山汐丸(艦これ)とは (ヤマシオマルとは) [単語記事]

戦時大型タンカーとして計画され、特２TL型特設輸送空母として
建造が進められた山汐丸であります。
提督殿、自分も何卒ご活用を……お願いしたい……です。

山汐丸（やましおまる）とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん～艦これ～」に登場する艦娘である。モデルは大日本帝国陸軍が運用する予定だった『山汐丸』（表向きの船主は山下汽船）。

提督殿…山汐丸を…お呼びでありますか？（概要）

2022年 2月22日深夜より開催された、2022年冬イベント【発令！「捷三号作戦警戒」】にて先行実装された特務艦娘。艦種アイコンは初登場の「陸護空」。内部的には補給艦＋αな扱いか。前段作戦最終海域となる第３海域の突破報酬。

帝国陸軍に縁のある艦娘は実装順にあきつ丸(艦これ)、まるゆ(艦これ)、神州丸(艦これ)につづく４人目。戦標船改装船としても初となる存在である。艦の性格的に一番親しい存在は海軍所属の速吸(艦これ)かと思われるが、速吸がカタパルトを装備した油槽艦であるのに対し、山汐丸は鳳翔・龍驤あるいはあきつ丸同様の全通甲板を有するタンカーである。航空戦力運用による対潜作戦のできるタンカーというのが本船のコンセプトと言える。図鑑での艦種説明は「特設護衛空母　特２TL型2番艦」。

情報確認でありますか？自分がお持ち致します。……はい、こちらであります。(性格・性能等)

基本的には、あきつ丸や神州丸に準じた陸軍っぽい言い回し（いわゆる「～～であります」口調）が多い。また、実艦が実戦を経験することなく戦没したためか若干後ろ向きなセリフも多い。

時報等で言及する相手は、陸軍の先任たち（あきつ丸先任と神州丸殿等）。先任たちが夕食時に差し入れてくれる清酒で酔っ払うと「自分も海に出てお役目に出たかった」とこぼし、戦標船から改装された「しまね丸」について言及したりする。結構酒癖は悪いのかも…。

初期装備は「三式指揮連絡機(対潜)」と「二式12cm 迫撃砲改」。船の性格といい、対潜装備で固められており、2スロで搭載機数は6/2。「改」への改装にLv48に加え、「高速建造材×15+開発資材×10」を要し、搭載機数は8/6/2に増加。初期装備２つを新たに1ペア持参した上で「九五式爆雷」も持参する。改になると分岐ルール・任務条件で補給艦扱いとなる。また、改になると艦戦・艦爆を装備できる。（改になっても艦攻は装備不可）

特設輸送空母、山汐丸、出撃であります。皆さん、気をつけて、道中参りましょう。(実艦経歴)

詳しい解説　→　山汐丸　（実艦解説記事）

三菱重工業横浜船渠（同郷：那珂・白雪・香取・鹿島）にて1944年 9月11日起工、同年11月14日進水した戦時標準船２ＴＬ型タンカーに対潜航空能力を加えるため飛行甲板等を架設したため特２ＴＬ型とも呼ばれる。山下汽船が発注し、就役後は日本陸軍が運用する予定であった。

1945年 1月27日に就航したが、この時点で南方との交易路は連合国に完全に抑えられ、タンカーとしての運用はもはや望めない状況となっていたため、母体のタンカー部分を貨物船に改めるための改装工事を行っていた同年2月17日、米軍のジャンボリー作戦による空襲により改装工事のため横浜船渠に係留中の山汐丸は浸水・着底した。