4,865
2551 ななしのよっしん
2016/07/20(水) 00:46:44 ID: SvLLwn8ykK
日本には憲法裁判所がない以上は専門家の意見を参考にするのは当然だと思うけどな。
ちなみに安保法制が違憲であるというのは九分九厘の憲法学者の見解だ。
2552 ななしのよっしん
2016/07/20(水) 01:20:14 ID: 0zEW0O3D3r
>>2550
自民党、あるいはアメリカが決める。
>>2551の言う安保も「合憲だと言っている専門家はいっぱいいる」「じゃあ具体的に言って」「数の問題ではない」なんていうアホなやり取りをした挙句うやむやのまま決まっちゃったし。
2553 ななしのよっしん
2016/07/20(水) 07:54:12 ID: FVnsc9yHnY
要するに、「芦部中心の主流憲法学を理解していない安倍首相(+周辺)」と「それを無制限に正当化し、結果的に『憲法とは何か』『立憲主義とは』にすら異説を言いだしている少数の学者」がいる、という問題がある。
しかも、ネットや保守系言論などで、「芦部派が間違いだ、安倍周辺が正しい」という人たちも増えてきた。
安倍周辺を正しいとして『憲法とは何か』それ自体を変更するとしたら、それは法学の蓄積を無にするものだ。
ということじゃないか?
2554 ななしのよっしん
2016/07/20(水) 07:59:40 ID: 34xCLIMK36
>>2546
>有事に執行府に如何なる権限行使も容認される状態になってしまっても~
え?なぜそれが前提になってるんだ?
そもそも「いかなる権限行使も容認する」などという権力の暴走を防止するのが立憲主義だぞ?
>国家緊急権をどう機能させるかが問題なんです。
なぜ機能させる必要がある?
「(人権を抑圧するような)緊急権など認めない」で良いじゃないか。
というか、憲法に緊急事態条項が無いってことは「緊急事態だろうが何だろうが例外なく人権を守れ!」ってことだぞ?
俺がカナダ政府が「政府が憲法を無視して暴走した」と言ったのは、「緊急事態だろうが何だろうが例外なく人権を守れ!」というルールを守らなかったからだよ。
まあ君の思考をエスパーすれば、多分君にとって国家緊急権は「問答無用で絶対正しいこと」なんだろうね。少なくとも「立憲主義と国家緊急権が矛盾したら国家緊急権の方を優先するべきだ」という程度には。だから「緊急事態法(法律)は憲法の人権条項よりも優先される」という発想が出てくる。だが、「緊急権が絶対正しい」という命題は未証明だし、少なくとも俺はそう思っておらんぞ?
2555 ななしのよっしん
2016/07/20(水) 08:57:19 ID: FswIdSGVnM
少なくとも、数多の法律や命令が憲法上正しいかどうか判断する権利は政治家にはない。それは最高裁の役目だと、日本国憲法第八十一条に書いてある。
>>2552
安保法制が合憲であるかどうか、まだ判断が出てない。
2556 ななしのよっしん
2016/07/20(水) 12:56:33 ID: 34xCLIMK36
>>2546
>カナダの例は要約すると「憲法に記載があれば、緊急権の行使は憲法の範囲内で行われる」です。
何でそうなるんだ?君こそ本当に読んでいるのかね?
>1960年カナダ権利章典の制定にも関わらず、カナダは以前から存在した「戦時措置法」という法を廃止しませんでした。これは緊急事態に極めて幅広い政府に与える法で以前から人権侵害が懸念されており、章典にも反していました。
この状態を放置した結果、重大な人権侵害が起こったわけだ。
じゃあカナダ人はどうするべきだったか?
そりゃ「憲法(カナダ権利章典)に合わせて、戦時措置法を改正するか廃止するべきだった」だよ。
君が言うように「憲法を改正して緊急事態条項を付け加える」のではなくな。
また、カナダの例は「憲法に緊急事態の記載が無かった例」であって、
「記載があった場合どうなるか?」については何も語っていないぞ?
だから「記載があれば緊急権の行使が憲法の範囲内で行われる」という保障にはなってない。たとえばもしかしたら、憲法に緊急事態条項があろうがなかろうが、戦時措置法が優先されて人権侵害が起こっていたかもしれない。
2557 ななしのよっしん
2016/07/20(水) 20:55:52 ID: GANRk+8jm4
>>2549
弁護士等の実務家からも問題視されてるんですが?
というより、学者が権威でない学問ってほとんど無い気がするけどね。化学や経済学でも学者が権威であるし、その意見は実際に珍重されているけど、化学者のやることって、神学論争なのかい?
2558 ななしのよっしん
2016/07/20(水) 22:18:35 ID: SOJYls74HN
自分自身の知性の欠如のせいで専門家の議論を理解できない時に、
「もっと勉強して理解しよう」あるいは「専門家の判断を信頼しよう」と考えるのではなくて、「自分が理解できない専門知識なる物は
無意味だ」と反応するのが反知性主義というヤツだな
2559 IB
2016/07/21(木) 02:24:50 ID: qNnXuIpf9a
常に公益及び公の秩序…を守るのは(国民が認めた)国家の義務であって、国民の義務ではない
2560 ななしのよっしん
2016/07/21(木) 07:29:18 ID: 0zEW0O3D3r
2561 ななしのよっしん
2016/07/21(木) 08:10:54 ID: ftAFhhvK4d
反知性主義って庶民の経験知的なモノをわりと「肯定的に」捉えた思想なのでこの場合は憲法学の権威を持ち上げる用法には使えないはずだけど
意味も引かず語感だけで「バーカ!バーカ!」の意味で使うのはちょっと知性的にどうかな
あと憲法学に関しては業界内でだけ「自衛隊違憲!」が罷り通ってきたのだし軽んじられても仕方ない
乖離と向き合わずに来た連中の自業自得
2562 ななしのよっしん
2016/07/21(木) 09:25:43 ID: yN6oRx9r54
いくら憲法学が実態と解離していてかろんじられていても、この草案が通るようなら日本は現代国家をやめてしまうことになるからね。
「自業自得」と一言で片付けてしまうことこそどうかな。
ただ今回は狂っている度合いがずば抜けてるが・・・
2563 ななしのよっしん
2016/07/21(木) 11:00:04 ID: FswIdSGVnM
>>2561
「自衛隊が違憲」以上の判断を憲法学者に求めるのは、むしろやり過ぎでしょう。
乖離と向き合うのは政治家の仕事であって、学問の範疇じゃない。もちろん、個々の憲法学者はいち国民として、「憲法内で自衛隊が違憲にならない方法」や「憲法改正」を提唱してきてる。
「x=2, y=3のとき、x=yの条件を満たさない」と証明するまでが学者の仕事で、xを3にして条件を満たすか、x=yの条件を外すかってのは別の決断。
2564 ななしのよっしん
2016/07/21(木) 11:55:03 ID: SrGPE99pTv
>>2561
それは筋違いでしょう
学者というのは解を出すのが仕事です
その出された解をどう使うのかは政治家、技術者、引いては民衆ですよ
物理学者は核分裂と核融合を見出しましたが
それを発電に使うのか爆弾に使うのかは学者の決めることではないのですよ
だからこそ進歩があるのですよ、出された解の責任を学者に押し付けるのは言いがかりですよ
そういうナンセンスな学者批判は良くないですね
2565 ななしのよっしん
2016/07/21(木) 13:23:54 ID: ftAFhhvK4d
自然科学者ならそれでいいんだろうけど、社会科学者はあるべき社会姿を提案するのも仕事でしょ
それも実現可能な
「こうすれば全ての人に完璧な医療と福祉を提供できます、毎年1000兆かかりますから政府の方で出して下さい」
って学者が言ってても批判されないとかありえないでしょ
実行したら国が滅ぶような非現実的な夢に溺れてた憲法学者が軽視されるのも当たり前のこと
せめて井上達夫レベルのことは言っておくべきだったろう
2566 ななしのよっしん
2016/07/21(木) 14:29:42 ID: EgEm/uVJNF
その話はすべての憲法学者が「自衛隊は違憲だからなくせ」と繰り返し主張してきたいうのでなければ通らないね。
で、そんな事実がどこにあるんだい?
2567 ななしのよっしん
2016/07/21(木) 14:48:07 ID: EgEm/uVJNF
実際には現行憲法内でも自衛のための戦力は否定していないという解釈が出たり、違憲状態ではあるから憲法を現実に即した形に改正すべきだという提言がなされてきたりしてたはずなんだがね。
2568 ななしのよっしん
2016/07/21(木) 14:48:51 ID: ftAFhhvK4d
法学って通説とか多数説とか有力説がどんなものかが主に問われる学問なのでそんな事実は必要もないよ
2569 ななしのよっしん
2016/07/21(木) 14:53:31 ID: FswIdSGVnM
>>2565
>社会科学者はあるべき社会姿を提案するのも仕事でしょ
>それも実現可能な
いや、それも違う。それは学者の仕事を逸脱してる。
あくまで、何かを知るのが科学で、その結果を受けて応用する責務を負うのは別の人たち(政治)。
法学・社会学と政治(司法・行政)は、生物学と医療ぐらい違う。
例に挙げられた医療・福祉のコストと税のバランスなんて、典型的な政治課題。
もちろん、社会学者の中にあるべき社会像を提案する人がいるように、憲法学者の中には、実現可能な形を求めて憲法改正を働きかける人や、現状の憲法内での自衛力の削減を求める人もいる。
が、これは政治家が不甲斐ないから、学者が一市民として政治に関わらざるを得ない、ということで、そういうことをしない学者に意味が無い、ということではない。
憲法改正を行ってこなかったのは、学者ではなく政治家の責任で、しかも大半が与党だった自民党の責任。
(結局、専門家のいうことを聞かずにゴミのようなこの草案が出来たので、政治家に立憲主義すら理解する能力がなかったんだと思うが)
2570 ななしのよっしん
2016/07/21(木) 16:37:42 ID: ftAFhhvK4d
別にまとも学識を提供しなかった「責任を問う」つもりもいわれもないよ
ただそれを提供できない輩は軽んじられても致し方ないし、実際憲法学者は政治にもメディアにも有権者にもほぼ無視されてきたよね、ってぐらいの話
2571 ななしのよっしん
2016/07/21(木) 16:40:16 ID: ftAFhhvK4d
なんかちょいちょい抜けてんな
>>2565 社会の姿
>>2570 まともな学識
2572 ななしのよっしん
2016/07/21(木) 20:32:17 ID: FVnsc9yHnY
芦部憲法を読み始めているが、日本国憲法、ひいては近代憲法、人権の根幹が「個人主義」なんだな。
個人主義を親の仇のように思ってる改憲草案=「国体の本義」とは、まさに不倶戴天だ。
2573 ななしのよっしん
2016/07/21(木) 22:29:03 ID: SrGPE99pTv
>>2565
いや、それは違いますよ
学者と言うのは基本的に原理を解明したり、構造を解析したり、そこから未来を予測するのが仕事です
つまり「どうしてこうなるのか」と「これから先どうなるか」を研究するのが仕事です
その仕事の中で「これからどうなるか」がある程度分かる場合があるので
仕事の副産物として提言をする学者というのがいるだけです
その研究結果から現実レベルに落とし込み
「予測されうる未来から幸福と思われるあるべき未来」を決めるのが主権者の役目
「(自ら選択した)あるべき未来にどう向かってていくのか」を決めるのが政治家の役目です
それを「実務レベルで実行する」のが官僚の役目です
提案するのは学者の仕事ではないですよ
こちら(我々)から
「現状はどうしてこのような状態なのか」
「これからどのような未来が予測されうるのか」
この2つの質問をぶつけて彼らの豊富な知識を行かさなければなりません
学者が研究して提言してって、じゃあ他の人は何するんですか……
殆ど学者に丸投げじゃないですか
2574 ななしのよっしん
2016/07/21(木) 22:39:29 ID: SrGPE99pTv
>>2570
無視されてきたのではないのですよ
芦部先生を初めとして学者は研究成果を発表していました
それを大衆が読まなかった、マスコミが取り上げなかっただけなんですよ
なんで学者が何でもやってくれると思ってるんです?
>>2572
そもそも個人主義において「個々人の人権は平等」と定義したことが
民主主義、社会契約論、立憲主義の始まりです
興味が有るのでしたらホッブズ、ロック、ルソーなどの社会契約論初期から読んでみると理解が深まりますよ
2575 ななしのよっしん
2016/07/21(木) 22:55:07 ID: SrGPE99pTv
>>2565
ちなみに言っておきますけど
>>「こうすれば全ての人に完璧な医療と福祉を提供できます、毎年1000兆かかりますから政府の方で出して下さい」
これを言うのが学者じゃなくて誰なんです???
「この先の選択肢を提示する」なんて正に学者の仕事でしょう
それを実現の不可能性如何にかかわらず詳らかにすることこそ学者に求められている態度なんですよ
良いか悪いかの判断をするのは学者ではないんですよ
それは我々の仕事なんです
100兆用意するかどうかの判断をするのは我々の仕事
100兆用意すれば出来るなら100兆用意するのは政治家の仕事
>>自然科学者ならそれでいいんだろうけど、社会科学者はあるべき社会姿を提案するのも仕事でしょ
>>それも実現可能な
こんな発言がまかり通るようなら正直民度が低いってことですよ
我々は何もせずに学者先生になんでも考えさせる気ですか???
判断まで学者にさせるなら学者だけで国を回しましょうよ
一般国民要らないですよ
学者が実現可能性が低くてもそれを提示するのは「判断を我々に委ねているから」なんですよ
それこそが民主主義じゃないですか、なんでこんな事言っちゃえるのかホント理解に苦しみますよ
2576 ななしのよっしん
2016/07/22(金) 02:05:27 ID: 0zEW0O3D3r
専門家にはその道のこと以外はわからない。
その例でいうなら医療の専門家にわかるのはあくまで必要な治療とそれにかかるお金の計算だけ。
そのお金を政府が出すには予算をどうするか、あふいは国民がそれを望むかまで分かるわけがない。
もしこれまで専門家に任せるとなると、彼らは自身の研究の他に政府の税収統計やら国民の意識調査やらやらなくてはならなくなるぞ
2577 ななしのよっしん
2016/07/22(金) 09:21:06 ID: yN6oRx9r54
正直学者の役割云々はガッコーで習った評論文で充分だよ・・・
今は「この改憲草案は危険きわまりない」って言うこと広まりさえすればいい。そうでなきゃこういった議論さえできない北朝鮮のような国家に成り下がってしまう
2578 ななしのよっしん
2016/07/23(土) 00:42:46 ID: SrGPE99pTv
>>2577
いや、大問題なんだけど
「学者は現実的でないこと言って役に立たない」とか言ってる奴に憲法の事考える能力なんか無いよ
憲法は特に理念の話になるんだからね
頼むから国民投票には参加しないでくれってレベルの話
というか、この草案作った奴らも似たようなこと言ってたし
>>「この改憲草案は危険きわまりない」
こんな事広まってもしょうがないんだよね
それはこの草案にドグマ植え付けるだけの話
次の草案を読んだ時に
自分で危険だって気付ける人間を育てることのほうが重要だってなんで分かんないんだよ
なんでそういう程度の低い話に態々レベルを下げていくんだよ
2579 ななしのよっしん
2016/07/23(土) 10:21:24 ID: FswIdSGVnM
まあまあ、どっちも大事でいいんじゃないすかね。
基本的に政治家・国民の仕事であるはずのことが、この国ではなぜか憲法学者のせいにされてきた、という経緯はある(おそらく、政治家がそのように誘導してきたせいだと思うんだが)
一方で、この改正草案自体のヤバさは伝わらないといけない。
単に草案がヤバイというより、どうヤバイのか(人権条項や家族条項の改変)も含めてね。
2580 ななしのよっしん
2016/07/23(土) 17:06:18 ID: zrddFLoP0p
なぜ憲法は国民でなく国家を縛るものでないといけないのか?
国民の暴走を国家が抑えるのは容易いが
国家の暴走を国民が抑えるのは非常に困難だからである
それは人類の歴史が証明している事だ
一旦民主主義国家が政権が国民の自由を制限する体制に変貌してしまえば
国民の自由を取り戻すのにどれ程の困難どれ程の流血が伴う事か
国民を自転車の集団に 国家を大型トラックに例えれば
感覚的に解かってもらえるだろうか
大型トラックには自転車よりもはるかに強力なブレーキが必要なのである
ほめた!
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ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。