寄生生命体X

寄生生命体Xとは、ゲーム『メトロイド』シリーズに登場する架空の生命体である。

概要

『メトロイドII』の舞台である惑星SR388にて存在が確認されている、宙を漂うアメーバのような姿の生命体。「寄生生命体」の名前の通り、他の生物に寄生して死に至らし、そのDNA情報をコピーし姿を擬態する特徴を持つ。擬態したXは宿主であった生命体よりも狂暴化・暴走する傾向にある。生物テクノロジーが組み込まれた機械なども寄生し、擬態することも可能。

Xの唯一の天敵はメトロイドである。メトロイドはXに寄生されないばかりか、Xを取り込むことでさらに活性化する特徴を持つ。そもそもメトロイドはXを駆除するためSR388の入植に訪れた鳥人族により生み出された生命体で、その狙い通りにXはメトロイドに駆除されSR388から一時的に姿を消した。その後サムス・アランがミッションによりSR388を訪れ、惑星のメトロイドを全滅させた結果、惑星は天敵がいなくなったXが再び繁殖する環境となってしまう。『メトロイドII』のリメイク版である『サムスリターンズ』では、メトロイド全滅後に再びXが活性化するシーンがエンディングに追加されている。

『メトロイドフュージョン』では、サムスが調査隊と共にSR388の惑星調査に赴いた際にXに寄生されてしまう。意識不明となったサムスと一体化したパワードスーツの大部分を切除するほどの処置をもってしても神経中枢に達したXを処置できず、サムスの命をも脅かすが、かつてSR388から持ち出したベビーメトロイドから生み出されたワクチンをサムスに投与することで体内のXのせん滅に成功する。このワクチンの効果により、サムスはXを体内に取り込んで体力回復・能力覚醒を可能にするなどXに対する耐性を手に入れた。

その後、SR388の原生生物を乗せた宇宙船がB.S.L（BIOLOGIC宇宙生物研究所）に持ち込まれるが、同時にXの侵入も許すことになり、研究所内の生物及び研究者がＸに寄生・擬態された。さらに切除したパワードスーツを格納したカプセルも研究所に存在し、フル装備のパワードスーツを身につけたサムスを擬態した「SA-X」も誕生してしまう。サムスはXのせん滅のため、Ｘへの耐性を身につけた宇宙唯一の存在として研究所へ向かう。

SR388は研究所もろとも爆破し、Xは絶滅したかのように思われたが、『メトロイド ドレッド』でXの存在が惑星ZDRで確認されたとの報が銀河連邦に入り、サムスに惑星の調査を依頼する。

関連動画

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関連項目

• メトロイドシリーズ 
  • メトロイドⅡ RETURN OF SAMUS
  • メトロイド サムスリターンズ
  • メトロイドフュージョン
  • メトロイド ドレッド
• SA-X
• 寄生生物
• 鳥人族