殺したがるばかども 単語

コロシタガルバカドモ

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殺したがるばかどもとは、瀬戸内寂聴および日本弁護士連合会の、死刑在置に対する認識である。

概要

日本弁護士連合会(日弁連)は2016年10月6日福井市内で行った死刑止に関するシンポジウムにおいて、瀬戸内寂聴の出演する、死刑止をするビデオメッセージ開した。
瀬戸内寂聴ビデオ内で、「人間人間の罪を決めることは難しい。日本が(死刑制度を)まだ続けていることは恥ずかしい」と、死刑制度を批判した上で、
人間人間を殺すことは一番野蛮なこと。みなさん頑って『殺さない』ってことを大きなで唱えてください。そして、殺したがるばかどもと戦ってください」
と述べ、死刑存続を望む人のことを、

  • 人を殺したがっている
  • バカ

と考えていることを明らかにした。

シンポジウム会場には、死刑存続を望んでいる全犯罪被害者の会(あすの会)のメンバー支援する弁護士らもおり、発言に対する反発が広がった。
彼らも、日弁連に言わせれば「殺したがるばかども」ということになる。

あすの会顧問であり自らも妻を殺された岡村弁護士は、
被害者はみんな加害者に命をもって償ってもらいたいと思っている。そのどこが悪いのか。ばか呼ばわりされるいわれはない」と話した。

翌日の2016年10月7日、同じく福井市内で行われた人権擁護大会で、日弁連は前日のシンポジウムのメッセージについて説明を行った。
担当者であった加毛修弁護士は、「犯罪被害者への配慮がなかったこと、おわび申し上げる」と謝罪した。
その上で、発言の意図について、「死刑制度を含む国家殺人のことであり、犯罪被害者へ向けられたものではないと考えている」と釈明し、「『ばかども』という表現は確かに強いと感じたが、瀬戸内さんの思い切りよい持ち味でもあり、そのまま使うことになった」と話したことで、言い方が悪かっただけで、考え方自体は正しいのだという見解を示した上で、メッセージ内容自体も日弁連認のものであることが明らかになった。

同日、この人権擁護大会で日弁連は「死刑制度の止を含む刑罰制度全体の改革をめる宣言」の案を、参加弁護士の賛成多数で可決し、組織として平成32年までに死刑止を実現することを提案した。
票数は出席786人中、賛成546、反対96、棄権144だった。

被害者支援に携わる弁護士は「(こうした宣言を出す日弁連から)私は脱退したい。しかし、強制加入団体だから脱退したら弁護士活動を続けていくことはできない。そのような団体がこうした決議をやることはおかしい」と訴えた。
日本犯罪被害者弁護士フォーラムは「強制加入団体である日弁連が、死刑制度の是非について一方の立場から宣言を採択することは、日弁連の会員である個々の弁護士思想・良心の自由に対する侵である」という見解を述べた。


瀬戸内寂聴はかつて、左翼思想に基づき数多くのテロ殺人リンチ等を行った日本赤軍永田洋子死刑囚中死した際に、このようなメッセージを送っている。

洋子さんに病死が与えられたことは、せめてもの救いでした。
もう充分、充分、この世で地獄を味わい、苦しみました。
洋子さんは許されて、今はかつての同志に迎えられていることと信じます。
私も数え卒寿です。ほどなく、あちらへ渡るでしょう。
あちらで元気になった洋子さんに迎えられて、
歓迎会をしてもらえることを信じています。
洋子さん、長い間御苦労さまでした。

以上のことから、実際に個人の欲望に基づき殺人を行った死刑囚は「殺したがるばかども」と考えていないことがわかるので、彼女の「殺したがるばかども」は死刑存続を望む人のみをしている。

内閣府世論調査では、日本人死刑容認と止どちらを望むかのi意識調を行っているが、近年はいずれも8割以上(うち5割が「終身刑があっても死刑は必要」と言う積極的賛成、3割弱が「終身刑を導入するなら死刑止も許容出来る」という消極的賛成)が死刑を容認する世論となっている。
よって、日弁連にとっては(消極的賛成を含むとすれば)日本人の8割以上が「殺したがるバカ共」ということになる。

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