インヴェルズとは、遊戯王OCGにおける闇の侵略者にして絶対なる捕食者である。
遊戯王デュエルターミナル10弾で登場したモンスター群の総称。
全てのモンスターが闇属性で統一されており、一部のモンスターを除き守備力が0なのが大きな特徴。
また、上級モンスターはほぼ全てがインヴェルズと付くモンスターをリリースし、アドバンス召喚に成功した時のみ効果を発揮することができる。
上級モンスターを中心とするため、かつて一世を風靡した「帝コントロール」と同じような動きを見せる。
そのキワモノとも呼べる特性故に弱点も多く、構築難度は高い。
なお、モンスターのデザインモチーフは主に下級が昆虫、上級が甲虫を彷彿させるものが多い。
古の時代、世界の支配権を巡ってヴァイロンと対立し、敗北したインヴェルズは封印されていた。
だがワーム、魔轟神、ラヴァルなど数多の種族による侵略行為の混乱の結果、インヴェルズ達に施されていた封印は解かれてしまう。
永い封印から復活を遂げたインヴェルズはヴァイロンへの復讐を遂げるための力を蓄えるべく、ガスタ達の住まう豊穣な土地であるミストバレー湿地帯への侵略を開始する。
頂点捕食者である、誇りを取り戻すために。
カードテキストは遊戯王カードwikiからの転載。
インヴェルズの魔細胞
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
このカードは「インヴェルズ」と名のついたモンスターの
アドバンス召喚以外のためにはリリースできず、
シンクロ素材とする事もできない。
インヴェルズ専用「E-HERO ヘル・ブラット」と言えるリリース専用モンスター。
単体では無力なので、ここから上級インヴェルズに繋ぐのが基本と言える。
インヴェルズの斥候
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 200/守 0
自分フィールド上に魔法・罠カードが存在しない場合、
自分のメインフェイズ1の開始時にのみ発動する事ができる。
墓地に存在するこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚する事はできない。
このカードは「インヴェルズ」と名のついたモンスターの
アドバンス召喚以外のためにはリリースできず、シンクロ素材とする事もできない。
インヴェルズ専用「黄泉ガエル」。魔細胞同様単体では無力なので、上級のリリース要員にするのが基本。
特殊召喚できないというデメリットは他のカードの効果を阻害する場合もあるので、状況に応じて使い分けたい。
インヴェルズ万能態
効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻1000/守 0
「インヴェルズ」と名のついたモンスターをアドバンス召喚する場合、
このカードは2体分のリリースとする事ができる。
インヴェルズ専用のダブルコストモンスター。
「キラー・トマト」などからリクルートできるので、上級インヴェルズを採用する場合は積極的に召喚を狙っていきたい。
一応リリース制限が無いので、インヴェルズ以外のアドバンス召喚やシンクロ召喚に使うこともできる。
インヴェルズの歩哨
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1100/守 0
このカードがフィールド上に表側攻撃表示で存在する限り、
フィールド上に表側表示で存在する
レベル5以上の特殊召喚されたモンスターは効果を発動する事はできない。
死者蘇生などの特殊召喚カードは勿論、シンクロ召喚、融合召喚、儀式召喚に対するメタカードとなる。
ただしステータスが貧弱なため場持ちは期待できない上、自分フィールドにも効果を及ぼす。
インヴェルズを呼ぶ者
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1700/守 0
このカードをリリースして「インヴェルズ」と名のついたモンスターの
アドバンス召喚に成功した時、自分のデッキからレベル4以下の
「インヴェルズ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。
アドバンス召喚のリリースに使った場合、デッキから新たなインヴェルズをリクルートできる。
後続を用意したり、モンスターを大量展開したりと様々な使い方が可能。
ただしインヴェルズの斥候との相性は致命的に悪い。
インヴェルズの門番
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1500/守1900
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
「インヴェルズ」と名のついたモンスターが表側表示で
アドバンス召喚に成功したターン、
自分は通常召喚に加えて1度だけモンスターを通常召喚する事ができる。
インヴェルズには珍しく、唯一守備力が0じゃないモンスター。
壁としての運用が可能な反面、「悪夢再び」などのサポートカードの恩恵を受けることはできない。
「二重召喚」を内包した効果を持つが、このカードが場に居る必要があるためこのカードをリリースした場合は発動できない。
インヴェルズの先鋭
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1850/守 0
自分フィールド上に存在するこのカードが墓地へ送られた時、
フィールド上に表側表示で存在する
儀式・融合・シンクロモンスター1体を選択して破壊する。
打点も高く、相手の場にある通常召喚、特殊召喚以外の方法で召喚されたモンスターを破壊できる効果を持つ。
この効果は戦闘破壊、アドバンス召喚のためのリリースなどでも発動できるため、現在のシンクロ召喚を中心とする環境に対する大きなメタであると言える。
能力値も悪くなく、どのデッキにも比較的容易に採用できる、インヴェルズには珍しいモンスター。
インヴェルズ・マディス
効果モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻2200/守 0
「インヴェルズ」と名のついたモンスターをリリースして
このカードのアドバンス召喚に成功した時、
1000ライフポイントを払う事で、
自分の墓地に存在する「インヴェルズ」と名のついたモンスター1体を
選択して特殊召喚する。
インヴェルズの上級モンスター。アドバンス召喚時インヴェルズ限定の蘇生効果を持つ。
蘇生対象はレベル指定が無いため、インヴェルズ・ホーンを蘇生することで5200の攻撃力を得れる。
ただし呼ぶ者同様、斥候との相性は致命的に悪い。
インヴェルズ・モース
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2400/守 0
「インヴェルズ」と名のついたモンスターをリリースして
このカードのアドバンス召喚に成功した時、
1000ライフポイントを払う事で、
相手フィールド上に存在するカードを2枚まで
選択して持ち主の手札に戻す。
極めて強力な、例えるなら「氷結界の龍 ブリューナク」と「氷結界の龍 グングニール」を混ぜた条件のバウンス効果を持つ。
バウンスできるのは2枚までなので「亜空間物質転送装置」などで不発にされても1枚は戻せる上、破壊ではないので「スターダスト・ドラゴン」でも無効化されないのが強み。
インヴェルズ・ギラファ
効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2600/守 0
このカードは「インヴェルズ」と名のついたモンスター1体をリリースして
表側攻撃表示でアドバンス召喚する事ができる。
「インヴェルズ」と名のついたモンスターをリリースして
このカードのアドバンス召喚に成功した時、
相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して墓地へ送り、
自分は1000ライフポイント回復する事ができる。
インヴェルズのエース級モンスター。最上級モンスターだが1体のリリースに軽減でき、除去と回復を同時にこなせる。
詳しい内容は『インヴェルズ・ギラファ』の項へ
インヴェルズ・ガザス
効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2800/守 0
「インヴェルズ」と名のついたモンスター2体をリリースして
このカードのアドバンス召喚に成功した時、
以下の効果から1つを選択して発動する。
●このカード以外のフィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
●フィールド上に存在する魔法・罠カードを全て破壊する。
インヴェルズの上級モンスター。ギラファと比べて使い勝手は悪いものの、「ブラック・ホール」または「大嵐」と同様の効果を内包しているため、召喚できれば劣勢をひっくり返せる能力を持つ。
ただし発動条件に「2体をリリースして」と明記してあるため、「スター・ブラスト」「コストダウン」などでレベルを下げ、リリースを減らした場合には発動できないので注意。
インヴェルズ・ホーン
効果モンスター
星9/闇属性/悪魔族/攻3000/守 0
「インヴェルズ」と名のついたモンスターをリリースして
このカードのアドバンス召喚に成功した場合、以下の効果を得る。
1000ライフポイントを払う事で、
フィールド上に存在するモンスター1体を選択して破壊する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
レベル9モンスター。「アンティ勝負」などで出せば【ユベル】や【Sin】相手以外ならほぼ確実に勝てる。
誤解されがちだが、神のカードは効果で「3体をリリースした場合のみ通常召喚できる」となっているので3体リリースする必要があり、普通はレベル7以上のモンスターは全て2体のリリースでアドバンス召喚できる。
効果はフィールド上のモンスターを1000ライフポイントで破壊できるというものだが、いかんせん「墓地に送る」と「1000ライフポイント回復」を併せ持つインヴェルズ・ギラファと比べると見劣りする。(一応こちらは毎ターン効果を使えるためあちらとの差別化はできる。)
特殊召喚可能なモンスターであり、3000という青眼の白龍に匹敵する打点を持つモンスターとして運用したい。
インヴェルズ・グレズ
効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻3200/守 0
このカードは特殊召喚できない。
このカードを通常召喚する場合、
自分フィールド上に存在する「インヴェルズ」と名のついた
モンスター3体をリリースして召喚しなければならない。
ライフポイントを半分払う事で、
このカード以外のフィールド上に存在するカードを全て破壊する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
現時点でインヴェルズでは最も強いモンスター。
・・・なのだが、何とリリース素材に3体ものインヴェルズを要求するため、実質的に三幻神や三邪神より重いというとんでもないモンスター。おまけに通常召喚。
その割には効果耐性を一切持たないため、使い勝手は神のカードと比べると格段に悪い。
効果はライフポイント半分と引き換えに「ブラックホール」+「大嵐」と同様の全体破壊を行えるため、もしゲーム終盤で出すことができれば間違いなく勝利を手中に収めることができる。
まぁ、相手の場に破壊される、または墓地に送られることを条件とするカードが無ければの話だが。
インヴェルズ・ローチ
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/悪魔族/攻1900/守 0
レベル4モンスター×2
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、
レベル5以上のモンスターの特殊召喚を無効にし破壊する。
インヴェルズのエクシーズモンスター。
インヴェルズには☆4モンスターが3種類いるので、素材をそろえるのには苦労しない。
ただ、インヴェルズデッキに投入した場合、「インヴェルズの斥候」の効果で出せなくなることもあったりし、効果自体もインヴェルズとはあまりシナジーしない。
一応、相手のモンスター展開を妨げる効果なので、相手の展開速度が落ちているうちに上級インヴェルズをアドバンス召喚してフィールドを制圧することも可能。
また、このカードもインヴェルズの1体なので、エクシーズ素材を使いきったこのカードを上級インヴェルズのリリースにすることもできる。
侵略の一手
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する、アドバンス召喚に成功した
「インヴェルズ」と名のついたモンスター1体を手札に戻して発動する。
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
インヴェルズ専用のドロー加速効果を持つ速攻魔法。
せっかく召喚したモンスターを手札に戻すため2:1交換であるように見えるが、インヴェルズの上級モンスターは「召喚した時」に効果を発揮するものが多く、手札に戻すことでそういった効果を使い回すことができる。
特にインヴェルズ・ギラファを中心に据える場合、この戦略はかなり重要になる。
侵略の波動
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在する、アドバンス召喚に成功した
「インヴェルズ」と名のついたモンスター1体を手札に戻して発動する。
相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。
インヴェルズ専用の破壊効果を持つ罠カード。
一手同様2:1交換であるように見えるが、インヴェルズでは特にデメリットは無い。
相手フィールド上であればモンスター魔法罠問わず破壊できるが、罠カードであるため一手と比べてタイミングがどうしても遅れてしまい、エンドサイクの餌食になってしまいがち。
フリーチェーンであるため、相手のシンクロ召喚などを妨害することができるのは利点。
侵略の手段
通常罠
自分のデッキから「インヴェルズ」と名のついたモンスター1体を墓地へ送り、
自分フィールド上に表側表示で存在する
「インヴェルズ」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで800ポイントアップする。
墓地肥やしと強化を同時にこなせる罠カード。
真っ先に墓地に落としたい斥候などを落とせるのはメリット。攻撃力強化もついでに付くため、急な戦闘にも対応することができる。万能態などに使えば相手の意表を突くこともできる。
ただ、やはり罠カード故にタイミングが遅くなりがち。自分のターンに使いたいなら「砂塵の大竜巻」などから伏せて行きたい。
侵略の波紋
通常罠
500ライフポイントを払い、自分の墓地に存在するレベル4以下の
「インヴェルズ」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地から特殊召喚する。
下級インヴェルズを蘇生することができる罠カード。
呼ぶ者を蘇生して大量展開したり、万能態を蘇生して上級インヴェルズを召喚したり、相手ターンに緊急時の壁として門番を召喚したりと使い方は多岐にわたる。
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最終更新:2024/05/04(土) 16:00
最終更新:2024/05/04(土) 16:00
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