日暮とわとは (ヒグラシトワとは) [単語記事]

日暮とわ（ひぐらし　とわ）とは、半妖の夜叉姫に登場するキャラクターである。声優は松本沙羅。

概要

父のような銀髪が特徴で、前髪の一部が赤いのが特徴。喧嘩で動きやすいという理由で男装をしている。菊十文字を武器としている。左目には銀色の虹色真珠を宿している。

戦国時代で妹のせつなと共に暮らしていたが、幼い頃に起きた山火災でせつなと生き別れ、時代樹のトンネルで令和の時代にタイムスリップ。日暮草太の娘として育つ。
父譲りの強さを備えていたため不良との喧嘩で負けることはなかったが、同時にそれが原因で転校を繰り返した。また草太からは半妖の力を使うことは禁じられていた。ルールで縛られた令和の時代を快く思っていなかった中、根の首の力で現代にタイムスリップしてきたせつな、もろはと対面を果たす。せつなとは数年ぶりに再会できたが、せつなは夢の胡蝶で記憶を奪われたため、姉のことをよく覚えていなかった。

せつなの記憶を取り戻すべく夢の胡蝶を捜すために戦国時代にタイムスリップし、冒険していくことになる。夢の胡蝶に何らかの関りがあるとされる麒麟丸を追ってその配下とも戦っていったが、麒麟丸との2回目の戦闘でせつなを殺され、もろはと共に潜在能力が解放され、全力で麒麟丸と戦ったが倒すに至らなかった。せつなを失って泣き崩れていたところに殺生丸が現れ、折れた天生牙を貸し出された。

生身の状態で天生牙の状態を引き出そうとしたことで髪が黒になるほど妖力を失いつつも、あの世の使いを斬ったことでせつなを生き返らせる。その後は産霊山に出向き、麒麟丸の娘のりおんと出会い、彼女から星斬りの笛をもらい、笛を吹くと笛は麒麟丸の爆星剣と対をなすと言われる残星剣を手に入れた。理玖が麒麟丸と繋がっていることを知ると、理玖を介して麒麟丸に宣戦布告した。

朔の日の夜に是露に連れられ、七星の力で過去を思い出され是露に挑発され続けたことで心をかき乱され、妖怪の血が暴走。七星を怒りのままに一刀両断し、是露をも斬ろうとしていたが、幼少期の記憶を取り戻したせつなに止められ、妹との再会を喜びながら元に戻った。せつなが犬の大将と是露の縁を断ち切った後は、是露に「とわの強さはたくさんの愛によって育まれたもの。」と評された。

せつな、もろはと共に殺生丸によってあの世とこの世の境に送られ、犬夜叉と義理の伯母に当たる日暮かごめと初対面する。せつなが麒麟丸に殺され蘇生した時の出来事を話した後、犬夜叉から天生牙を呼び寄せろと言われ、天生牙を呼び寄せた。抜こうとした際には再び髪が黒くなったが、せつなともろはの助力を得て再び天生牙を抜いて扱うことに成功した。外の世界に生還した後は天生牙に導かれ、時代樹に入り、母親のりんと再会を果たす。殺生丸から残星剣の力で麒麟丸の妖気を吸い出して彼を救うことに成功するが、代償として魂が失われる。しかし直後に阿久留が現れ、風車を回したことで失われたはずの魂が戻ってりんを安堵させた。

時代樹の精霊から令和の時代に現れる妖霊星本体の破壊、異物の排除（希林理）の破壊を命じられ、令和の時代に戻る。妖霊星を破壊したが、希林理が戦国時代に持っていく。戦国時代に戻れる手段はなかったが、阿久留が最期の力を振り絞って戦国時代に戻れるようになる。直前にこれまで面倒を見てくれた草太に感謝を述べた。妖霊蝶との戦いでは恐怖と戦おうとするりおんを後押ししながら残星剣を使用。魂はりおんによって戻り、全てが終わった。

後に麒麟丸の魄、りおんの魂を受けて蘇生した理玖の依頼を受けてせつな、もろはと共に旅立つ。

人物

楓曰く、優しいところは母のりんに似ているとのこと。

令和の時代で育ったため、戦国時代の常識を知らない。

特性

殺生丸と同じように毒に耐性があるが、とわの場合は毒の霧のみとなっている。

半妖であるため、朔の日が来ると人間と化す。髪は黒いセミショートヘアに変化し、瞳も赤から茶色に変わる。本人曰く令和の時代では一度もなかったが、これは本来とわが戦国時代の生まれであり令和の時代では起きなかったと冥加は推測している。

菊十文字は三つ目上臈との戦闘で折れたが、妖力で刀身を形成することで武器として使える。犬夜叉の竜鱗の鉄砕牙のように妖力を吸い取ることも可能。しかし朔の日が来ると妖力が使えないため元の折れた刀のままとなってしまう。

父譲りの技、蒼龍破も使える。麒麟丸との戦いで潜在能力が解放された後は、蒼龍破を二頭に分けたことで、麒麟丸から双頭の蒼龍破と命名された。

産霊山でりおんを助けた後、麒麟丸が恐れる唯一の武器である残星剣を手に入れる。残星剣は吸妖根の力によって妖力を無尽蔵に吸収することができる。しかし第42話にて麒麟丸によって呪いがかけられており、妖気を吸い続けるととわの魂も削られ、とわが魂を使い切って倒れた後に麒麟丸の娘のりおんの魂移しを行おうとしていることが判明する。