収容違反インシデントとは (シュウヨウイハンインシデントとは) [単語記事]

収容違反インシデントとは、日本最大・日本国内初（自称）のSCP Foundation オンリーイベントである。
略称は「収デン」。

概要

収容違反インシデントの初回『収容違反インシデント001』は、ニコニコ超会議2018内の「ニコニコ超会議2018 "超"収容違反インシデント2018」エリアとしてイベント内イベントという名目で開催された。
各回は、イベント名+00█というナンバリングで名前が付けられる。また、イベントページには毎回SCP-00█-EVENTというナンバリングにちなみ、イベントのその開催回に合わせたSCPのパロディ説明文が掲載されている。イベントは、即売会と展示物、ステージイベント（003以降）から成っており、すべてSCPに関する内容が行われている。

SCP Foundationのイベントということもあり、頒布物はほぼ全て（SCP-173を取り扱ったものなど）を除いてクリエイティブコモンズのライセンス、CC-BY-SA 3.0で頒布され、頒布物全てにライセンスの明記があるかのチェックが入るという他のイベントにはない特徴を持っている。SCP-173など有償でのファン活動が認められてないオブジェクトなどが有償で頒布されてないか、ライセンスが正しく書かれているかのチェックをすることで全ての頒布物が正しく頒布されているか監視するとでイベント全体のライセンスの整合性を守っている。

コスプレ

コスプレもSCPならではのラインナップである。会場には数々の白衣を着た一般参加者に、首から赤いペンダントを下げた人、自分のコスプレをする人、ペストマスク、ペニーワイズとありとあらゆるSCPに関するコスプレが行われる。002の開催では、白衣で来場する一部の参加者の行動が目立ったが、003では「会場内でサッと着る分には上着のような衣服の扱いとして、コスプレ申請を必要としないようにする。その代わりに電車などでは着ないでほしい。」などのコメントが出され、コスプレ申請が不要になった。

展示

収デンでは、ほかの即売会とは異なり、展示物が会期中飾られている。
展示物のそばには、財団のスタッフがおり、１つ１つオブジェクトを解説してくれることもある。
002で飾られていた例では、「SCP-240-JP - 0匹のイナゴ」や「SCP-504 - 批判的なトマト」がわかりやすい例だろう。SCP-240-JPは0匹のイナゴが存在するというオブジェクトなため、当日は0匹のイナゴが緑のムシカゴに入れられ、展示されていた。「SCP-504 - 批判的なトマト」はトマトが机の上に飾られ、財団スタッフが解説中に一般参加者がギャグを言おうとして一時爆発寸前であった。
このように、SCPの世界観ならではの展示物がユニークに飾られている。

注意事項

収デンでは、初めて即売会に訪れる財団職員も多い。そのため、ここに注意事項を記す。
注意事項は開催のその都度変更されるため、公式サイトを必ず参照すること。
また、他の著名なイベントの記事も参考にしてほしい。

会場内での無許可のチラシ・グッズ等の頒布、販売、募集、勧誘等の行為は禁止されています。
これは一般参加者が「私に会った人は記念でグッツあげる企画やります！」といった行為も含まれている。サークル参加者は頒布するために参加費用を支払って、サークル参加をしている。それを払っていない一般参加者はする権利はないため、そのような企画・行動は慎むべきとされている。なお、名刺交換はコミュニケーション手段の１つのため可とされる。
無許可でのパフォーマンス行為は禁止されています。
ステージイベントに急遽参加したい場合は、当日スタッフ本部まで申し出ていただきたい。
急に歌いだしたり、踊りだしても、スタッフまたは一般参加者は困惑する場合もあり、不審者と見分けがつかないこともあるだろう。機動部隊に連れ出されて、終了させられても言い訳はできない。
「確認証」、並びに記載情報の売買は厳禁です。
確認証を媒介することはイベントそのものを阻害する行為になり得る。絶対にやらないでいただきたい。
通路での座り込みや長時間の立ち話等、往来を妨げる行為は禁止です。
あなたが往来の邪魔になることで皆が買いたいものを買えない状況ができてしまうだけではなく、狭い会場内では本当に危険な行為になる。
「あの人が行くのを邪魔していたから目の前で完売した。」そんなことが多発する即売会であってほしくない。道は通りやすいように周りに気を使うようにしよう。また、非常口、火災報知器、防火扉、消火器や消火栓等の防災設備付近を、絶対に塞がないこと。非常時が起きた際に最悪の事態になる可能性のある危険行為である。
会場内外での過度に騒ぐ、暴れる等の迷惑行為は禁止です。
狭い会場内で暴れることは危険であるため、絶対にやめていただきたい。例え、ステージ上であっても加減をしないと自分だけでなく、周りもケガすることがある。気を付けよう。また、会場外であれば、白衣や怪しい姿の人たちが会場を往来している様子が見えたりしているだけでかなり周辺の住民は不安に思うことだろう。そんな中で騒ぐ若者がいるだけでかなり迷惑に思う周辺住民は少なからず存在する。周辺を移動の際には静かに移動・整列していただきたい。
指定場所以外での喫煙（電子タバコ等含む）の使用は禁止されています。
タバコは喫煙者の多くが分かっていることであると思うが、すっている姿を見ること自体を迷惑に思う人もおり、会場によっては火災報知器が反応し、せっかくの頒布物がびしょ濡れになってしまうかもしれない。
飲酒されてからの参加は禁止されています。
飲酒は様々な判断に悪影響を及ぼす。以ての外である。
持ち物の管理は各自がしっかり行ってください。
例え、あなたのモノが盗難にあっても運営委員会、会場は責任を負えない。自分が管理できる範囲で荷物を持とう。また、もし会場に他の人の落し物があったら必ず、運営スタッフに届けてあげよう。
会場内で危険物、不審物を発見した場合、自分で解決しようとせず、近隣のスタッフにお知らせください。
一般人が不審物などに近づくのは大変危険である。SCPを扱っている関係でそのような危険物にみえるものが持ち込まれる可能性もあるため、これに関しては他のイベントより一層の注意が必要かもしれない。
事故・災害発生時は、落ち着いてスタッフの指示に従い行動してください。
落ち着くことが一番である。我先に行動しようとすると必ず、さらなるトラブルを生む。
不幸中の幸いに収まるようしっかりとした判断をしてほしい。
参加の際には無理をしないでください。
これは金銭的にも体調的にもである。お金がなければ、生きることができない。体調が悪いにもかかわらず、無理をして大事に至らなかったら場合によっては一生に関わることになる。絶対に無理をしないでください。
コスプレは登録を行ってください。
これはイベント側が誰がコスプレをしているか把握する必要があるからである。ニコニコ超会議など様々なイベントでコスプレは許可・登録制になっている。収デンも同様に登録が必要であるため、必ず登録をしていただきたい。
コスプレをした状態での来場・帰宅は禁止です。着替えの際は必ず更衣室をご利用ください。
SCPのコスプレはほぼ例外なく周りからすれば、怪しい格好である。「怪しい格好をしている人たちがたくさんいる」との内容を警察などの機関に通報されてしまうと、今後の開催に関わってくる。必ず、会場内の更衣室を使っていただきたい。
撮影をする際は、被写体になる方に必ず声をかけて了承を得てから撮影をしてください。
コスプレでトラブルになると今後、ほかの参加者がコスプレをできなくなる可能性がある。
コスプレだけではなく、顔面フリー素材の人なども同様である。必ず、許可を取ろう。
また、SNSに掲載する際は別途許可を取ることは必須である。
成人向けの頒布物がある場合、各サークルの責任において、対面にて年齢確認を行い、閲覧・頒布を実施してください。
一般参加者はかならず、年齢確認のできるもの（顔つき: マイナンバーカード、免許証、学生証など）を持ってくる必要があるので、事前に準備すること。余談だが、マイナンバーカードを発行しておくと住民票をコンビニで発行できるようになり、免許証とは異なり発効に長期間の教習も必要としないため、利点も多い。参考にしてほしい。
会場で出たゴミについては、原則各自での持ち帰りをお願いいたします。
一般参加者・サークル参加者は必ず小銭を準備してください。
一般参加者はおつりが出来るだけでないようにし、サークル参加者は万が一おつりが出たときを考えた準備することが自らのサークルを守る鍵です。
スケッチブックは各サークル参加者の善意です。
スケブは基本的に各サークルの善意で行われている。列ができているときは一度控えて、後程訪れるなどの対応をしてほしい。もし対応していただけなくても、逆ギレすることのないように。財団職員たるもの紳士・淑女の対応で。
始発・早朝来場は禁止です。
前述にあるように近隣に迷惑をかけてはならない。よくわからない人たちが会場周辺をうろついていると不審がられる。収デンを続けたいのであれば、慎んでいただきたい。あなたは若いかもしれないが、よく寝ないと急に倒れるかもしれない。