ヴァルキリープロファイル 単語

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ヴァルキリープロファイル

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曖昧さ回避 この記事はシリーズの一作についての記事です。
シリーズ全体については「ヴァルキリープロファイルシリーズ」を参照。

ヴァルキリープロファイルとは、1999年12月12日発売のプレイステーションソフトである。

通常版と、「特製懐中時計」「ビジュアルブック」「カレンダー」が付いた限定版「LIMITED BOX」も存在する。

概要

ヴァルキリープロファイルシリーズの第1作北欧神話に登場する神々、および神話の中に登場する「神々の黄昏ラグナロク)」をモチーフとした世界観、ストーリーを持つ。
ただし男神が女神になっていたりと設定のアレンジは見られる。

CGドット絵を併用した美麗グラフィック、綿密で壮大なストーリーなど、ファンには「神ゲー(いろんな意味で)」と評されるほどに人気のあるゲーム。 が、戦闘パートなど一部の処理についてプレステの性限界値ギリギリのラインまで使っているため、本体の熱暴走によるフリーズが高頻度で起こる。本体内にホコリが溜まっていると、それが基盤に焼け付いて本体そのものを破壊するといった事もあり、フリーズゲーなどとも揶揄される。ゲーマー漫画家で知られる柴田亜美も発売当時寝る間もセーブする間も惜しんでやりこんでいたせいでフリーズ被害に遭い、8時間以上をパーにしたという逸話が当時のドキばく!で語られている。

ロールプレイングゲームではあるが、ドラクエFFのようななりに進めてラスボスを倒しに行くようなゲームとは少し毛色が異なる。神界での戦争に必要な兵士を集めるようオーディンから命を受けた主人公レナスが、エインフェリアと呼ばれる人間(の)を集めて、英雄にふさわしい力まで育成し、神界へ転送するというのがたる流れである。なお神界での戦争に関わることはできない。

もしくはダンジョンの中は2Dのアクションの形式になっており、ジャンプやスライディング、物を持つといったアクションを使い進んでいくことになる。
また特有のアクションを上手く利用しないと先に進めない部分も存在する。
序盤はど特殊なアクションは存在せず、ただ走ったり物を持ち運んだりする程度でクリアできるダンジョンが多いが、難易度Hardにしか登場しない本筋と直接関連のダンジョンや、最終ダンジョンなどは謎解きを兼ねた較的難しいアクションが要される。

戦闘は、敵キャラクターに接触すると戦闘に入るシンボルエンカウント方式である。
戦闘は味方と敵のターンを交互に繰り返す形式で、敵のターンでは敵が1体ずつ順番に攻撃をしてくる。
味方のターンでは、コントローラーの○×タイミング良く押すことで、ボタンに対応する形に配置された味方キャラクターが連携を取って攻撃する。味方の攻撃は、1人あたり1ターン最大3回(物理攻撃キャラクター)動けるため、全ての攻撃を空振く繋げるのには少し練習を必要とする。

連携が続くと「決め技ゲージ」が増大し、これが100になる事でキャラクターが固有の必殺技を放つ事が出来るようになる。
必殺技キャラごとに「ヒット数が多く決め技ゲージの増加が大きいがダメージが低い」「単発攻撃で決め技ゲージど増えないが、威力が高い」と言った様々な特徴があり、必殺技を放つ順番を工夫することで、4人全員が決め技を放ち切る事が出来る。

ゲーム中ではお金買い物と言った概念いが、「マテリアライズポイント」と言うポイントを貰う事があり、これによって具を精製して入手する。(宝箱などからも具は手に入る)
また、ある具を別の具に”変換”するというシステムがある。
ちなみにこのゲーム難易度設定としてEasyNormalHardとあり、Hardは敵が強い・経験値が少ない・難しいダンジョンが登場する(簡単なダンジョンが消える)・途中加入のキャラクターも一レベル1から始まるなどの差別化がなされているが、入手可アイテムが違うためHardの方が簡単ともっぱらの評判。というよりも、HARDクリアしないと隠しを含めたパーティメンバー全員仲間にできないため最終的にはHARDに落ち着く。Normalは不慣れなプレイヤー向けとして意味もあるが、Easyなどはまともなアイテムが手に入らないため異常に難しく、初回プレイにはおすすめできない。

エンディングが複数あり、ベストエンディングであるAエンディングに辿り着くためには、案内役的なキャラクター(今作の場合はフレイ)から言われたこと通りにはしないといったRPG王道から外れるようなことをし、そして特定イベントを起こす必要があるため、通常のプレイで辿り着くのは難しい。なお、言われたことをあまりにも守らないと、バッドエンディングであるCエンディングになるので注意が必要である。

キャラクター神様である事を表現する為か、味方キャラクターHPに相当するDMEの最大値は5桁に到達する(90000)。しかし、終盤はそのDMEを持ってしても普通に即死する10万越えダメージが飛んでくる、弱点を攻撃するとボスだろうが即死させられる武器、使用アイテムが多数等、戦闘バランスはかなりぶっ飛んだ調整をしている。まともにやろうとするとガッツゲー、突き詰めると耐性と即死ゲーになる。後セレスティアスター

また、クリア後要素の隠しダンジョンに到達するまでの戦闘回数は有限であり、味方キャラクターが十数人になる事もあって、クリアまでを見据えた計画的なプレイが必要になってくるゲームである。

ストーリー

アース神族の王・オーディンは、神族の祖であり未来を語ると言う巨人ユーミルの首から、「神々の黄昏」が近く迫っている事を告げられる。これを、敵対関係にあるヴァン神族との最終戦争の事であると解釈したオーディンは、来るべき戦いに備えるため、戦力となり得る人間英雄エインフェリア)を集めるべく、運命三女神の一人であるレナスヴァルキュリアを召致する。

長い眠りから覚めたレナス人間界・ミッドガルドに送り込むに際し、覚めたばかりでは心もとないと、第二級神・フレイレナスと共にミッドガルドに降り立つ。エインフェリアとなる人間を聞き取り導く事、不死者の波動を感じ取り浄化する事などを教え、一通り見届けたところでフレイ界へと戻ってゆく。

以下はAエンディングネタバレに付き反転

命じられたままにエインフェリアを集め、界へ送り、不死者を浄化してゆくレナスであったが、ある時「レナスが昔いた幼馴染に似ている」と言う青年ルシオと出会った時からレナスに変化が訪れる。ルシオエインフェリアとなり界へと送られるが、界で「レナスはいつも転生前の記憶を持っているのに、今回だけは記憶が封印されている」と聞かされる。
ルシオは自らの中にあった、レナスの正体についてのかすかなイメージがより確かなものに変わって行くが、その事を見透かしたロキの甘言に乗ってしまい、神界の秘宝の断使用と言う罪を犯してしまう。

この時秘宝を使ってルシオコンタクトを取ろうと試みたのは他ならぬレナスであったが、記憶レナスルシオの呼びかけを拒絶してしまい、意に気づくことはかった。
そしてしばらくの後、レナスフレイから「ルシオと言うエインフェリアが秘宝を盗み出そうとし、たまたま居合わせたロキによって仕留められた」と聞かされる。仕留められる前に秘宝を使用した形跡があり、何か心当たりはいかと聞かれるが、ここでレナスルシオ意に気づき、記憶の封印にほころびが生じる。

その間、封印が解除されてしまうのを阻止するためにアーリィ覚醒レナスの体を乗っ取ってしまう。
覚めたアーリィはその場にいたアリューゼ達に屈か死かの二択を迫るが拒否され、アリューゼ達を始末しようとするが、だけの存在となったレナスアリューゼ達をい、結果レナスが四散してしまう。
レザードの手助けを得て何とかレナスの消滅を防いだアリューゼ達はレナスの本来の体を取り戻すためにアーリィを追う。不死者王ブラムスの協力も得てアーリィを打ち倒しレナス復活させることに成功する。

一方その頃、ルシオを唆して秘宝を使用させた事実を利用し四宝の一つ「ドラゴンオーブ」を盗み出すことに成功したロキは、その力を用いてアース神族に戦いを挑む。アース神族軍は大半が壊滅し、長であるオーディンもが倒れてしまう。そこに復活したレナスが駆けつけ、生き残ったフレイは「アース神族軍を立て直すため」とレナスを説得するが、全ての記憶を取り戻したレナスはそれを拒否。ルシオのために、単独でロキを追う。

大半が廃墟となってしまった界・アスガルドの丘の上でレナスロキに追いつく。戦いの最中ロキドラゴンオーブの力を全て解放世界の全てを崩壊させるに至るが、復活の過程でハーフエルフの体を持った事により「成長する力」を手に入れていたレナス創造の力に覚め、世界を全て再生された上で、ロキレナスに倒れた。

登場人物

神界

人間界

主要人物

エインフェリア

不死者

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