ブーディカ(fate) 単語


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ブーディカ

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ブーディカ(fate)とは、Fate/Grand Orderに登場するサーヴァントのライダーの1騎。
そして我らのカーチャンである。

CV:斎藤千和

Fate世界におけるサーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)を参照されたし。

概要

Fate/Grand Orderサービス開始直後から実装されているライダー。

第二章永続狂気帝国に登場し、史実よりもひどい圧政を敷くローマを巡って戦う。

ただのはぐれサーヴァントと思いきや、主人公たちは包囲されている彼女の陣地を救う形で出会うこととなり、その来歴からかなりストーリーに深くかかわる。

真名・史実

真名はブーディカ。
紀元50年頃に活躍したブリタニア(現在のイングランド)東端、ノーフォークを治めていた王国の女王。

ローマの脅迫を必死に躱してきた夫プラスタグス王の政策もむなしく、夫の死後、事実上のローマの奴隷州とされてしまった。
その際に彼女は鞭打ち刑に、後継者たる二人の娘も凌辱されたと記されている。
彼女はそれに反旗を翻し、現在のイングランドにあたる地域の過半からローマ軍を退ける大進撃を開始。
しかしそれを鎮圧すべくローマ軍は数で劣るものの装備と地形によってブーディカが直接指揮する反乱軍を撃退し、ブーディカはその戦の中で服毒自殺・あるいは病死したとされる。
FGOのテキストではネロ・クラウディウスの軍に敗れたとあるが、正確にはその代行であるガイウス・スエトニウス・パウリヌス総督によるもので、彼のブリタニアへの悪政が明らかになることで彼は地位を追われ、ローマはブリタニアへの温和政策へと舵をきってゆくこととなった。

それらの記録はルネサンス期に発見され、ルネサンス当時の女王ヴィクトリアの名前のルーツとなった名前も相まって英雄視され、祀られることとなった。
そしてローマからの独立は彼女の世代では成らなかったものの、その後、ローマ帝国衰退にあってそれは成就されることとなる。それは、我らが青き騎士王たちの物語

人物像

端的にいえば構いたがりな親戚のお姉ちゃん。というか、人妻なのでカーチャンというのが正確か。
生前の激しい怒りはなくなっており、ブリタニアの行く末を案じる慈母としての側面が強く顕れているのはルネサンス以後の信仰心によって女神として祀られた結果によるものであるとのこと。
とはいえローマ帝国に対してわだかまりがないわけがないことが第二章にて描かれる。
生前の自身を振り返って女王の器でなかったことを自覚しており、英霊になって召喚されてからはそういったしがらみ抜きでマスターと付き合って行く方針のようだ。でも、自己評価は低く地味なサーヴァント自称している。
マスターに世話を焼いたりのセクハラを窘めつつ強く拒否しなかったりダメ男製造機な側面も。

ちなみに、史実では進軍したルートの町はすべて焼き、残兵は皆殺しにしていたらしく、ブリテン島の地層で0~1世紀ぐらいのところには不自然なほど灰が堆積しているそうな。
『空の境界』コラボイベントではローマへの復讐心を復活させたブーディカと遭遇、交戦することとなる。クラスはバーサーカーで、ロムルスから世界全ての人の営みが浪漫(ローマ)であるという言質を取ったからか世のすべてを焼き尽くさんとする普段の性格から想像もできないような激情を露わにする。

日常と平和、その中での生活をこよなく愛する。
「美味しいごはんがあれば言うことなし」とのことで、オカン気質もあいまってイベント「ネロ祭り再び」では井戸端会議並のレベルで炊事担当チームを結成し、源頼光に料理を教えていたりする。そこにしれっといる赤い男の違和感のなさにはもう何も言うまい。

自らの悲願を達成した円卓の騎士たちに対しては良くできた弟(妹?)分として付き合っている。
また、使命のために悲劇的な最期を自覚しつつも邁進したこと、甘やかし気質という共通点からマハ・タリとも気が合う様子。

FGO第一部のクライマックスが実装されて以後、その話題性から新規で入るプレイヤーから人気が伸びた。
☆3という無料・有料の両方のガチャでも手に入るレアリティであり、しかも第二章で絶対に出会えることは勿論、前々からプレイヤー間で危険性は指摘されていたが、ナイスバディビキニアーマーである。ファンアート映えする見た目や振りまく母性は何よりの凶器だったのだ。
幕間であのお約束をさせられかけていることから公式も認識するところのようだ。なお、生前に実体験しているのでその件で茶化すと人理修正不能なまでに怒られかねないのだが……
ちなみに、再臨を進めると逆に露出が少なくなってゆき、第二ではスカート着用、最終的には束ねたロングヘアを下ろし、チュニックのブローチ留めのマントを羽織る。この最終の姿は記録に記された彼女の特徴であり、女神像で彼女を示す符丁である。

サーヴァントとして

  • 身長/体重:174cm・62kg
  • 出典:史実
  • 地域:欧州
  • 属性:中立・善
  • 性別:女性
  • 真名:ブーディカ

宝具

  • 約束されざる勝利の剣(ソード・オブ・ブディカ)

    彼女が帯びる剣。彼女の名と同じく勝利(ブディカ)の銘を有する。
    その形状から確かにかの聖剣へ至るルーツが散見されるものの、これ自身は神霊や星の祝福のない只の片手剣にすぎず、されど約束されない勝利と明日への希望によって形作られた完全ならざる願いの剣である。
    魔力の塊を飛翔させるだけの単純な機能しか持たないらしく、ゲーム内では通常攻撃に吸収されている。
  • 約束されざる守護の車輪(チャリオット・オブ・ブディカ)

    数多くの車輪が召喚され、ブーディカの周囲に陣を形成し、彼女を含む仲間を守る。
    ライダーながらこれ自身に攻撃力を持たず、車体を盾にした防具としての運用が主となる。
    ゲーム内ではこちらが採用され、味方の防御力を上げる単純な宝具となっている。

性能

サポート性能ガン振りのライダー。
アタッカーとしての能力は期待薄。 第一スキル「女神への誓い」が[ローマ]特攻付与という狭い有効対象から腐り気味。戦闘続行による蘇生スキルにより粘り強くあるがそれだけ。
せめて特性[ローマ]を付与するパートナーがいれば使いやすかったのだが……

真価はArts全体強化である第三スキル「アンドラスタの加護」にある。味方全体のNP効率が底上げされる他、キャスターを中心としたArts中心のパーティの効率を向上させる。しかもクールタイムが早いので持ち前のタフさを使って粘れば連発も視野に入る。
総合評価はけして良くない。むしろ個々の役割が明確かつ多彩でレアリティ詐欺の多いFGO環境では猶更。だからこそ彼女を的確に運用できる采配力を持つベテランマスターだけが彼女を輝かせることができるといえよう。

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関連項目

  • Fate/Grand Order
  • TYPE-MOON
  • TYPE-MOON関連の一覧

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