鶯丸(刀剣乱舞)とはブラウザゲーム「刀剣乱舞」に登場するキャラクターである。
俺は鶯丸。大包平とは同じ古備前で作風を同一にする。
まあ、近い時代の近い刀工で生まれたんだろう。兄弟、かな。
(刀帳より)
古備前派の刀工の太刀。
古備前派は古来から宝物として扱われることが多く、この鶯丸も同様である。
同郷の大包平を観察することが趣味。
(刀剣乱舞絢爛図録より)
刀種は太刀。刀派は古備前。
ちなみにゲームリリース時、刀派「来」にカテゴライズされるというバグがあった(現在は解消)。
名の通りに鶯色の髪と眼の美青年。学ラン風の黒い洋装の上に付けている籠手が特徴。
内番では赤と黒を基調にした、刀派共通のジャージ姿。図録で下着はボクサーというのが判明している。
性格は至ってマイペース。
内番で畑仕事を任せると「野良仕事は休み休みやるもんだ。つまりは俺に向いている」と正々堂々サボったり、馬にお手製の握り飯を食べさせては「馬にぺっ、と、された」と言うなど、中々掴みどころのない性格をしている。なお、馬がぺっするほど鶯丸がメシマズなのか、流石に馬でも握り飯はNGなのかは審神者の判断に任されている。
茶を好むらしく、万屋に連れて行くと「茶くらい出して欲しいもんだなぁ、この店も」とのんびり嘯き、正月にはこたつで茶をすする様子が台詞から伝わってくる。
ポジティブ(能天気?)な所もあるようで、誉を取っても「まあ、細かいことは気にするな」など、実におおらか。「他人のことなんか気にするなと、教えてまわりたいな」などと口にするが、これは後述する大包平の観察の結果から導き出された持論だろうか?
一方で戦においては、たとえ敵相手であろうとも「命が惜しいなら引け!」「命を大事にしろ!」と宣言する。会心時の「殺すのは好きではないのでな。生き残れよ」という台詞からも、本来は戦いを好まない性格である事が伺える。
また、史実を考慮すれば三日月宗近(刀剣乱舞)より年上の可能性があるため、刀剣男士たちの中でも最年長扱いされることがある。その後更に年上の可能性がある小烏丸(刀剣乱舞)が実装されたが、平安の刀ということでじいさん扱いされることには変わりがない。
アニメ「刀剣乱舞-花丸-」で登場した際も、基本的には本丸の縁側などでで静かにお茶を飲んでいるシーンが多く、三日月と並んでいる姿はどこか様になっていた。
大包平(おおかねひら)とは、鶯丸と同じ古備前派の包平作の刀である。現存する日本刀の中では天下五剣の一振・童子切安綱(どうじぎりやすつな)と並んで最高傑作と称される刀であり、国宝として東京国立博物館に保管されている。
上記の台詞などから、ゲームリリース当時は名前しか出ていなかった大包平の人となりに想いを馳せる審神者が多数に上った。その為、いつかは実装すると思われながらも審神者たちは待ちわびていた。
その為、新キャラが実装する度に「大包平か!?」と騒がれては「ノーカネヒラでフィニッシュです」と解散する流れは、ほぼ恒例行事であるあった。
そんな中、2015年4月26日、ニコニコ超会議内で行われた刀剣乱舞のステージ内にて、でじたろう氏が「(大包平は)来年に向けてご用意しています」と発言した。
2016年12月31日まで、心落ち着けて実装を待ちたいところである。
......とか何とか言っていたら2016年12月19日19時3分、公式Twitterにて遂に大包平の実装が発表、そしてビジュアルが公開された。
その後、大包平との間に回想・特殊台詞が実装。
わちゃわちゃとした微笑ましいやり取りを見る事ができる。
平安時代の刀工・友成(ともなり)作の刀。
友成は三日月宗近を打った三条宗近・童子切安綱を打った大原安綱と共に「三名匠」と称されている。
また友成は数代にわたり同じ名前を使っており、何代目の作ととるかによって、鶯丸の制作年代にずれが生じる。
銘は「備前国友成」。号の由来は諸説あり、はっきりしていない。
だが、室町時代には既にその名で呼ばれていたという。
永享11(1439)年、将軍・足利義教より守護大名・小笠原政康に、結城合戦の褒賞として与えたという内容の感状がある。
政康。 十二年五月發向下總國。 攻結城館。 時政康賜將軍號。 攻撃凶徒。 生捕持氏子春王丸。 安王丸。 於濃州垂井誅之。 依其忠賞賜感状并友成太刀(號鶯太刀)
江戸年間には小笠原家に伝わっていたらしく、元文元年(1736年)、八代将軍・徳川吉宗の希望により台覧に供せられたという記録が残っている。
その後、対馬藩主・宗重正が買い取り、同家に伝来した。ちなみにこの時期、伊勢家に伝来していた「小烏丸」も同家に買い取られている。
明治頃に宗伯爵家に伝来していた鶯丸を、山本達雄氏(第五代日本銀行総裁、大蔵大臣等を歴任)が購入。その後所有者を変え、明治41年に田中光顕伯爵から明治天皇に献上され、皇室御物となった。
現在は宮内庁の管轄下にあり、山里御文庫御剣庫蔵に所蔵されている。
献上前には刃に「ふくれ」(鍛錬中に刀身に細かい空気が残り、研ぐにつれ表面化して水ぶくれのようになる瑕瑾)が相当数見受けられたが、研師・高田庄左衛門の手によって修復、ふくれが抑えられて美しい姿を取り戻したという。
ゲーム中で鶯丸が手入(中傷)される時に「大修復に入る」と発言するのは、この逸話が元ネタなのかも知れない。
御物という性質上、滅多に展示される事のない刀剣である。
直近では1997年(平成9年)に特別展『日本のかたな : 鉄のわざと武のこころ』において、鶴丸国永・鶯丸・平野藤四郎が展示されている。
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最終更新:2024/05/11(土) 18:00
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