フォレット(デススマイルズ)

フォレットとは、CAVEのシューティングゲーム「デススマイルズ」シリーズに登場するキャラクターである。

設定

フランス出身の14歳。10歳のころ川で溺れ、生命の危機に瀕したことをきっかけに異世界“ジルバラード”へと渡り、そこで“炎使い”としての力に目覚める。

炎使いというイメージに反して性格は冷静沈着で、同じ境遇の“姉妹”たちの中でサブリーダーあるいは参謀的な役割を務める。そのためか時として厳しく接することもあり、他人に対して冷酷という印象を与えることもある。しかし、実際は温厚で家庭的な少女であり、このようになったのはジルバラードにやってきて間もない頃に起こった事件に原因がある。炎使いとして目覚めたものの、魔力のキャパシティが人一倍大きかった彼女は、自分の力を制御できず、山一つを焼き払ってしまう。この出来事は彼女の心に大きな傷を残し、以後、常に自制を心がけるようになったのであった。なお、このトラウマに対抗できるようになったのは、手に持っている魔導書に依るところが大きい。心理学で言うところの“ライナスの安心毛布”の役割を果たしており、これを見失ってしまうと激しくうろたえ、何もできない状態に陥ってしまう。

趣味は料理。ドラマCDでは日本の家庭料理である肉じゃがに腕をふるうシーンもあった。ほか、家事の多くも彼女が担当しているようである。

“姉”であるローザに対して、姉妹愛を超えた感情を抱いている節がある。

イメージカラーは緑で、エプロンドレスを着用。眼鏡をかけている。

使い魔：ボーボ

ベビードラゴンのオス。のんびり屋でマイペースな性格。フォレットのことは大変慕っており、彼女が病気であると知ったときは（彼の勘違いではあったが）、号泣してなりふり構わず彼女にしがみついた。

いろいろと濃い面子が集まるデススマイルズシリーズの中において、人間キャラを差し置いて屈指の癒し系キャラの座を獲得する。XBox360版『デススマイルズ』の予約特典によって、彼のセリフにもボイスがつけられたが、彼の発する了解の返答「アイアーイ」にハートを撃ち抜かれたプレイヤーは数多いと言われる。

自機性能

元々『デススマイルズ』ではタイムリリースキャラで、続編でも家庭用移植版である『デススマイルズ2X』になってから自機として復活した経緯があるためか、ウィンディア・キャスパーといったデフォルトキャラに比べるとやや強めな調整がされている。

通常攻撃は幅の広い直線状ショットと、使い魔のボーボ（いわゆるオプション）から発射されるway弾の複合で、かなり広い範囲をカバーできる。ボタンを押しっぱなしにして強ショットにすると、使い魔の攻撃が火炎放射に変化する。総合的に、攻撃力こそ若干抑えられているものの、敵に接近した時には絶大な火力を発揮することとなる。

スコア稼ぎに関する能力も優秀。デススマイルズシリーズでは使い魔の放つ特殊弾を敵に当てていくのが一つのポイントとなるのだが、他キャラのそれが画面外へ飛んでいくのに対し、ボーボの火炎放射は敵が破壊されるまで半永久的に炙り続けることができるため、初級者でもお手軽に高得点を叩き出すことが可能。

評判

彼女を話題にするとき、必ずと言っていいほど採り挙げられる、二つの大きなポイントがある。逆に言えば、この二点を除くと「いたって地味」というイメージは拭いきれず、残念ながら人気のあるキャラとは言い難い。それもこれも、他が濃すぎるせいなのだが。

饅頭

彼女が初めて姿を現したのは、アーケード版『デススマイルズ』稼働開始から約１ヶ月が経過した頃。登場と同時にプレイヤーの注目を一気に集めた。それはなぜか？

1. CAVEシューでは珍しい、タイムリリースによって追加されたキャラだったから。
2. 当初は使用可能キャラが2人しかいなくて、みんな食傷気味だったから。
3. 眼鏡っ娘だったから。

少しは関係があるかもしれないが、どれも正解ではない。最も大きい理由、それは丸かったからに他ならない。とにかくフォレットは丸い。特に顔が丸い。胸部にも丸くて大きな物体が2つほどぶら下がっているのだが（姉妹のなかで最大である）、何よりも顔が丸い。その丸さから、彼女のイメージカラーと併せて、緑饅頭というあだ名が早々につけられることとなった。ただし、続編の『デススマイルズ2』では全キャラが総じて饅頭化したため、このアドバンテージ（？）を失ってしまった。

風呂

誇り高きシューターは見た目だけで判断などしない。ゲームはプレイしてなんぼ、とにかく使ってみようじゃないか。・・・うんうん、かなり強いね！　あっという間にエンディングだ。デスマのエンディングは選択式なんだよね。とりあえず「残ってみんなと暮らす」と・・・。

（　Д ）　ﾟ　ﾟ

眼前に広がるピンク色の画面。それは、エンジェルたちの入浴シーンであった。当時ゲーセンにて何の予備知識もなくこの場面に出くわした者は、みな 驚愕 -PANIC- に陥った。『鋳薔薇』だとか『むちポ』だとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恥ずかしいものの片鱗を味わったぜ・・・。

さて、後に『デススマイルズ』はXbox360へと移植され、誰の目も気にせず風呂エンディングを堪能できるようになったのだが、その際に「風呂エンディングを10回見る」という実績がつけられた。だからみんな実績解除のために仕方なくフォレットでプレイした。仕方がなかったんや。

風呂実績はさらに『デススマイルズMBL』、『デススマイルズ2X』にも実装され、もはやシリーズの伝統と言って過言ではない。もっとも、他キャラのエンディングも結構アレなので、結局アドバンテージは（ｒｙ

関連動画

関連コミュニティ

関連項目

• ローザ（デススマイルズ） ： ディオール家長女
• フォレット（デススマイルズ） ： 次女 ←今ココ！
• ウィンディア（デススマイルズ） ： 三女
• レイ（デススマイルズ） ： 四女
• キャスパー（デススマイルズ） ： 五女（元・四女）
• スーピィ（デススマイルズ） ： 六女