっしん
2021/11/21(日) 05:57:10 ID: cfEoz0TXfB
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最終更新:2024/04/26(金) 05:00
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