ポリーンとは (ポリーンとは) [単語記事]

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ポリーンとは、マリオシリーズおよびドンキーコングシリーズのキャラクター、「レディ」の名前である。

概要

そもそも「レディ」とは何ぞって人も多いだろうが、AC・FC版『ドンキーコング』で冒頭でドンキーコングにさらわれていたお嬢さんの事である。「レディ」という呼び名はあくまで「女性」という意味で、彼女固有の名前ではない。

登場当初は金髪にピンク色のおとなしめなドレスだったが、後々髪を濃い茶色にして赤いセレブなドレスに着替えている。ちなみに『ドンキーコング』で所々に落ちている帽子や鞄などは彼女の落し物である。

マリオシリーズに登場する女性の中では、胸が大きく腰が細いセクシー体型である。

ポリーンという名前は、マリオの海外アニメ版で初登場したものであり、後にNOA（ニンテンドーオブアメリカ）の正式認定にて公式設定化した。その後日本でもスーパーじゃない方の『ドンキーコング（GB）』にて外見・名前ともにレディからポリーンへのリファインがなされている。

その後の出番

スーパーマリオシリーズに登場するピーチ姫よりも先に登場したマリオのヒロインではあるが、マリオシリーズのゲームに出てくることはほとんど無かった。のだが『マリオvsドンキーコング』シリーズでは『2』以降レギュラーを張るくらいの出番を得ており、二回ほど2代目ドンキーコングにちょっとした勘違いでさらわれるという目にも遭っている。また作中に登場する「ミニマリオ」というおもちゃにもルイージ、ドンキー、ピーチ、キノピオと並んで彼女のバージョンがある。

マリオとの関係は「ドンキーコング」の頃はマリオの恋人という扱いだったが、『マリオVSドンキーコング』以降は友達ということになっている。最初から友達ということになったのか、別れて友達関係に落ち着いたのかは二人のみぞ知る。
~~（紹介で毎回友達であることが強調されているのはもしかして…）~~

『マリオVSドンキーコング』シリーズのレギュラーであることや『スマブラfor3DS』に存在するフィギュアがドンキーコングに分類されていることを見るに、「スーパーではないドンキーコング」シリーズのキャラクターというポジションに落ち着いたのだろうか。

ところが、2017年のE3にて明らかになった映像で、彼女は何と…

市長としての活動

任天堂の元倉健太さんの発言、もといツイッターにて『スーパーマリオオデッセイ』の舞台の一つである「ニュードンクシティ」の市長として活動していることが明らかになった。『マリオvsドンキーコング』シリーズでの登場時でもその辺の設定がほのめかされているらしい。そして、2017年のE3にて…

ボーカル曲を披露したのである。市長として活躍する傍ら、趣味として歌をたしなむという姿が今回のトレーラーで確認できる。趣味の「歌」はツイッターにて元倉さんが明らかにした情報である。そんな彼女の曲「Jump Up, Super Star!」は、見事にスーパーマリオオデッセイ 2nd トレーラーの華となったと言えるだろう。
本編では市長の姿として赤いスーツを着こなしている所も確認できる。バンドメンバー達とよくライブを行う傍らで市内の状況にも目を光らせており、発電所に異常があることもすぐさまに感知。「ニュードンクシティフェスティバル」は今作屈指の初代ドンキーコングリスペクトイベントになっており、直撃世代にはまさに感涙ものである。

市長としてのさらなる出番

オデッセイ発売の翌年ごろにあたる、2018年発売の「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」ではニュードンク市庁舎がステージに登場してバンドメンバーとともにギミックを担当する。

2019年では「マリオテニスエース」で初のプレイアブルとなった。

スマートデバイス用アプリ「マリオカートツアー」でもプレイアブルとして登場している。

「マリオカート8 デラックス」ではコース追加パックの第6弾からプレイアブルとして登場する。
さらに「スーパーマリオパーティジャンボリー」では隠しキャラ（と言っても出現方法はかなり簡単）で出演。着々とプレイアブルの機会を得ていく。

ドンキーコングとの新たなる縁

Nintendo Switch2へと時間は流れ、ポリーンはマリオカートシリーズの最新作「マリオカートワールド」でも続投。それだけでも存在感は持っているのだが、さらにとんでもない情報が飛び込んできた。

ドンキーコングシリーズの最新作「ドンキーコングバナンザ」にて、子供のころのポリーンがドンキーコングと一緒に冒険をするという新しい形での関わり方が判明。さらにこの作品では「クランキーコング＝かつてレディと呼ばれたころのポリーンを攫った初代ドンキーコング」の姿も確認されており、時系列的な謎も多く含んだ出番となっている。もちろんボーカルソングがあるほか、日本語を始めとした各国の言語ボイスで会話する。日本語ボイスはイブ優里安が担当。

以下、本編中のネタバレ記載ありのため注意↓

ニュードンクシティで暮らす13歳の女の子。地上では学校に通っている。歌うことが好きだがまだ人前で歌うことは苦手。どうやらおばあちゃんがいるらしい。

彼女の歌声は星の中心にいるという「バナルート」を目覚めさせる力があるとされる。その力に目を付けたヴォイドカンパニーによってさらわれたが、岩に封印された状態で逃げ出したところでドンキーと出会う。そして地下世界の長老との出会いでいにしえの力「バナンザ」を授かり、岩から脱出できたところで地上に戻る願いを叶えるためにドンキーと共に星の中心へ向かう。