HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP 単語

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ヘイヘイヘイミュージックチャンプ

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HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMPとは、1994年2012年フジテレビ系月曜20時に放送された音楽番組である。
略称は「HEY!3」。新聞では3乗表記の代わりに「×3」と書かれていた。

概要

1994年10月に放送開始。番組会はダウンタウン

1990年に22年の歴史に幕を閉じた「夜のヒットスタジオ」の終了後、フジテレビプライムタイムにおける歌番組がなかなか定着せず、1994年3月に「MJ -MUSIC_JOURNAL-」が終了した後に一度途絶えてしまった。
このため番組の方針を転換し、「お笑い芸人による大物ミュージシャンでも容赦なく好奇心をぶつけていくトーク軸においた音楽番組」として「HEY!3」を投入。会者に「ダウンタウンのごっつええ感じ」「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」で当時若者から絶大な人気を得ていたダウンタウンを起用し、放送時間の約半分をダウンタウンゲスト歌手トークに費やすスタイルが取られた。
また、歌パートにおいても、「夜ヒット」時代からの系譜を引く音楽番組においてはゲスト歌手をできるだけたくさん呼び、トークもそこそこに時間の許すかぎりゲストの歌に費やすといった構成が基本であったが、本番組ではゲスト歌手を5組前後に絞りこみ歌もじっくり見せるという方向変換が取られた。
ダウンタウン会のトークバラエティー音楽番組という異色さがウケて放送開始後すぐに人気番組となり、「ザ・ベストテン」「歌のトップテン」「夜ヒット」が軒並み終了して以降の1990年代前半に氷河期を迎えたテレビ音楽番組が再び脚を浴びることとなり、1990年代メガヒットが続出したJ-POP盛も伴って、他局でもTBS中居正広石橋貴明会に据えた「うたばん」をスタートさせるなど同様の構成のバラエティ音楽番組が作られていくこととなった。

ぶーちゃんLUNA SEA真矢)」、「ホテル冷蔵庫矢口真里)」といったあだ名付けや、松本人志SPEED新垣仁絵に全力でつっこんで泣かせてしまった事故浜田雅功が、宇多田ヒカルとのトークの流れの中で倉木麻衣を「おまえのニセモン出てきたやん」と評した騒動などは、今では番組迷場面のひとつとして有名である。
海外からゲストを迎えた際には、雑談の内容まで逐一説明していた通訳者を「訳さんでええ。」と止めるのも半ばお約束だった。

。毎年12月の改編期には3時生放送特番を行った。また、トーク総集編も不定期で放送された。

番組の変遷

初期

1994年の開始より数年間は、週ごとに1組の歌手ミュージシャンたちを「MUSIC CHAMP」と称して特集を組んだ。「夜ヒット末期に行われていたマンスリーゲストコーナーの週刊版ともいえる企画である。
第1回放送ではハウンドドッグが取り上げられ、その後も現旧問わず多数のヒット曲、および出演者の最新作が取り上げられた。

この他、初期には「だれやねん!?」と題した新人発掘コーナーもあり、シャ乱Q篠原ともえなどがここから知名度を上げていった。いつしか、浜田松本へのつっこみ同様に若手ゲストの頭をはたくと売れるというジンクスが生まれ、これにあやかるため、初出演時にネタを用意して収録に臨んだゲストもいた。
また、意外な作家歌い手の組合わせを紹介する「(曲を)書いたんか!?」という亜流コーナーも誕生。小室プロデューサーとしての成功後、自身も大ヒットを経験した音楽家の外部提供が活発化した状況にをつけてのものだった。

1995年には、フリートークの流れから小室哲哉制作依頼し、浜田雅功ボーカルを務めた音楽ユニットH Jungle with t」が誕生し、その楽曲の「WOW WAR TONIGHT」は売上200万枚す大ヒット記録した

中期

1997年海の家を模したスタジオセットへ変更されてからはチャンプ方式を止。
海の家時代には、ゲストが時間差でセットに入り、年代もキャリアも越えたトークが展開されることもあった。
また、この頃から、ゲストとの対決企画が行われるようになり、場合によっては1時間の放送がまるまる対決で終わり、その日の歌は対決ゲストの1曲だけという「音楽番組」とはとても言い難い構成の回もあった。

2004年には、番組にゲスト出演した槇原敬之とのフリートークから浜田雅功の歌を制作する企画が生まれ、「浜田雅功槇原敬之」名義で「チキンライス」という曲が誕生。18万枚スマッシュヒットとなった。

末期

2009年からは往年のヒット曲を列挙する企画が中心となり、ごった煮のようだった番組スタイルも、いつしかただの煮物に。この時代には音楽番組というよりも歌パートのあるバラエティー番組というスタイルとなっていた。それでも2011年まではなんとか均視聴率10%以上を維持していたものの、2012年に入ると視聴率1ケタを記録する回が増え、人気は低迷。
2012年12月に「時代に対する役割を果たし終えた」として18年3ヶの番組の歴史に幕を閉じた。

番組終了とともにフジテレビプライムタイムから再び音楽番組が消滅。また、競合番組であった「うたばん」も2010年に終了しており、民放テレビ局における全ネット音楽番組が「ミュージックステーション」しか存在しないというの時代に再び突入することになってしまった。

なお、レギュラー放送終了後も単発特番として不定期に放送されており、2014年1月現在2回放送されている。

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