アントニオ・サリエリ(Fate) 単語


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アントニオ・サリエリ(Fate)とは、TYPE-MOONのスマートフォン用RPG『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァントである。
サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)の記事を参照。

概要

「私は、死だ。私は神に愛されし者を殺さねばならぬ。
……我が名はサリエリ。
いいや、違う。私は、私は誰なのだ…………―――」

CV:関俊彦 / イラスト:PFALZ

アヴェンジャー(復讐者)クラスのサーヴァント。
長剣を持った赤と黒の怪人もしくは魔人のような姿だが、これは外装・外殻であり、外装を解くと銀髪の男性の姿となる。外装の無い状態だと戦闘能力はほぼなく、シェイクスピアのような作家やアヴィケブロンのような召喚主体のキャスターサーヴァントにも劣る、魔力と宝具以外が貧弱すぎることに定評があるアンデルセンと同等の本体性能となってしまう。

『Fate/Grand Order』第二部・ロストベルトNo.1にて初登場。ストーリークリア後限定召喚枠。
異星の神によって白紙化され異聞帯に侵食された土地の意思が、最後の抵抗として召喚した汎人類史のサーヴァントの一体。しかし、何者かに洗脳されアマデウス・オルタとしてロシア異聞帯の王・イヴァン雷帝を鎮めるピアノを奏でていた。
マカリー枢機卿(言峰綺礼)に賊軍を抹殺するように命じられ出撃し、それを知った主人公らは雷帝側の戦力を削ぐためその地へ向かい交戦。主人公一行に撃破された後にサリエリとしての自我を取り戻し、雷帝側から離反して主人公一行に加わることになる。

真名

18~19世紀の音楽家。宮廷音楽家であり、ベートーヴェン、シューベルト等の著名な音楽家たちの師であり、音楽の発展に多大な貢献をした人物。甘党。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトとは友人であったが、アマデウスが早逝した後に「サリエリが殺したのではないか」という根も葉もない噂が広まってしまい、サリエリはその風評被害に苦しむことになってしまった。後年このアマデウス暗殺伝説が戯曲化及び映画化され人気を博している(映画『アマデウス』)。

サーヴァントとしての彼は正確には「アントニオ・サリエリ」本人ではなく、「“アマデウス暗殺”というサリエリへの風評被害」と、アマデウスに「レクイエム・ニ単調」の作曲を依頼したと言われる死の使い「灰色の男」の伝説が習合した存在。暗殺などという事実はなく、本来なら反英雄などであろうはずがないサリエリは、人々に風聞として語られた「アマデウスを殺す者」というその一点のみで、ただ人を――神に愛された男を殺すだけの反英雄、「無辜の怪物」として座に刻まれてしまったのだ。
彼の纏う「慟哭外装」は「アマデウス暗殺伝説」「灰色の男の伝説」が形となったものであり、振るう剣は燎原の炎の如く広がりサリエリを灼き貫いた悪意ある言葉の刃そのものである。それはそれとして外装の外見や活躍を褒められるのは割と嬉しい様子。

アヴェンジャー・サリエリは人を害しアマデウスを殺すだけの存在であり、かつてのサリエリの思慮深く穏やかな人格は既に崩壊してしまっている。FGO主人公に召喚された際は契約とマスターの命令に忠実に速やかに敵を殺していく。ひとたびアマデウスを目にすれば殺さずにいられない。何らかの理由で理性を取り戻すことがあれば、本来の性格を垣間見ることも出来るが…。
巌窟王ジャンヌ・オルタとは波長が合うと思っている一方、オペラ座の怪人とは波長が合わないらしい。また、神聖ローマ帝国皇帝・ヨーゼフ2世によって宮廷音楽家に任命されたため、その妹であるマリー・アントワネットの前では大人しくなる。

能力

ステータス

  • 真名 : アントニオ・サリエリ
  • クラス : アヴェンジャー
  • レアリティ : R(☆3)
  • 出典 : 『灰色の男』、アマデウス暗殺伝説等
  • 地域 : 欧州
  • 身長/体重 : 181cm / 65kg
  • 性別 : 男性
  • 属性 : 混沌・悪  カテゴリ:地
  • パラメータ
    筋力:B 耐久:C 敏捷:A 魔力:C 幸運:B 宝具:C
  • HP/ATK : 7840 / 8125(Lv70時)
  • コマンドカード
    Quick × 1 Arts × 2 Buster × 2
  • スキル
    保有スキル
    無辜の怪物:EX
    (CT7→5)
    自身に毎ターンスター獲得状態を付与[Lv.](3T・5→10個)
    &クリティカル威力をアップ[Lv.](3回・5T)
    慟哭外装:A
    (CT7→5)
    自身のArtsカード性能をアップ[Lv.](3回・5T)
    燎原の火:B
    (CT7→5)
    敵単体の防御力をダウン[Lv.](3回・5T)
    クラススキル
    復讐者:C 自身の被ダメージ時に獲得するNPアップ
    +自身を除く味方全体<控え含む>の弱体耐性をダウン【デメリット】
    忘却補正:B 自身のクリティカル威力をアップ
    自己回復(魔力):C 自身に毎ターンNP獲得状態を付与(3.3%)
    無辜の怪物:EX
    生前のサリエリは誰をも殺してはいない。
    だが、後年に流布された暗殺伝説が世界へと浸透するにつれ、アントニオ・サリエリは無辜の怪物と化す他になかった。
    本来は別個のスキルである『自己否定』が融合し、一種の複合スキルとなっている。
    慟哭外装:A
    サリエリは反英雄としての外殻・外装を纏う。
    これは、モーツァルトについての記録にしばしば登場する『灰色の男』――1791年7月に現れて「レクイエム・ニ単調」の作曲を依頼したという死神の如き存在と混ざり合い、習合したが故の能力である。
    戦闘時、サリエリは自動的にこれを身に纏い、殺戮の戦闘装置として稼動する。
    燎原の火:B
    呪わしいほどに広まっていった風聞、モーツァルト暗殺伝説の流布はまさしく、燎原の火の如くであったという。アヴェンジャー・サリエリは、自らを生み出したに等しい人々の悪意、中傷、流言飛語、デマゴーグ、おぞましき囁きを自らの力とする。
    対象とした集団の精神をたちまち弱体化させる他、強烈な精神攻撃としても機能する。
    対象が魔術的防御手段を有していなければ、自死させる事も可能。
    復讐者:C
    周囲から敵意を向けられやすいかわりに、向けられた負の感情を力と変える。
    忘却補正:B
    復讐者は恨みを決して忘れない。忘却の彼方より繰り出される攻撃はクリティカル威力を強化する。
    自己回復(魔力):C
    復讐が果たされるまで魔力は延々と供給され続ける。

出典や地属性から彼が「本来のアントニオ・サリエリ」ではないこと、そして本来はアンデルセンと並ぶと言われる低スペックから平均以上のパラメータへと押し上げられている異常性がうかがえる。

ゲーム内では2018年11月現在ガチャから排出される唯一の☆3エクストラクラス。
スキルはいずれもCTが短く性能もシンプルで、回数制なぶん持続は長い。ArtsバフはArts攻撃を、クリティカルバフはクリティカル成功しなければ回数は減らない。アヴェンジャークラス故にクリティカルスターを吸いにくいので、クリティカル自体が出しにくいのが難。NP効率はあまり良くないので、Artsパーティで運用するのがベターか。ATKが高いぶんHPは低く防御系のスキルも無いので、ルーラー以外が相手だと場持ちはしない。
ちなみに、☆3でありながらセイントグラフの姿とバトルキャラが霊基再臨段階三種で全く異なるという気合の入った仕様となっている。

宝具

至高の神よ、我を憐れみたまえ(ディオ・サンティシモ・ミゼルコディア・ディ・ミ)
ランク:C / 種別:対軍宝具 / レンジ:1~20 / 最大捕捉:50人
カード種別:Arts ランク:C
敵全体に強力な攻撃[Lv.]
&Arts攻撃耐性をダウン(3T)〈OCで効果アップ〉
+味方全体のスター発生率をダウン(3T)【デメリット】

一箇の生物にとっては制御不能なまでに巨大な殺意を圧縮し、凝固させ、更には魔力と混ぜ込むことで、精神と肉体の双方を蝕む破滅の曲を奏でる。生前のアントニオ・サリエリが決して持ち得る筈のなかった、無辜の怪物たるサーヴァント――アヴェンジャー・サリエリだけが有する、絶技にして音楽宝具。
その技量はアマデウスにも匹敵する、が、復讐者と化したサリエリにはその「音楽」を「音」と認識することが出来なくなってしまっている。

Arts耐性ダウン効果を持つ全体攻撃宝具。他のArts攻撃宝具に繋げていきたい。デメリットはあまり気にしなくても良い程度。

関連動画

関連静画

関連項目

  • TYPE-MOON関連の一覧
  • サーヴァント(聖杯戦争)
  • Fate/Grand Order
  • アヴェンジャー
  • ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Fate)
  • マリー・アントワネット(Fate)
  • アマデウス(映画)
  • 風評被害
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