monochrome(ゲーム)とは、2006年に倒産した株式会社KID(ゲーム会社)が、2004年に発売したPS2向け恋愛アドベンチャーゲームである。同じKIDが発売した「てんたま」と同じく、見習い天使をモチーフにした作品であるが、「てんたま」と異なり、超シリアスな鬱ストーリーである。コピーは「神様はいないんじゃない・・・いるけどただ、残酷なだけ・・・」
キャラクターデザインは鈴平ひろ。監督はしまぞう。
CV、音楽ともに、妙に豪華キャストでお送りしているゲームであるが、中途半端にしか売れず、中途半端な知名度である、不遇の作品である。
主人公の桐丘大輝は、両親を事故で亡くし、桐ヶ丘学院を経営している桐丘家に養子に取られて育ったニート青年である。なお、プレイヤーは、べつに、働いたら負けだと思っていようがいまいが、このニートを中心に操作することになる。
物語は、ある夜、何の因果かわからないが、大輝が町の時計台に行ったときに、見習い天使の遊羽(ゆん)が大輝の元にやってくるところから始まる。
見習い天使には、見習いを卒業するためにはクリスマスまでにある特定の人間を幸せにしなければならないというきまりがあり、遊羽は大輝を幸せにしようと悪戦苦闘する。
基本的に、同じ冒頭から始まり、これを何周も繰り返すことになる。各エンディングの攻略ごとにフラグが立ってシナリオが追加され、新しい分岐に入ることができる。
同じ冒頭から始まるシナリオを繰り返すという点では、同じくKIDの「Ever17」などと類似しており、最終的にはストーリーの全容が判明するといういわばカタルシスゲームという点も同様である。
ただ、シナリオ上、「Ever17」のような特殊なトリックはない。
全体シナリオのプロット展開ではむしろ、key / VisualArts(要するに鍵)の「Kanon」や「AIR」に類似するところが多い。ヒロイン攻略よりシナリオ重視のゲーム。詳しくはネタバレになるので以下自重。
以上、CVと同様に、音楽でも、小枝(さえ)に畑亜貴、refio、妖精帝國のゆい伊月ゆい、森永理科のボーカル曲陣容で、KIDの名作曲家阿保剛のBGMと、どう考えてもガチである。
掲示板
2 ななしのよっしん
2013/02/02(土) 07:55:17 ID: GnTk4fIUoV
今でも続編待ってわ。雑誌に合った続編や外伝の話を教えてほしいよ。
中條崇の正体は小説で明らかになったけどまさに黒幕キャラだ。
3
2014/05/10(土) 11:59:59 ID: wIskmP3/DZ
Shuffle!にハマっていた頃に買った記憶がある
内容はほとんど覚えてないなぁ
とにかく静かで綺麗な感じが気に入っていて、最後の方の展開が不完全燃焼だったような
4
2014/05/15(木) 15:54:33 ID: wIskmP3/DZ
久々にプレイしてみたけど欝い
何もかも失ってから耐え忍んで奇跡を得る、というヨブ記っぽい話
うみねこ的に、仮に天使の存在がすべて幻でもある程度話として成立するのはすごい
天使がなんとなく権力的宗教者を思わせる
輪廻転生も、一説では初期キリスト教ではあったとされるし、物語後に都合が悪いから転生の概念自体なかったことにされそうな流れ
天使には自由意思がないとされるのも
(転生されると困るから)教育として『愛』などの概念を教えないだけで、本質的には持っている気がする
なお、小説版はリサBAD後の続編だが、雛水がデレるだけのラブコメで、シリアスブレイカー。リサ涙目
祟くんは正体と壮大な野望を語っただけでフェードアウト
続編まで持ち越す気だったのかもしれない
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最終更新:2024/12/23(月) 17:00
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