宇宙戦艦ヤマト完結編とは、1983年に公開されたアニメ映画である。
1974年以来続いてきた宇宙戦艦ヤマトシリーズの(一旦の)締めくくりとなった作品である。
宇宙戦艦ヤマトⅢの続編。完結編なのに宇宙戦艦ヤマト復活篇へと続いた。
本作ではそれまでピアニストとしてのみ参加していた羽田健太郎が作曲として一部参加を果たした。音楽関連のクオリティとボリュームが尋常ではなく、未使用曲も非常に多い。
登場人物・キャストで特筆すべき部分としては、劇中世界で逝去したと思われていた初代艦長・沖田十三がまさかの再登板・島大介役を仲村秀生とささきいさおのダブルキャストで担当(仲村の体調不良のため)という点が挙げられる。
巨大な宇宙構造物などはまるでCGかと見間違うほどの迫力で登場するが、驚くべきことにすべて手書きである。(この時代のCG技術は未発達であり、コンソールパネルに一部使用されただけで終わった。)
時に西暦2203年。劇中世界の地球ではバビロニア神話上の存在にすぎないと思われていた「水の惑星アクエリアス」が姿を現し、ゆるやかな楕円軌道を描いて地球に接近しつつあった。アクエリアスがもたらした被害によって宇宙の放浪者となったディンギル帝国の残党は、移住先を地球とさだめ、アクエリアスをも利用して地球への戦いを開始する。
主力艦隊も避難船も失い地球人類が追い込まれていくその絶望のとき、傷ついた宇宙戦艦ヤマトは完全修理も成らぬまま地球を飛び立つ。ヤマト最後の戦いがいま始まった!
以下、ネタバレに絡む記述が含まれるため黒字反転にて記述します。
彼らの祖先は一万年の昔(劇中の時間でいうところの紀元前7800年ごろ)、地球に最初の文明を築いた人類であった(このため皮膚の色以外は地球人類とまったく同じ体の構造を持っている)。しかしあるとき、水惑星アクエリアスの回遊によって1年にわたって雨が降り続き、あらゆる物が水の底に沈む大異変に見舞われる。
その絶望の時、空の彼方から異星人の乗った円盤によって救われた限られた数の人々が存在し、彼らは自らを神によって祝福された選ばれし者と認識するようになった。
その後彼らは移住共生を許された砂漠の惑星ディンギルで、「その強き力を行使して」、つまり助けてくれた恩人である始原ディンギル人を駆逐し、宇宙へ進出できる科学力をも同時に簒奪し、新たなる国家を築いて生き延びてきたのである。こうした彼らの帝国創設のいきさつから、「我らの前に現れる異星人は全て敵だ」「自分の幸せのためには何をしても良い」「この世は強いもののみが栄えるためにある」「同情や施しは要らぬ」といった、ヤマト世界の地球連邦などから見れば極端に思えるような思考が支配する人々の国となっている。
※レギュラーキャストではない本作特有のメインキャストを中心に記す
掲示板
26 ななしのよっしん
2022/05/24(火) 00:17:06 ID: wxrQmsZDfk
>>20
生存環境が厳しい砂漠地帯とかだと割と普通の思想だけどな
種族存続のため強者が生き延びるのが精いっぱいで弱者救済の余裕がない
27 ななしのよっしん
2022/06/19(日) 16:45:46 ID: qif3Snq3ac
映画の記事で記事本体と何の関係もない自分の勝手な主張を書いているだけの奴が利己主義批判とは恐れ入る
28 ななしのよっしん
2023/03/11(土) 21:32:48 ID: M55YYzIR+q
35mm版のVHS、めちゃくちゃ高騰してる
早く決定版のUHD Blu-ray出して
この不毛な70mmと35mmの別々でしか観られない状況を打破してもらいたい
収録はスタンダードサイズで
急上昇ワード改
最終更新:2025/01/15(水) 21:00
最終更新:2025/01/15(水) 21:00
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