ビルドロン

ビルドロンとはトランスフォーマー に登場する架空の部隊・または合体兵士の名前である。所属はデストロン。
ここでは便宜上「戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマー」に登場した方を「G1ビルドロン」または「ビルドロン部隊」とし、「トランスフォーマー スーパーリンク」に登場した方を「SLビルドロン」とする。

G1ビルドロン

部隊メンバー

建築兵スクラッパー/Scrapper　ショベルドーザーに変形。

衛生兵グレン/Hook　クレーン車に変形。

偽装兵ミックスマスター/Mixmaster　ミキサー車に変形。

輸送兵ロングハウル/Long Haul　ダンプカーに変形。

採掘兵スカベンジャー/Scavenger　装軌式ショベルカーに変形。

破壊兵ボーンクラッシャー/Bonecrusher　ブルドーザーに変形。

巨人兵デバスター/Devastator

ビルドロンの六人が「トランスフォーメーション！」のかけ声と共に合体したロボット。グレンが頭部と肩部、ボーンクラッシャーが左手、スカベンジャーが右手、ロングハウルが胸部と腰部、スクラッパーが右足、ミックスマスターが左足で構成されている。
トランスフォーマー史上初の合体ロボで、ライバルは当初、大きさが釣り合うオメガスプリームの予定（海外では予定通りライバルとなっている）だったが、版権の問題（オメガスプリームはジェットファイアー等と同様タカラ出身の玩具ではない）で国内ではオメガスプリームが発売できず、国内におけるライバルは恐竜戦隊”ダイノボット”とされた。
ニコニコ動画での愛称は、デバスターの名前が「らき☆すた」のタイトルに似ているためか一部ファンに「でば☆すた」とよばれている。

欠点として、兵士ではあるが専門は土木工事と建築であるため、純粋な戦闘力では五体合体のブルーティカスに劣り（製造時期の問題もある）、ブルーティカスやメナゾールのように「スクランブル合体」をする事も出来ない。
しかし、基地を建設するために重要な戦力であることからか、初期型の巨人兵でありながら出番は多かった。
「ザ・ムービー」に登場した唯一の合体兵士でもある。

また、初期型の巨人兵であるためか衝撃に弱く、ミニボット相当の大きさであるカセットロン・フレンジーのハンマーアームによる振動で合体が解除されてしまう事もあった。
また、合体後は各兵士が精神統一をして一致した部分の精神回路しか使用出来ないため知力が低下し、高度な作戦行動をとることが出来なかった。そのため、合体前は「デストロン」の基地やレーザー砲などを建築・制作し、合体後は「サイバトロン」が作った基地やバリケードを破壊するなど、合体前は建築、合体後は単純な破壊作戦を行う傾向にあった（もっとも、この欠点は「マスターフォース」期までの合体戦士・合体兵士すべてに言えることではあったが）。

ビルドロンの過去

ビルドロンの過去においてはシリーズ中でも様々であり、安定していない。

「セイバートロン星の掟」で初登場、その時のメガトロンの説明によると地球で作られた部隊らしい。
後にスタントロンが作られる際、ベクターシグマで生命を吹き込まないとロボット生命体にはならないとの話が出ていたが、どうして彼らが生命を持ったかは不明(ただしコンバットロンのように地球ビークルにパーソナルコンポーネントを埋め込んだ可能性もある)。

「オメガ・スプリームの秘密」では元はセイバートロン星の建築部隊で、セイバートロンでももっとも美しいと言われた都市・クリスタルシティーの建築と点検に携わっており、その都市の警備をしていたオメガスプリームの友人であった。しかし、メガトロンが開発した洗脳メカ、「ロボスマッシャー」によりプログラムのフォーマットを書き換えられデストロンになってしまい、同時にデバスターに合体できるように肉体もリフォーマットされ、クリスタルシティーを破壊してしまう。
それ以来オメガスプリームは彼らを追い復讐のため破壊しようと地球に来た。

続編の戦え！超ロボット生命体トランスフォーマー2010では彼ららしいロボットがメガトロンを作り上げた事になっているため、上記の設定と矛盾が生じる。
まぁトランスフォーマーではよくある事である。

ちなみにビルドロンのリーダーは誰かと言うことだが、スクラッパー説（号令等をしているため）、ロングハウル説（胸部になるため）、リーダーなし説（他の合体戦士・合体兵士と違い、リーダーとなる大型のTF（スタントロンにおけるモーターマスター、コンバットロンにおけるオンスロート）がいない。そのためか、何らかの行動を起こす際にはメガトロンが直接指揮をしている場合が多い為）が存在。

名前の由来

「ビルドロン」はBuild（英：建てる、建築する）から、海外版の「Constructicon」はConstruction（英：建造、建築など）から来ている。そして「デバスター」及び海外版の「Devastator」はDevastate（英：（国土などを）荒らす、荒廃させる）から取られている。

つまり彼らは、合体前（建築）と合体後（破壊）の任務内容通りの部隊名が付けられていると言える。

関連動画

関連商品

アニメカラー版も発売予定なので、当時の雰囲気かアニメごっこブンドドを楽しむかで好きな方を選ぼう。

 

※「マイクロン伝説」に登場する同名のTF。所属がサイバトロンであり、合体兵でもない。また、これとは逆のパターンで、G1ではサイバトロンであったアイアンハイドが「マイクロン伝説」ではデストロンとして登場する。

SLビルドロン

スーパーエネルゴンの泉にSLブルーティカスやSLスペリオンらと共に眠っていた古代の兵士。コンビネーションスパークにより五体のTF（G1のビルドロンと同名、ただしミックスマスターはいない）が合体している。SLブルーティカスと共にデストロンとして復活した。

関連コミュニティ

関連項目

• トランスフォーマー
• デストロン
• メガトロン
• トランスフォーマーの関連項目の一覧