田中浩康とは (タナカヒロヤスとは) [単語記事]

田中浩康（たなかひろやす、1982年 5月24日-）とは、京都府出身の元プロ野球選手（二塁手）で、横浜DeNAベイスターズのコーチである。

経歴

横浜DeNAベイスターズ #97 ファーム内野守備走塁コーチ
田中浩康
基本情報
国籍	日本
出身地	京都府相楽郡木津町
生年月日	1982年 5月24日
身長体重	177cm 77kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	二塁手、外野手
プロ入り	2004年自由獲得枠
引退	2018年
経歴
選手歴尽誠学園高等学校早稲田大学ヤクルトスワローズ東京ヤクルトスワローズ(2005年-2016年) 横浜DeNAベイスターズ(2017年-2018年) コーチ歴早稲田大学(2019年) 横浜DeNAベイスターズ(2020年-)
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2008年には全試合出場を果たし、ヤクルト不動のセカンドに成長した。

2009年には自己最低の成績に終わるが、守備率.996は二塁手部門でリーグ最高をマーク。ゴールデングラブ賞は打撃も好調だった荒木雅博に譲った。

2010年は開幕から絶好調で一時期は3割2分台まで打率を伸ばした。9月に失速し打率が3割を切るが、最終戦で安打を放ち初の3割をマークした。また、リーグ3位の四球を選び、高い出塁率を残した。

2011年は統一球の影響もあり、打率.252に終わったが、歴代3位となる62犠打をマーク。

2012年は復調し、怪我人だらけのチームの中で野手では唯一フルシーズン一軍で出場。打率.274、40犠打をマークして2度目のベストナイン、さらに念願のゴールデングラブ賞を初受賞した。

2013年は開幕から極度の打撃不振に陥り、5月下旬に二軍落ち。入れ替わりで昇格した山田哲人にそのまま二塁のレギュラーを奪われた。6月に一軍復帰したが、それ以降はほぼ代打要員としての出場だった。

2014年も代打要員としての出場が多かったが、この年は初めて一塁手と三塁手を守った。

2015年は出場機会を得るために外野手としても出場。

2016年は31試合に終わる。ヤクルトからはコーチを打診されたが、それを断ったため戦力外通告を受けた。11月14日に横浜DeNAベイスターズに入団した。背番号は67。

2017年は66試合に出場。7月8日の中日ドラゴンズ戦で、通算1000本安打を達成。悔しい思いをたくさんしたナゴヤドームでいい記念になったと語った。

2018年は、ヤクルト時代に同僚であったラミレス監督にダグアウトキャプテンに指名され、若年層の多いチームにおいてベテランとして牽引することを期待された。しかし一軍と二軍を行き来したため31試合に留まり、戦力外通告を受ける。その後現役を引退した。

引退後にTwitterを始め、一般ユーザーのツイートにも反応するなどして話題になる（後述）。
ラジオ番組の司会、野球解説なども務める。

2019年には学生野球資格を回復。OBとして早稲田大学野球部の特別コーチに就任した。
同年の六大学リーグ終了に合わせて同コーチを退任し、併せて横浜DeNAベイスターズのファーム内野守備走塁コーチに就任することが発表された。

堅実な守備が売りで、毎年のようにゴールデングラブ賞の候補に挙がっていたものの、荒木雅博や平野恵一に阻まれ続けていた。2012年、ようやく初受賞。
固め打ちが多く、左投手に強い。
バントの技術は球界屈指。2018年終了時点で通算302 犠打で歴代5位にランクインしている。
走塁が上手いが、盗塁は上手くない。
年に1度ポカをする（振り逃げしない、アウトカウントを間違える）。
怪我人の多いヤクルトの中で、レギュラー定着以来故障で長期離脱したことは一度も無い頑丈さも魅力だった。
中日の投手・山井大介と非常に似ており、中日の選手から度々ネタにされる。
Twitterを始めた後には一般のファンからそのことをネタにされ「たしかに」と反応して見せるなど、話題となった。山井と親交のある野球評論家に駅で遭遇した際に山井に間違われて話を続けられ、途中から山井を演じていたというエピソードもある。