高杉晋助とは (タカスギシンスケとは) [単語記事]

高杉晋助とは、空知英秋の漫画『銀魂』及びそれを原作とするアニメシリーズなどの登場人物である。

概要

8月10日生まれ。身長 170 cm、体重60kg。20代。
世界をぶっ壊そうとした最も危険な過激派攘夷浪士。
妖艶危険な雰囲気によってファンからはエロテロリストと呼ばれる。
銀時と戦った以降の高杉は印象が異なる。

強いカリスマ性があり、河上万斉・来島また子・武市変平太をはじめとして共鳴した人々が集まる武闘派集団「鬼兵隊」総督をしている。
戦場ではそのカリスマ性から、出てくるだけで味方のみならず敵からも視線を集めるほどだった。しかし銀時曰く友達はあまりいない。

冷淡ながら激情を秘める。喋る言葉が詩的な空気を漂わせ「世界を壊す」などの発言により銀時からは中二病と弄られている。
祭り好きであったり、屋形船の窓から景色を眺め三味線を弾くなど風雅な面が目立つ。

かつて坂田銀時、桂小太郎、坂本辰馬らと共に攘夷戦争で戦った盟友であったが、銀時と桂とは現在は袂を分かち「紅桜篇」エピソード以降ほぼ絶縁状態にあり、坂本との交流は不明（「将軍暗殺篇」以降、変化あり）。
また、幼い頃の師である吉田松陽(故人)を敬愛しており、彼の死をきっかけとして攘夷活動を行っているといった発言が見受けられる。

幼馴染みである松下村塾生の中でも特に銀時との関係が深く、因縁の相手でありつつも互いの事を最も理解している。史実においても高杉晋作は吉田松陰によって同門で幼馴染のライバルを当てられ切磋琢磨していた。

『銀魂』内で唯一と言っていいほどボケないキャラクターであったが、ヤクルトに執着するボケを発揮する。（『週刊少年ジャンプ』2013年33号）
武市変平太によれば、鬼兵隊新年会へ大量のヤクルトと白子を贈ってくれたり、留守中に自分の分のヤクルトを残しておくような書き置きをしていたらしい。
過去の回想内では本気で缶蹴りに参加する描写があったが、間者をあぶりだすための作戦でもあった。
一方で、仲間にヤクルトを買ってきた描写もある。

2014年 12月8日に掲載された『少年ジャンプ＋』の番外編、第五百二十一訓＋（同日、本誌にて連載されている話のパロディ）において、銀時とともにシュールにボケをかましていた。

作者が最終戦間近に笑いを入れたかったのか、銀時が扮する偽杉によってかぶき町の女性陣面々への奇行が披露された。また、目を見開き「くわっ」とする事をネタにされていた。

出番は少なかったが、人気投票をするたび常に五本指に入っている。
物語終盤で大幅に出番が増え、銀時達と共に活躍した。
紅桜篇(原作漫画11~12巻)、将軍暗殺篇(56巻～58巻)、烙陽決戦篇 ~銀ノ魂篇(62~77巻)にて特に活躍する。外装から分からないが、58巻のDVD同梱版に封入された漫画冊子表紙は総督高杉と白夜叉銀時である。71巻においては「高杉巻」と宣伝されていた。

目力が非常に強く、潰れた左目は包帯で大きく覆われている。将軍暗殺篇以降、心境の変化なのか目に包帯を巻く事はなくなった。鍔のない刀を使う。瞳の色は漫画原作において赤色(原作者曰く、作中キャラクターがその時何を見ているかによって変わる)、アニメでは深い緑色。

喫煙する際に古風なキセルを使ったり、胸元をやや大きめに開けたり、蝶々(アニメ)や花柄(原作漫画)の女物風な着物を着ていたりするのは、彼なりのオシャレだと思われます。片膝を立てる事が多く、よく脚が肌蹴ている。

幼少期〜攘夷戦争時は、襟元をきちっと締め地味な色の当時普通とされた服装をしていた。この服装から現在の格好へ至る10年で何があったのか。潜伏時は地味な格好をし笠を被っている。
攘夷戦争時も防具は付けず、服装は襟が付いたノースリーブの陣羽織に長袖のインナー、ズボンに靴を履いている。アニメでは赤紫の襟が付いた黒い長袖の陣羽織、インナーは暗いグレーのノースリーブ。
烙陽決戦篇では薄紫の襦袢と女物風の着物。
雨鳥船では赤紫の襟が付いた黒の陣羽織に暗いグレーのノースリーブのインナーとズボンに黒の靴を履いている。