ナゴヤドームとは (ナゴヤドームとは) [単語記事]

ナゴヤドームとは、愛知県名古屋市東区にあるドーム球場である。セントラル・リーグ所属のプロ野球球団、中日ドラゴンズの本拠地。なので、日本一ドアラが見られる場所だということは間違いない。主な愛称は「ナゴド」。　

概要

三菱重工業名古屋工場跡地に建設され、1997年、前本拠地のナゴヤ球場より移転して開業。国内では4番目のドーム開場となった。最大収容人数は40,500人。ドーム中央部は太陽の光が取り込めるように屋根がガラス張りになっており、この屋根のお陰でデイゲームの消費電力が少なくなる。現在のスコアボードはスクリーンと併設型になっている。

座席シートは通常の内野、外野席の他にプライムシートがある。こちらのシートはツイン、ボックス、アリーナビュー・レストランの3種があり、どのシートでも専用のモニター完備、フードコートを利用可能。ボックスでは川又米利監修のラーメンが食べられ、レストランではデーゲームではブッフェスタイル、ナイターならディナーを楽しみながら観戦できる。家族連れのファンはチェック。

セ・リーグの球場としては規模が大きく（センター 122m、両翼 100m、左右中間116m）、パークファクターなどの統計では「現在最もホームランが出にくい球場」として知られる。ちなみに、ドームの外野フェンスにはラバーで囲まれた落下防止の手すりがあり、そこに当たって（入って）戻って来てもホームランとなる。

大きいとは言えパ・リーグでは一般的な規模なのだが、そのどこと比べても不自然なほどにパークファクターが低く、2011年の統一球導入以降は中日投手陣の強力さもあってナゴヤドームの試合はとにかくロースコアゲームになりがちで、セ・リーグの他球団ファンから「魔境」と怖れられている（逆に乱打戦になりがちな意味で「魔境」と言われているのは神宮球場）。

2016年パークファクターは得点0.79 本塁打0.56 安打0.90 二塁打0.95 三塁打1.60 と全体的にかなりの投手有利な数字。オーバーフェンスにならない分三塁打が多くでているのがよく分かる。

かつて高校生が贅沢にドームを使って甲子園を目指す全国高等学校野球選手権愛知県大会が開催された場所でもある。スポーツ以外でも大規模イベントやコンサートが開催される。

なお、移転前のナゴヤ球場は名古屋市中川区にあり、名古屋駅から最寄りのナゴヤ球場正門前駅→尾頭橋駅（JR）・ナゴヤ球場前駅（現：山王駅・名鉄）まではわずか1駅、駅からも徒歩数分程度で球場と、都心からのアクセスでは優れた球場であった。
一方、ナゴヤドームの最寄り駅としては、名古屋市営地下鉄名城線のナゴヤドーム前矢田駅が2001年に開業しているが（ドームまで徒歩5分）、1997年の開場当時は最寄駅が大曽根駅（JR/名鉄/地下鉄）か矢田駅（名鉄瀬戸線）のいずかであり、ドームまで徒歩15分以上を要した。

現在も、JRや名鉄の利用者の中には大曽根駅から徒歩でアクセスする人がいるが、大曽根駅の北側出口から徒歩でドームへ向かった場合、通り道に面して阪神タイガースのグッズショップがあるため、阪神ファン以外の人は要注意である。

球場周辺にはイオンモールナゴヤドーム前があり、球場内以上に飲食などのサービス要素が充実。イベント、野球試合開催日は駐車料金割引サービスもあるので、試合前にイオンで腹ごしらえ→観戦という流れもお勧め。ちなみに名古屋でいきなり！ステーキが食べれられるのはこの店舗だけである。

球場内

電光掲示板

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