LORD OF THE TACHYON GALAXYとは、遊戯王OCGのカードパックである。略号は「LTGY」。
2013年2月16日発売。第8期第4弾のパックで、パッケージを飾る「No.107 銀河眼の時空竜」をはじめとするアニメZEXALⅡ序盤で登場したカードや、OCGオリジナルのカードを収録する。
キャッチコピーは「遥かなる時をさかのぼり、銀河の源より甦れ!顕現せよ!No.107、銀河眼の時空竜!!」。
内容もいろいろとインパクトのあるものだったが、特にCMのネタが有名。ミザエル役の大河元気とカイト役の内山昂輝の2人がナレーションを担当しており、ミザエルとカイトがデュエルしているような演出なのだが……。
ミザエル「これが、バリアンの力だ!」
カイト「何?ランクアップマジックだと!?」ミザエル「顕現せよ、ナンバーズ107!ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン!」
カイト&ミザエル「さあ、デュエル!」
ミザエル「遊戯王ゼアルオフィシャルカードゲーム ロード・オブ・ザ・タキオンギャラクシー、2月16日、発売[1]」
カイト&ミザエル「ルールを守って楽しくデュエル!」
文字に起こすと案外普通だが、実際に見てみると独特のリズムが笑いを誘う。かっこいいんだけどね。特にミザエルの「驚くのはまだ早い」の部分は、文節ごとに区切るような読み方が耳に残ったのか、本編とは関係ないにもかかわらず、ミザエルのネタとしてよく知られるようになってしまった。
ほかにも「さあ、デュエル!」や「ルールを守って楽しくデュエル!」など、CM放送時点の本編では敵対関係にあったはずの2人が息のあった会話を繰り広げる姿など、やはり全体的に(いい意味で)おかしい。
最初のミザエルの言う「バリアンの力」とは、後のカイトの反応からするとランクアップマジック(RUM)なのだろうが、それから後にNo.107が現れている。本来ならばRUMによってNo.107はCNo.107へとランクアップするはずなので、このあたりも突っ込みどころ。ミザエル以外の人物が使用したCNo.やCXを見せた後に、自分のナンバーズを出したということか(実際のシーンでは「CNo.105 BK 彗星のカエストス」が登場している)。
一応「RUM-七皇の剣」ならばつじつまは合うが、このころは影も形もなかった。
No.107がパッケージを飾る以上、その使用者たるミザエル(役の声優)がナレーションを担当することになり、さらにこのパックの(公式の)目玉であるRUMの宣伝もこなさなければならない。しかしミザエルはまだランクアップしたモンスターを本格的に披露しておらず(2013年11月まで待たねばならず、OCG登場は翌年まで持ち越し)、これを使ってRUMを宣伝することは不可能となると、このように無理やり詰め込んだ形にせざるを得なかったのだろう。
さらに、パックのCMを担当した2人のうち、カイトの使用カードは1枚たりとも収録されていない。アニメでの設定を重視した結果だが、本来関係ないパックのCMを担当するという珍しいものになった。
何にせよ一番インパクトがあったのは「驚くのは まだ 早い!」。
それ自体はありふれたセリフであるため、遊戯王シリーズでも同じような言い回しをする場面はいくつかあり、本放送時は大して気にも留められていなかったアニメ5D'sでゴーストが発したセリフなどが、再放送時になってネタにされるようになるなど、いろいろと影響を与えている。
CMでいろいろとネタを残していったパックであったが、肝心の収録内容もすごい。
なんといっても「魔導書の神判」と四征竜が登場したのが大きい。これらによって【魔導】デッキと【征竜】デッキが環境を二分する事態になり、2013年9月1日には「魔導書の神判」が禁止指定を受けた。さらに翌年2月1日には征竜で使用された「七星の宝刀」が制限、四征竜そのものも準制限指定を受け、わずか1年で収録カードが6枚も規制対象になるという異常事態になった。
このうち、「七星の宝刀」は征竜本体の規制強化などに伴って、最終的に2014年7月1日で制限解除、一方の征竜は2014年4月1日に制限カードへと規制強化された。その後も征竜は関連カードをいくつも規制に巻き込み続け、最終的に2015年4月1日に4枚まとめて禁止指定を受けることとなった。
そのため、一時期このパックに収録されている内、5枚ものカードが禁止指定を受けていた。一般パックからこれほどの禁止カードを出すのは異例(ただし、最高ではない。再録を除いた一般パックにおける最高は「Magic Ruler -魔法の支配者-」の6枚。しかし、禁止カードが多いのは初期のパックに偏っており、近年のパックでこの数は相当多い)。
2023年4月現在でも、征竜本体は2枚制限2枚禁止となっている。一方、「魔導書の神判」は準制限に緩和されている。いずれも環境の変化によるものだが、むしろ現代でも与える影響は大きいという理由からか、征竜本体の2枚は禁止のままとなっている。
ちなみに、いわゆる子征竜(下級征竜)は、初出がスペシャルプレゼントキャンペーンであり、2度に分けて行われたうちの第1弾はこのパックの発売と連動していた(子征竜は2種ずつ分けて登場)。この子征竜も「魔導書の神判」と同時に4種まとめて禁止指定を受けており、同期のカードが3枚も禁止になるという近年まれに見る事態になった。こちらは征竜本体の禁止指定と同時に無力化したため、無制限カードになった。
それ以外にもハーピィが久々に強化されたり、BKモンスターがナンバーズ以外軒並み低リアリティで収録され、財布に優しいテーマになったり、幻獣機が初登場したり……などなど、いろいろなカードが登場している。
英語版は2013年5月17日発売。日本語版にない独自のカードが追加されて合計100種になっている。
日本では別に登場した子征竜4種もまとめてこのパックに入れられたほか、日本では書籍やゲームの付録であり、海外での登場機会がなかったいくつかのカードがこのパックに収録されている。
完全海外新規カードとしては、あんまりな能力にネット上でネタにされてしまった「水精鱗-サルフアビス」や、世界大会で征竜対策にあるプレイヤーが使用したために話題となった「機動要犀トリケライナー」などが有名どころか。
日本では、これらのカードは「EXTRA PACK -SWORD OF KNIGHTS-」(2013年5月18日発売)で登場している。形式上は海外新規だが、1日後には日本語版が出回ってしまったため、大して変わらない。
英語版を使うのは もう 遅い!
(現在は一部ルールを除き日本では使用不可)
掲示板
3 ななしのよっしん
2015/03/23(月) 10:28:50 ID: 6phUnfjM7r
禁止5枚か…
4 ななしのよっしん
2015/06/11(木) 12:18:16 ID: 12cN+07o1x
これ以外に記事に出来るくらいのインパクトのあるパックだと
・1週先走ったネタバレCM(その回ではまだギクシャクしてた遊馬とカイトがLTGYのCM並に息のあったナレーションという衝撃)と高ランクの強力なエクシーズが登場したギャラクティックオーバーロード
・この戦い、バリアンが制す!(本編では既に内乱状態)だったりビュートアークナイトと当時、強力過ぎるランク4やそれに及ばないとは言え十分強力なエクシーズも多数収録、そしてさにわとCNo.92とかいうソスだったりしたレガシーオブバリアント
・最強のギャラクシー決戦!(半ギレ)だったり過去カテゴリの大量強化とWPの本格導入と革新的パックになったプライマルオリジン
何故か挙げられるパックだとカイトさんもとい銀河眼関連が多い件
5 ななしのよっしん
2015/08/02(日) 10:27:33 ID: 0CXeUuaYAR
「ルールを守って楽しくデュエル!」部分を劇中でさんざんネタにした「融合じゃねえ!ユーゴだ!」で締め、収録内容も久々のホログラシンクロのクリアウィングやイラスト効果両方アドがでかい幽鬼うさぎ、強力通り越してただのクソカードなプトレインフィニティ等なかなかカオスだったクロスオーバー・ソウルズもいいんじゃないか
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最終更新:2024/04/28(日) 11:00
最終更新:2024/04/28(日) 11:00
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