榎田大樹 単語


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榎田大樹(えのきだ だいき1986年8月7日-)とは、鹿児島県出身の元プロ野球選手投手)である。

概要

宮崎小林西高校から福岡大学を経て、社会人東京ガスに入社。1年から投手の柱として活躍、2009年都市対抗でベスト8入りを果たし若獅子賞を受賞。2年チームの不動のエースとなり、2年連続で都市対抗ベスト8入り。社会人No.1左腕、すぐに10勝できる即戦力と評価される。

2010年ドラフト会議にて、大石達也の外れ1位として阪神タイガース名され入団。

阪神時代

2011年キャンプオープン戦でも好投を見せて先発ローテーション入りが期待されたが、ローテーションからは漏れ中継ぎとして開幕一軍入り。するとリリーフでも好投を見せ、小林宏之久保田智之の不調により、藤川球児へ繋ぐセットアッパーの地位を確立オールスターにも監督推薦で出場を果たした。疲労により後半戦の一時期二軍落ちもあったが、最終的に62試合登板、3勝3敗33ホールド1セーブ防御率2.27を記録セットアッパーとしてフル回転した。なお62試合登板は球団の新人記録33ホールドセ・リーグ新人記録である。


2012年も開幕戦からNPBタイ記録となる8試合連続ホールドマーク6月まで防御率0点台とセットアッパーとして奮闘。オールスターにも怪で辞退したトニ・ブランコの代役で出場するはずだったが、左肘関節炎で辞退した。8月後半に復帰したが、9月半ばに再び左肘関節炎で離脱し、来季に向けて肘を手術。そのままシーズンを終えた。この年は48試合で3勝3敗21ホールド2セーブ防御率2.34。


2013年は手術した肘のも考慮され、先発に転向。好投するも援護に恵まれず、4月防御率0点台ながら2勝2敗というひどいムエンゴ状態であった。5月6月は0勝に終わり、一度登録抹消。立て直した7月は2勝を挙げるが、その後は再び調子を崩し4勝でシーズンを終えた。シーズン成績は16試合で4勝9敗、防御率3.61。9月15日には東京ヤクルトスワローズウラディミール・バレンティン日本記録となる56号、アジア記録となる57号を打たれた。この年は4勝のうち3勝を読売ジャイアンツ戦で挙げ巨人キラーと呼ばれた。


2014年先発で結果を残せず、途中で中継ぎに転向。8月には左肩の違和感二軍に降格。再昇格後も結果を残せなかった。


2015年は左の中継ぎのみだったが、8試合登板に留まった。


2016年先発への復帰が検討されていたが、先発で投げることはなく、中継ぎとして35試合登板3月27日中日ドラゴンズ戦で2年ぶりの勝利を挙げた。


2017年は大半を一軍で過ごしたため、一軍での登板は3試合に留まった。

西武時代

2018年岡本洋介とのトレードで埼玉西武ライオンズに移籍した。背番号は30。4月11日千葉ロッテマリーンズ戦では6回2失点と好投し、5年ぶりに先発勝利を挙げた。9月19日北海道日本ハムファイターズ戦で初の2桁勝利に到達。西武の10年ぶりのリーグ優勝に貢献した。


2019年左上腕三頭筋のりので開幕前から離脱。13試合登板で4勝3敗に留まった。


2020年は不振で二軍調整が長かったが、11月2日日本ハム戦では7回1死まで安打と好投し、シーズン勝利を挙げた。5試合登板で1勝1敗だった。


2021年二軍戦で立て続けに負傷し、5月18日には左に打球が直撃して骨折し、5月28日に手術を受けた。一軍に昇格することがないままオフ戦力外通告を受ける。現役続行をしたがオファーはなく、現役引退

引退後

西武に残り、2022年からは球団本部ファーム・育成グループバイオメカニクス(1軍グループ兼務)兼企画アライアンス戦略(肩書きが長い)に就任。

プレースタイル

社会人時代はストレートの最速は146km/hだったが、プロ入り後は横浜スタジアム150km/hもマーク。スラーブとカットボール、二種類のスクリューカーブ回転フォークなどを操る技巧である。

成績

年度別投手成績

年度 球団 登板 先発 完投 完封 勝利 敗戦 セーブ ホールド 勝率 投球回 与四球 奪三振 失点 自責点 防御率
2011年 阪神exit 62 0 0 0 3 3 1 33 .500 63.1 28 71 19 16 2.27
2012年 48 0 0 0 3 3 2 21 .500 42.1 20 37 13 11 2.34
2013年 16 16 0 0 4 9 0 0 .308 92.1 38 78 39 37 3.61
2014年 24 7 0 0 2 1 0 2 .667 44.2 20 42 38 35 7.05
2015年 8 0 0 0 0 0 0 0 .--- 8.2 4 8 11 10 10.38
2016年 35 0 0 0 1 1 0 3 .500 39.2 16 32 19 19 4.31
2017年 3 0 0 0 0 0 0 1 .--- 6.1 2 6 2 1 1.42
2018年 西武exit 23 22 0 0 11 4 0 1 .733 132.2 40 98 53 49 3.32
2019年 13 13 0 0 4 3 0 0 .571 69.0 21 33 54 50 6.52
2020年 5 5 0 0 1 1 0 0 .500 24.0 6 9 14 14 5.25
NPB:10年 237 63 0 0 29 25 3 61 .537 523.0 195 414 262 242 4.16

通算守備成績

機構 守備位置 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率
NPB 投手 237 27 109 1 7 .993

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