ナイトメアー・ビフォア・クリスマスとは (ナイトメアービフォアクリスマスとは) [単語記事]

ナイトメアー・ビフォア・クリスマスとは、1993年公開のアニメーション映画である。

概要

当時最先端のデジタル技術を取り入れて作られたミュージカルクレイアニメ。

ダークな世界観と粘土で作られた可愛らしい人形を一コマずつ撮影する、ファンタジーホラーな作風は独特な魅力がある。

なお、勘違いされやすいがティム・バートンは原作者兼制作指揮であり監督ではない。

正式な続編としてPS2でゲームが発売されているほか、キングダムハーツシリーズでも印象的な出演を果たしている。

ここは怖がらせることや驚かせることが大好きな住民たちが住むハロウィン・タウン。

ハロウィン当日、他の住民たちが大盛り上がりの中、「パンプキン・キング」の異名を持つジャックはいつも同じことの繰り返しであるハロウィンに飽き飽きしていた。

そんな中、森を歩いていると木に付けられたドアからクリスマス・タウンの世界を目にする。

暗い恐怖が蠢くハロウィンとは違い、明るくて希望に満ちたクリスマスという行事を知ったジャックは、ハロウィン・タウンでもクリスマスを開催することを計画する。

ジャック・スケリントン(CV:市村正親)
丸い顔の骸骨。他人を怖がらせることに関して随一の「カボチャ畑の王様」の異名を持つハロウィン・タウンきっての人気者。陽気で紳士的だが、同時に天真爛漫で思い込みが激しいトラブルメイカーでもある。クリスマスの光景に魅せられハロウィン風クリスマスを計画するも、ジャック自身クリスマスがなんたるかを理解していない。正体は案山子だが監督は長い手足を持つクモから着想を得た。

ゼロ
普段はお墓にいるジャックのペットの幽霊犬。幽体なので自在に浮遊する。カボチャの鼻は明かりになる。

サリー(CV:土居裕子)
死体からつくられ、偶然心を持って生まれたジャックに思いを寄せる継ぎはぎだらけの人形。フィンケルスタイン博士によってつくられたが博士の拘束っぷりに嫌気がさしている。クリスマスに熱中するジャックを心配するなど心優しいが、博士に度々毒を盛るなどちょっぴり邪悪な一面も持ち合わせている。

フィンケルスタイン博士(CV:三ツ矢雄二)
車いすで移動するハロウィン・タウン一のマッドサイエンティスト。自分の頭部を開閉できるようにしており度々脳みそをいじっている。自分が生み出したサリーを召使のようにとらえているためあまり仲は良くない。

メイヤー町長(CV:大平透)
シルクハットを被ったお人好しなハロウィン・タウンの町長。回転する顔を持ち気分で入れ替わる。優柔不断なため大事なことはジャック無しでは決められない。

サンディ・クローズ(CV:永江智明)
正しくはサンタクロースなのだがジャックに名前を勘違いされる。サンディ・クローズは「鋭利な爪を持つ男」という意味。

ウギー・ブギー(CV:小林アトム)
「ハロウィン・タウンの影の支配者」を自称する今作のヴィラン。口と目の部分に穴が開いたハロウィン・タウンの嫌われ者。イカサマ好きなギャンブラー。驚異の歌唱力の持ち主。アニメ映画の中でも凄惨な最期を迎えるが、続編では麻袋に虫を詰められるだけでアッサリ復活する。