西園寺プロダクション

西園寺プロダクションとは、ゲーム「アイドルマスター」の関連作品に登場する芸能プロダクションである。

所属タレント（50音順）

• 小早川瑞樹（こばやかわ みずき）
• 田崎恵（たざき めぐみ）
• よっくん

社員

• 西園寺美神（さいおんじ みかみ）…社長
• 小早川（こばやかわ）…プロデューサー、瑞樹の兄
• 田中真人（たなか まこと）…マネージャー
• 村上健（むらかみ けん）…人事 

関係者

• 河野院涼介（こうのいん りょうすけ）…音楽プロデューサー

概要

小説版「アイドルマスター2 ときめきのSummer Days」、および漫画版「アイドルマスター」に登場する。
これらの作品はゲーム「THE iDOLM@STER」（アーケード版）を基にしているが、ゲーム本編には登場しない。

大手芸能プロダクションであり765プロと敵対する点は共通だが、両方に登場するキャラクターはおらず、統一された設定があるわけではない。

小説版「アイドルマスター2 ときめきのSummer Days」

数多くの有名アイドルが所属する大手芸能プロダクション。

物語冒頭で、マネージャー志望の秋月律子を「芸能界理解度試験」という理不尽な採用試験で不合格にするが、一方で有名音楽プロデューサーの河野院涼介の推薦した田崎恵は無試験で即採用する。

終盤では765プロとアイドル雑誌「アイチュ！」のタイアップ企画を潰そうとする。
そのために恵をアイドルデビューさせて対抗、出版社の買収、コンサート会場やレコーディングスタジオを押さえるなど様々な裏工作を行った。

余談だが、誤って「ハニープロ」と記述されている箇所がある。

田崎恵（たざき めぐみ）

→田崎恵へ

田中真人（たなか まこと）

西園寺プロのマネージメント業務を担当している男性。
トレンディドラマの登場人物のような格好をして、人事の村上健とともに律子の採用試験を行った。
年頃は不明だが、村上よりは若いと思われる。

村上健（むらかみ けん）

西園寺プロ人事担当の、初老の男性。
律子の採用試験の面接官になった。
役職は不明だが、事務所内に個室を持つくらいの地位である。

河野院涼介（こうのいん りょうすけ）

数年前にアイドルグループ「ウーパールーパーっ娘クラブ」（通称「ウパっ娘」）をプロデュースして一世を風靡した、音楽プロデューサー。

でっぷりと太った男で、ゲヘゲヘと笑う。
もふもふとした口調でしゃべり、「ザギンでシースーおごる」のような、いわゆる「業界用語」を連発する。
律子に対しては面と向かってルックスが微妙と言い、律子と活動していた天海春香に対してはいやらしい目つきで見るなど、下品で不躾な性格。

「ウパっ娘」元メンバーの「サトミ」の友人の娘である恵を西園寺プロのマネージャーに推薦した。
また、765プロの企画を妨害することを提案した張本人でもある。

漫画版「アイドルマスター」

都内の高層ビルに事務所を構える、業界大手の芸能プロダクション。

冒頭で765プロダクションのタレント・スタッフをほとんど（主人公である新人プロデューサー・金田上一郎と、アーケード版「THE iDOLM@STER」に登場するアイドル候補生以外の全員）を引き抜く。

西園寺美神（さいおんじみかみ）

西園寺プロダクション社長。年頃20～30代の女性で髪型はボブカット、大きなサングラスが特徴。
まだ若いが、社長としてスタッフやアイドルには有無を言わせない迫力がある。

春香にとっては幼い頃に公園で歌を歌ってもらい、憧れた「お歌のお姉さん」。
（ゲーム中の営業「ある日の風景3」で語られる、春香の幼少時の思い出を元にしている。）

物語終盤では春香を西園寺プロに引き抜こうとする。

実は765プロの高木社長が昔プロデュースしたアイドルであり、現役時代はロングヘアだった。
最終話では、765プロのライブイベントを高木社長とともにVIPルームで鑑賞している。
本編中ではランクについての記述はないが、単行本の巻末4コマ漫画では「一気にトップアイドルに登り詰めた」と書かれている。
また同漫画中では、高木のプロデュースによりセーラー服＋ブルマ＋熊耳尻尾など恥ずかしい衣装を着せられた恨みを語っている。

小早川瑞樹（こばやかわ みずき）

→ 小早川瑞樹へ

小早川（こばやかわ）

小早川瑞樹の兄で担当プロデューサー。名前は不明。
美形の好青年風だが、その性格はキザで嫌味。
しかし間の抜けたところもあり、妹には逆らえずに蹴られたり泣かされたりもする三枚目キャラである。

当初は凋落した765プロと新米プロデューサーの金田を軽く見ていたが、後半では強く意識しており、いつのまにか苗字で呼ぶようになっている。

私物か社用かは不明だが、左ハンドルのオープンカーに乗っている。その鍵を金田の落とした765プロの事務所の鍵と取り違えるが、その後返却されたのかは不明。

ニコニコ動画における西園寺プロ（と、所属アイドル）

公式二次媒体（ノベライズ版、コミカライズ版）が初出とは言え、記念すべき初のライバル事務所および人格つきライバルアイドルであるにもかかわらず、Project IM@S開始以前のマイナーな知る人ぞ知る作品であることから極少数の物好き有志Pが影薄ネタで弄っている奮闘記を描いているに留まっていたが…。
2011年9月5日未明に、レッドショルダーのMMDモデルを開発したことで知られるcry氏の手でファン待望？の小早川瑞樹MMDモデルがようやく産声を上げた。
さらに2011年12月5日に、らたうすたーPの手により（公式イラストが存在しないためほぼオリジナルの造形ではあるが）よっくんと田崎恵のMMDモデルが配布された。

これを契機に後発の東豪寺プロはもちろん、765プロ、876プロにも引けをとらないニコマスでの大躍進に期待したい。

関連動画

級長Pによる小早川瑞樹シリーズ

　→ 「小早川瑞樹シリーズ」へ

cry氏によるMMDモデルと使用動画

関連項目

• アイドルマスター
  • アイドルマスター2 ときめきのSummer Days
  • アイドルマスター（漫画）
• 芸能プロダクション一覧
• 小早川瑞樹
• よっくん
• 田崎恵