曲芸商法とは (キョクゲイショウホウとは) [単語記事]

曲芸商法とは、アダルトゲームブランド CIRCUSの行っている商法を指すインターネットスラングである。

似たような（同様の）物にF&C商法、ファンディスク商法（Navelがよく使う）、完全版商法があり、さらに悪質なものにAKB商法がある。

概要

主なやり方としては、CD-ROM版（初回版・通常版）を発売し、そのすぐ後に同じ音声のビットレートが上がったり、Ｔシャツが付いてくるDVD-ROM版（初回版・通常版）を発売、その後ファンディスクやコンシューマ機移植版をひたすら発売するという商法。

はてなキーワードの該当記事本項の掲示板>>15-19によれば、「D.C.」の冠名が付いた物だけで4045パッケージ、「ダ・カーポ II」で726パッケージ。これだけで71パッケージ存在する。

更にサーカス作品出演のファンディスク（C.D.C.D.やCircus Land等）で9パッケージ、D.C.ガールズシンフォニーが2パッケージ＋アルキメデスの忘れ物＋うたう絵本で合計85パッケージ。

曲芸の事だから今後も順調に増え続けると思われる。

最近になって「CIRCUS ブランドの出すゲームは曲がいい⇒曲芸商法」と後付された意味でも使われる。D.C.（アニメ）主題歌のサクライロノキセツ（yozuca*）などは2ch アニソンランキング入りを果たしている。最近ではOP詐欺としてヴァルキリーコンプレックスの聖戦スペクタル(Ceui)などがある。

詳細

なぜ批判されるのか

（あくまで執筆者の個人的な考察です。）

ダ･カーポシリーズは発売からかなりの時間が経過した今でも根強い人気を誇るが、先述の通りパッケージ数の多さでよく批判の的になる。これには以下の要因が関係しているのではないかと思われる。

「枯れない桜」などシリーズの核心となるシナリオを考案した御影や、万人受けしやすいキャラクターデザインを担当した七尾奈留が退社したにも関わらず、同シリーズを延々引っ張り続けている事。
そもそも新作を作る気がないんじゃないかと思われてる事（D.C.シリーズ以外で言えば水夏（それも無印→a.s+ぐらいまで）以外売り上げ的に疑問）。
リメイクにしろファンディスクにしろ無印とほぼ変わらない値段で販売されてる事（例によってフルプライス）。
そのくせ団長（断腸/tororo)の態度がでかい。

大体の要因は1である。
通常、この類のゲームのファンディスクや続編に関しては、主要スタッフが変更されて発売という形自体珍しい。
退社した御影や七尾や恋純ほたる、呉など作品の核心を組み立てたオリジナルスタッフが居ないにも関わらず、彼らが作り上げたベースを利用し荒稼ぎをしているという事が気に入らないファンも多い。

七尾はサーカスと喧嘩別れのような形で退社したとされる説が有力な上に、White Season以降現在のダ・カーポ IIに至るまで原画を担当しているたにはらなつきは七尾の影響を受けた部分が多いとされている。喧嘩別れした社員の遺した物をいつまでも使い続けるのはどうか、という事。最近まで七尾はサーカス時代の事を口にしたがらなかった事から、何か有ったことは間違いない（因みに表向きは契約終了の形として離れた事になっており、七尾先生当人は後にF&Cやsolaのキャラデザを担当するなど活躍されている）。
また御影も喧嘩別れ説が有力。

逆に考えるんだ

このビジネススタイルでCIRCUSは成功しているので、やったもん勝ち状態。
買う奴が居るから仕方ない。

また、新しい作品を作ってもあまり評価がよろしくなかったので、下手な博打に出るよりは安定して稼げる方を選ぶのが企業として当然の形ではある。
何故新作が転ぶのかと言うと、サーカスほど「大手なのに有名な（実力のある）シナリオライターが居ない」ブランドは無いからと言われている。既に退社したスタッフの案を使いまわすが故に自社スタッフが成長しないというのは残念な点。

D.C.シリーズスタート以後の新作の例：