ヴェイグ・リュングベルとは (ヴェイグリュングベルとは) [単語記事]

ヴェイグ・リュングベルとは、「テイルズオブリバース」の主人公である。

概要

年齢：18歳
 身長：183 cm
体重：71kg
声優：檜山修之
種族：ヒューマ

大陸の北端に位置する村、スールズに暮らす青年。
両親を幼くして失い、育ての親であった祖父とも死別した後、マルコとラキヤに引き取られる。　
彼らの娘であるクレアと共に、家族同然に育てられたヴェイグは日々を平穏に過ごしていた。

しかし『ラドラスの落日』なる事件により、突如としてヴェイグに「氷のフォルス」が発現してしまう。
能力を制御できず暴走してしまった彼は、身近にいたクレアを氷塊に閉じ込めてしまった。
リバースの物語はここから1年後、ユージーンとマオが彼を訪ねる所から幕を開ける。

もともとが口数が少なく遠慮しがちなタイプだったようで、フォルス覚醒後は更に輪をかけて寡黙な青年となってしまう。
言ってしまえば根暗で無口で無愛想。しかしけして冷たいという訳ではなく、根はむしろ熱血な性質。

物語冒頭でさらわれてしまったクレアを救うため、ヴェイグは奇しくもカレギア王国中を駆け回る事となる。

戦闘

大剣を扱う剣士。幼少から学んでいた剣術に氷のフォルス能力を組み合わせて戦う。
主人公らしく比較的扱いやすい特技を持ち、軒並みのパラメータにそつが無い。
「パワー寄りの万能型」と評され、オートでのCPUの信頼性も高い。
一方でゲージ回復力や通常攻撃にやや難があったり、攻撃属性が水しか無かったりと、はっきり弱点が設けられているキャラでもある。

「デスティニー2」のカイル・デュナミスと同じくシリーズ恒例の術技「魔神剣」を使えない事をネタにされた事もあったが、
実際は特定の装飾品を装備する事で使えたりする。ただ、そこまでして使うほどの性能でもない。

秘奥義は「インブレイスエンド」「龍虎滅牙斬」「セルシウスキャリバー」の3つ。
「リバース」の秘奥義は前衛＋後衛の合体技であるが、外部出演時にはセルシウスキャリバーを単独の秘奥義として扱う。
「マイソロ3」ではヒルダを抜いた原作に近い演出、「グレイセス」ではそれぞれの秘奥義の特徴を組み合わせたような技となっている。

ネタキャラ化

テイルズシリーズ数あれど、ヴェイグほどネタ扱いを（主に公式とニコニコ視聴者から）受けた主人公はいないと思われる。

クレア連呼キャラ

ヴェイグは劇中でやたらとクレアの名を口にする。その数は280を超えるとも言われる。
元々「リバース」自体、クレアの身に起こったトラブルを解決するのが中心の話であり、氷漬けにしてしまったという負い目を感じている節もあるヴェイグが必死になるのは仕方ない…
のだが、まあ幾らなんでも多すぎる。
そんな訳で発売してまもなくした頃にはクレア連呼キャラが定着し、それをネタにした動画も色々と作られた。
ちなみにヴェイグはクレアと呼んだ数こそ多いが、叫んだ回数は3回足らずで意外と少なかったりする。

ウッドロウとの類似性

北国育ちで銀髪、細面な顔立ちなど、「デスティニー」のキャラであるウッドロウ・ケルヴィンとの共通点が多い。
あちらはあちらで空気王とか色々ネタにされているお方なので、お察しください。

公式による上記2つの過剰化

ここまでは割とありがちな話なのだが、これをやたらと公式が持ち出し始めてアレな事になってしまう。
「アビス」の特典DVDでオチっぽい役回りになったのを皮切りに、
予約特典その他でどんどんどんどんどんどんどんどんカオス化&ネタキャラ化に拍車がかかっていく。

クレアアアアアアアアアアアと叫ぶわ、ピーーーーチパーーーーイと叫ぶわ、平気でウッドロウに間違われるわで酷い有様である。
当然それらは「リバース」をプレイしていないプレイヤーの多くも目にし、更にニコニコ動画にもアップされ「公式が病気」タグで評判となり…。
この大百科にも、そんな当時の空気を色濃く残した記事がちらほらと存在している。今となってはちょっと寒い

とまあ、ここまで書けば分かるだろうが、このネタを嫌悪している人は少なからず存在する。
一方で、「これで「リバース」に興味を持った」とか、「全体的に重たい作風の「リバース」のイメージが緩和された」とか、そんな意見もある。