ジャンヌ・ダルク[オルタ] 単語


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ジャンヌオルタ

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ジャンヌ・ダルク[オルタ]とは、スマホ用RPG「Fate/Grand Order」のサーヴァントの1騎である。
以後、この記事内では彼女を『ジャンヌ・オルタ』と表記する。

CV:坂本真綾

サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)の記事を参照。

ネタバレ注意 この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。
ここから下は自己責任で突っ走ってください。

概要

第一部一章フランス編で登場した敵性サーヴァント。

『フランスが自分を否定したのならば、自分が行ったフランス救済もなかったことにするべき』という信念をもって進撃する。
手に持つ軍旗には竜の紋章が描かれ、竜と狂化したサーヴァントたちを率いてフランス各地に進撃して焼き尽くし、自らを竜の魔女と自称する女性。
サーヴァントとしてのクラスは”ルーラー(裁定者)”。

黒い着衣の各所が火で爛れたように崩れており、瞳は金色、長かったであろう髪も白く短い。

真名・史実

百年戦争においてフランス軍を率いた女性兵士の一人であり、オルレアンを解放した聖処女ジャンヌ・ダルク。

ただの農民の娘でありながら天啓を得て戦場へ旅立ち、神の奇跡ともいえる数々のエピソードとともに語られる快進撃の後にフランス側の勝利を導いた人物。
無学ながら聡明で信仰心と問答において隙が無かったとされる。
記録によると良くも悪くも解放者らしい精神であり、効率主義で猪突猛進な行動は兵士の士気を猛烈に鼓舞する一方、政治的な配慮に欠けた言動により貴族から疎まれていたようだ。
そして敵軍であるイングランド軍に捕縛されて以後はまさに”見捨てられた”と言ってもよい末路といえる。厳しい審問に耐えたものの、文盲である点を突いて魔女であることの証明書にサインさせられるという陥れられ方をした結果、火刑に処された。火刑は当時のキリスト教における最低最悪の処刑法であった。
聖女として認定されたのは20世紀に入ってから、実に500年弱もの隔たりがある。

ただし、以下の要因でFate世界における史実のジャンヌ・ダルクとは別人と言える存在である。
(ネタバレゆえ反転)
黒幕から「あらゆる願いを叶える道具」である聖杯を受け取ったジル・ド・レェの願望を忠実に再現した存在。
結果、「ジャンヌは生き返り、フランスに復讐するべきだ」という歪んだ想いが反映されたことでこのような性格へと変貌した。
ちなみに、オリジナルの方はその人生に後悔も怨嗟も抱いていない。
どのように本人と異なるかという真相は第一章フランス編のクライマックスなので是非確かめていただきたい。

本来は英霊の座に記録されず、英霊として召喚されないのだが、主人公たちとの邂逅・そして敗北の結果、英霊として一時的に登録されることとなり、カルデアにクラス”復讐者(アヴェンジャー)”として召喚することが叶った。

人物像

苛烈で冷酷、そして毒舌家。同じくオルタ化したサーヴァントのセイバーオルタに似たような変貌ぶりである。
ただ、真面目なあまり融通が利かず、効率が良ければあらゆる手段を取り、バレなきゃ犯罪じゃないんですよという精神はやっぱり元の人物と同じ。

自分が陥れられた過去と人間を恨み続けているのだが、それらは自己破滅願望に由来するもの。
同時にそういった事実を誰かに認めてもらいたいという承認欲求も強いため、絆を深めるとそういった事実を受け入れつつ親しくするマスターを巻き込むまいと邪険にする姿を見せてくれる結果、あざといツンデレのような態度になる。
特に彼女のアヴェンジャーとしてのお披露目イベント『ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊』では、自分が主役の学園モノを作り出して収拾不能になっているという残念展開でプレイヤーを大いに懊悩させた。
余談だが、同イベントで登場する贋作の美術品は彼女の手によるもの。特に手紙などの文章はダ・ヴィンチちゃんに絶賛されているため識字もそうとう頑張ったご様子。

それらを総括して『反抗期の女子』『邪悪JK(奈須きのこ談)』というべき人物像になり、マスターたちは勿論、製作側からも弄られやすいキャラとして定着。
お蔭でマスターたちから『邪ンヌ(じゃんぬ)』と呼ばれ、親しまれている。
その人間臭さから聖女としてある意味近寄りがたい元のジャンヌよりも人気があるのではと専らの噂。次のピックアップが開催されたらどれほどのセールスを叩きだすかが注目されている。

2016年のクリスマスはセイバーオルタがサンタ役として活躍していたクリスマスに対抗し、前年から入念に準備していた結果、ひどく頭の悪い騒動を引き起こしてしまったりしている。

同じくオルタ化サーヴァントであるセイバーオルタがいるが、後先考えない無秩序をな破壊を望むジャンヌ・オルタに対して圧政による秩序を思い描くセイバーオルタとは根本的に反りが合わない。お互いを「突撃女」、「馬鹿王」と呼びあう犬猿の仲。しかしオルタ化した者同士なので嗜好が似ている。具体的に言うとマスターに悪戯するときは阿吽の呼吸で連携する。
セイバーオルタに対しては常に対抗心を抱いており、大体空回りで終わる
2017年配信の1.5部『新宿幻霊事件』ではセイバーオルタのカジュアルファッションを見て無人のブティックへ押し入り私服を調達した。

ステータス※アヴェンジャー時

  • 真名:ジャンヌ・ダルク
  • クラス:アヴェンジャー
  • 身長/体重:159cm・44kg
  • 出典:史実
  • 地域:フランス
  • 属性:混沌・悪  カテゴリ:人
  • 性別:女性
  • パラメータ
    筋力:A 耐久:C 俊敏:A 魔力:A+ 幸運:E 宝具:A+

聖女の方のジャンヌが宝具による鉄壁というガン盾であるのに対し、彼女は炎と槍による弾幕で力押しするガン攻めスタイルの戦術をとる。
攻撃性に特化した能力は空母にも例えられるとんでもない破壊力を発揮する反面、宝具の性質や、彼女の猪突猛進さが仇になってマスターの指揮が無い状況では効率的な戦いができない。

スキル

保有スキル
自己改造:EX
(CT7→5)
自身のクリティカル威力をアップ[Lv.](3T)
&スター集中度をアップ[Lv.](3T)
竜の魔女:EX
(CT7→5)
味方全体の攻撃力をアップ[Lv.](3T)
+[竜]特性を持つ味方全体の攻撃力をアップ[Lv.](3T)
うたかたの夢:A
(CT8→6)
自身のBusterカード性能をアップ[Lv.](1T)
&無敵状態を付与(1T)
&HPを減少(-1000)【デメリット】
クラススキル
復讐者:B 自身の被ダメージ時に獲得するNPアップ
+自身を除く味方全体<控え含む>の弱体耐性をダウン【デメリット】
忘却補正:A 自身のクリティカル威力をアップ
自己回復(魔力):A+ 自身に毎ターンNP獲得状態を付与(4%)
自己改造:EX
自身の肉体に別の肉体を付属・融合させる。このスキルのランクが高くなればなるほど、正純の英雄からは遠ざかる。“裁定者”としてしか召喚されないはずの聖処女ジャンヌを、魔女に貶めたうえに“復讐者”として召喚せしめたこと自体こそ、ある意味で究極の改造と言える。
竜の魔女:EX
ある人物の願いで生み出された彼女は、生まれついて竜を従える力を持つ。聖女マルタ、あるいは聖人ゲオルギウスなど竜種を退散させたという逸話を持つ聖人からの反転現象と思われる。竜を従わせる特殊なカリスマと、パーティの攻撃力を向上させる力を持つ。
うたかたの夢:A
願望によって生まれた、本来は存在しない者であることの証。大きな力を持つが、世界が彼女を生命体として認めることは無い。“うたかた”とは泡沫――、儚く消える泡の事。そして人の世と命の喩え。人理を巡る戦いを終えた時、彼女は静かに眠りにつく。初めから何も存在しなかったかのように。
復讐者:B
クラススキル。恨み・怨念が貯まりやすい。特異点オルレアンの事後に改心したためランクが下がっている。
忘却補正:A
クラススキル。復讐者であり続けるため時がどれほど流れようとも、彼女の憎悪は決して晴れない。たとえ、憎悪より素晴らしいものを知っていたとしても。
自己回復(魔力):A+
復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。魔力を微量ながら毎ターン回復する。聖杯の願望で生み出されたためか、特級の回復量。

宝具

吼え立てよ、我が憤怒(ラ・グロンドメント・デュ・へイン)

ランク:A+ / 種別:対軍宝具 / レンジ:1~10 / 最大補足:100人
カード種別:Buster
敵単体に超強力な攻撃[Lv.]&強化無効状態を付与(1回)&呪い状態を付与(5T)〈OCで効果アップ〉

竜の魔女として再臨した彼女が持つ呪いの旗。
聖女としての彼女のそれ「我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)」は聖女としての加護の再現であったが、これは自身の怨念を魔力として焚き付け、相手の不正や汚濁、独善を焼き尽くすという聖女の裁きを体現する宝具。
皮肉にもそれは当時の貴族たちが抱いた『民衆を味方につけ、革命家として貴族に歯向かう』という虚構の具現である。
先輩アヴェンジャーと同じく受けたダメージによって威力が増すカウンターの側面があるので、彼女は多少の負傷を恐れない。

登場タイミングで演出アニメーションが異なる。
ルーラー時は天空から多数の槍が降り注ぐものとなっているが、アヴェンジャー時は旗から延燃した炎が敵を包み、その後地面から槍が突き出して敵を串刺しにするという彼女の最期を再現する。

キャラクター性能

イベント「ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊」にて実装された期間限定星5アヴェンジャー。
カード構成はQ1A2B2。希少さに相応しいアタッカーであり現状最高まで強化することにより攻撃力は18000程まで上げることが可能。
アタッカーに必要とされるありとあらゆる要素を備えており、こと1ターンの瞬間火力は現環境トップクラス。

アヴェンジャーゆえに基本7クラスはバーサーカー以外等倍で耐え、対象を選ばない攻撃力を発揮することができる。また、素の攻撃力に加えてクリティカルの効果が高いため平均火力はなおのこと優秀。
NP回復能力が高く、高性能な宝具を連発しやすい。そして宝具は火力は勿論、特に敵のバフを阻止できるのでボス戦で輝く。
欠点は低体力に加えて「うたかたの夢」によるHP減少デメリット、防御有利を取れる相手が殆どいない特殊クラスが相まって非常に低い耐久力。
また、スターに関連したスキルを持つもののその生成能力は並で仲間任せとなるのが欠点。また、「自己改造」発動中でもスキルレベルが低いうちは安定してクリティカルさせられるほどのスターを吸えないことの方が多い。

彼女をアタッカーに据え、他のメンバーをサポート要員で固めるパーティが分かりやすく組みやすい。
まず唯一のの攻撃面の欠点であるスター生成能力を補うメンバーが居るとよい。欲を言えば低耐久のサポートとしてヒーラーや盾役も欲しい所。

スターも出す、Busterの強化ができる、クリティカル威力も上がる、HPも回復できる……ということからマーリンに極めて相性がいいことから、トッププレイヤーの間ではあらゆる困難を火力で解決する構築、『ダブルマーリンジャンヌ』は理想型と名高い。 スキル・宝具レベルなどを含めて完成すればメガ単位の火力を出せてしまうため、運営にHP上限であるブレイクシステムを搭載させた元凶。

水着Ver

Fate/Grand Order 2018年水着イベント「サーヴァント・サマー・フェスティバル!」報酬。

フォーリナー反応をハワイ諸島にて検知、解決ついでに観光しようと水着霊基になった。……むしろ観光ついでに解決しようとする気が満々であり、パンフレットは付箋でびっしりである。

が、現地にて同人即売会で売り上げ一位になり報酬である聖杯を手に入れなければ7日間を永遠に繰り返すエンドレスなセブンに取り込まれてしまい、マスターと共に同人サークル「ゲシュペンスト・ケッツァー」を結成たジャンヌは、ループからの脱出と事件の解決を目指して日々マンガ道を邁進するのであった。

バトルスタイルは火炎弾と三刀流(自作、銘は『荒覇吐七十二閃』と『大黒毒竜万破(ブラックマンバ)』そして『無銘』あえての名無し)。

  • クラス:バーサーカー
  • 属性:混沌・夏  カテゴリ:人
  • パラメータ
    筋力:B 耐久:D 俊敏:A 魔力:B 幸運:D 宝具:EX
  • スキル
    保有スキル
    シュバルツバルト・ファルケ:B
    (CT8→6)
    自身に毎ターン「回避状態(1回・1T)を付与する状態」を付与(3T)
    &NP獲得量をアップ[Lv.](3T)
    失墜の魔女:A+
    (CT7→5)
    自身の攻撃力をアップ[Lv.](3T)
    &「通常攻撃時にやけど状態(3T)を付与する状態」を付与(3T)
    ムール・ウ・テュ・ドワ:EX
    (CT8→6)
    自身のBusterカード性能をアップ[Lv.](1T)
    &NPを増やす(20%)
    &HPを減少(-1000)【デメリット】
    クラススキル
    狂化:EX 自身のBusterカードの性能をアップ
    シュバルツバルト・ファルケ:B
    ドイツ語で「黒き鷹の森」。かっこよさ優先で名前には意味はない。
    不思議パワー。
    失墜の魔女:A+
    竜の魔女の変化形スキル。
    ムール・ウ・テュ・ドワ:EX
    正確には“Va où tu peux, meurs où tu dois”
    行くべき場所へ行き、死ぬべき場所で死ぬという意味のフランス語のことわざ。なんだかんだで死に場所を求める彼女。穏やかでなくとも絶望的でも納得のいく死を求めている。
    狂化:EX
    「漫画?私が?何を馬鹿な事を言っているの?」
     ↓
    「全然ダメよ、こんなのではあの同人に勝てない・・!」
    「描くのよ・・・全身全霊で・・・!」
  • 宝具

    焼却天理・鏖殺竜(フェルカーモルト・フォイアドラッヘ)
    ランク:A+ / 種別:対軍宝具 / レンジ:1~5 / 最大捕捉:50人
    カード種別:Buster
    敵単体に超強力な攻撃[Lv.]&やけど状態を付与(3T)〈OCで効果アップ〉

    白い方の自分に対抗して真逆の炎系の技に。黒竜らしきものを召喚して、災厄を撒き散らす。
    どうやら中二病を発症されたご様子でスキル名のほうにもドイツ語が散見される。

  • 性能

    イベント報酬の星4バーサーカー。カード構成はQ1A1B3。
    ついに現れた配布★4の単体宝具バーサーカーであり、宝具5から繰り出されるB宝具に、なぜか持ってきた狂化EXと各種複合バフが合わさり、その宝具火力は★5バーサーカーに匹敵する…というか相手が宝具1なら大半を圧倒する。

    宝具1で明確にこれを超えるとなると、ギリシャ男性相手のアキレウス絶対殺すウーマンとか、瀕死の土方さん、対神ノッブのようなキワモノを連れてくるしかなく、特に特攻や瀕死の縛りもなく、ほぼクラス不問で宝具で10万↑、そこからBブレイブチェインが決まれば20万近く一気にぶっとばせるのが魅力。

    スキルもバランスが良く、NPチャージ20もあるため、初期NP50などの入手しやすい礼装でも宝具にこぎつけやすく、レベルを上げるだけで十分機能する事から、初心者ならぜひ確保したいバーサーカーであった。有利を取りにくい多くの対EXクラスでいるとありがたみが分かるであろう。また、「失墜の魔女」のやけど付与を活用した特殊戦闘への適性もある。

    弱点は、攻撃全振りの低HPに加え、防御の要となる「シュバルツバルト・ファルケ」は1ターンにつき1回の回避を3T付与、というやや癖のある効果であり、やや不安定なこと。特に、全体攻撃には非常に弱いため、入手イベントでは大半のジャンぬがシメキリ(という巨大ゴースト)にひーひー言わされた事だろう。

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関連項目

  • TYPE-MOON関連の一覧
  • サーヴァント(聖杯戦争)
  • Fate/Grand Order
  • ジャンヌ・ダルク ←自らのオリジナル。負けられない。
  • ジル・ド・レェ ←かつての同志。ある意味父親。
  • アルトリア〔オルタ〕 ←オルタ化した者同士。
  • ブリュンヒルデ ←イベント『ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊』のパートナー?
  • アンリマユ ←アヴェンジャークラスの先輩。やだ…私の先輩、弱すぎ……
  • ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ ←若返りの薬を服用した後の姿。
  • ジーク ←ファブニールに変身するなら実質手下では?
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