ミズハとは、『あやかしランブル!』に登場するキャラクター(式神)。
ゲーム内でのキャラ名の正式表記は「毒身貴族 ミズハ」。2021年正月の新春イベントで実装された限定衣裳バージョン「かりすま看板娘 ミズハ」についても本項で記述する。
かつては北の都を治めていたが、マガツヒに襲われて町が壊滅してしまい、今は落ちぶれた元貴族の蛟一族の少女。一人称は「妾(わらわ)」。主人公のことは最初は「下僕」、のちに名前呼び捨て(ボイスでは「そなた」もしくは「陰陽師」)と呼ぶ。のじゃロリ。
「町に押しかけてきて金品や食糧を要求し、断ると水源に毒を撒く迷惑なアヤカシが出た」という通報を受けて調査に出た主人公一行の前で、道ばたに行き倒れていたところを助けられる。
通報の件は、本人としては町の用心棒を買って出たつもりだったのだが、言い方があまりにも尊大すぎて盗賊と間違われたようである。毒を撒いたのも、本人がその力でマガツヒと戦った結果。「ええ!? そうなのか!? 毒、駄目だったのか!!??」 その後、イズナに今後のアテを聞かれ、「そこの陰陽師よ! 特別に、そなたを妾の下僕にしてやってもよいぞ!」と言って強引に主人公の式神となる。
式神となってからもイズナ以上に常に傲岸不遜な態度を崩さず、主人公だけでなく任務で同行しただけのマシロとユメを勝手に下僕B・下僕C扱いしたりしているが(下僕Aはもちろん主人公)、別にふんぞり返っているばかりではなく、復権のための努力は惜しまない。いわく「妾は自分が偉ぶるための努力は惜しまんが、他人に媚びるための妥協は一切しとうない!」とのこと。
とまあそんな調子で尊大でわがままなのじゃロリだが、やるときはちゃんと先頭に立ってやることはやる行動力とリーダーシップ、下僕の失敗を受け入れ許す度量を兼ね備えている良い子である。いわゆるノブレス・オブリージュを身につけているところは、さすがは元貴族というところか。なお、あやらぶなのでロリだけど胸部はそれなりにある。
元ネタは伝説上の生物・蛟。毒使いであるのは、『日本書紀』にある「毒をもった大虬が現れ、県守がそれを退治した」という話が元であろう。
| 式神データ (霊格上昇・最大限界突破前) |
|
|---|---|
| キャラ名 | 毒身貴族 ミズハ |
| レアリティ | ☆☆☆☆ |
| 属性 | 水 |
| 武器 | 術具 |
| 隊列 | 後衛 |
| タイプ | 知略 |
| 実装 | 初期実装 |
| 奥義 | 奇酒・千朽蛟毒 青枠(デバフ) / 消費霊力15 30秒間敵3体に毒を付与 |
| 特性 | 攻撃UP(4%) |
サービス開始当初から実装されている水属性☆4のデバッファー。即戦力パックとして有償石1600個で購入可能だが、同じ水属性の滝夜叉姫と並んで、即戦力パックで購入できる中でも特に即戦力度が高い逸材である。
その強さの軸になるのが、奥義と特殊攻撃で入る毒と防御デバフ。30秒と長時間入る毒は8%のスリップダメージが入るうえ、相手に毒が入っていると特殊攻撃1で入る防御デバフと、特殊攻撃2のランダム攻撃の倍率がアップするオマケつき(防御デバフは5%→15%、ランダム攻撃は1倍×3→1.5倍×3に上昇する)。
霊力消費も15(限界突破で7まで減少)と軽く、開幕即ぶっぱ出来るため、ボス戦であれば戦闘が始まったらとりあえずノータイムでミズハの奥義を打っておけばいい。毒は3体に入るので、お供で硬めの雑魚を引き連れているボスなら、雑魚処理にも貢献できる。
あやらぶは防御デバフの火力貢献度が高いため、特に他属性に比べてやや連撃アタッカーの与ダメが伸びにくい水PTにおいては、PT全体の火力を大きく底上げしてくれる。30秒に1回奥義を打つだけというシンプルな運用で、気が付いたらボスへの与ダメが伸びている縁の下の力持ちである。
霊格上昇では、霊格1で「毒状態の敵がいる時、水属性式神の特殊攻撃ダメージ倍率UP(40%)」が追加されるため、さらに火力を底上げしてくれる。霊格2では特殊2の毒状態での威力が向上し、霊格3では奥義消費霊力がさらに-3され、限界突破が完了していれば奥義は消費霊力4とほぼノーコストになる。
使ってみないと強さがわかりにくいが、アタッカーを並べても火力が頭打ちになってきて困ったらミズハを投入してみるといいだろう。あやらぶ初心者に防御デバフの重要性を非常にわかりやすく示すキャラであり、即戦力の名に恥じない。水属性は全般に低レアが、特に☆4が優秀なのだが、その中でもミズハの優秀さは特筆すべきで、戦力が乏しいうちは対風以外ならデバッファーが不足しているPTに出張もアリ。未所持なら1600円出して買う価値はある。
なお、ミズハの性能が活きるのは基本的にボス戦。大量の雑魚と戦う修練場や夢幻の塔では、毒とデバフを撒いてもそれが意味を成すぐらい雑魚が長時間生き延びてるようではそもそも押しきられてしまいがちである。全く不向きとは言わないが、修練場や塔ではあまり本領を発揮できないだろう。
| 式神データ (霊格上昇・最大限界突破前) |
|
|---|---|
| キャラ名 | かりすま看板娘 ミズハ |
| レアリティ | ☆☆☆☆ |
| 属性 | 光 |
| 武器 | 射撃 |
| 隊列 | 中衛 |
| タイプ | 均衡 |
| 実装 | 2021/01/01 逢魔襲来イベント報酬 |
| 奥義 | 名泉・金湯燦雨 黄枠(バフ) / 消費霊力16 30秒間味方全体の攻撃UP(中) |
| 特性 | 毒状態の敵がいる時、 味方全体の攻撃速度UP(30%) |
2021年正月の逢魔襲来イベント「新春 温泉街覇権争奪バトル」ボックスガチャ排出キャラ(イベント報酬配布キャラ)として実装された限定衣裳バージョン。通称「光ミズハ」。ゴージャスな衣裳に身を包んで、貴族らしくカリスマたっぷりな姿である。
イベントシナリオでは、ミウが看板娘として盛り立てることになった温泉旅館「陰慕炉亭(おんぼろてい)」の買収を目論む豪華旅館「大國館」の看板娘として登場。ミウと陰陽師たちの前に強大なライバルとして立ち塞がることになる。その真意とは……。と言っても旅館の名前で誰が黒幕かバレバレである。
イベントの主役はミウであったが、ミズハも元貴族らしいカリスマぶりを存分に発揮、山場でミウに最大の見せ場を譲るあたりには、自称支配者には出せない貴族の貫禄を伺わせた。というか明らかにミズハの方がミウを引き立ててやる構図だったので、シナリオ的にはこっちが☆5にしか見えない。
……と、イベント本編ではカリスマたっぷりの活躍を見せたミズハであったが、交流エピソードでは本編の後始末のため、真面目に看板娘として働かないといけなくなる。しかし、通常版の概要にも書いた通り、他人に媚びることを断固拒否するミズハには、接客業はあまりにも不向きであり……。
「……む、むりじゃぁ……。人に頭を下げて生きていくくらいなら、死んだ方がマシじゃぁ……」
「どうしよう陰陽師……妾、働きとうないぃ~……」
キャラ性能としては光属性☆4の均衡サポーター。奥義で味方全体の攻撃UP、特殊攻撃2で同属性式神の通常攻撃ダメージ倍率UP(3回)&前衛の回避UP、通常版の奥義である毒は特殊攻撃1に回り(+味方全体のスキルダメージ倍率UP)、毒を撒くことで特性で攻撃速度UPという構成。ただ毒の効果時間は通常版よりだいぶ短い12秒(霊格2で18秒)なので、特性を考えると攻撃速度UPで特殊の回転を良くしていきたいところ。
総じて目立って強力な奥義・特殊は持っていないが、配布キャラということで最初から完凸で使える(=会心率100%・会心威力30%UPをデフォ装備している)均衡タイプであることを考えると、スキル構成でガネーシャをメインとした素殴りPT、完凸均衡の会心率補正で日輪アスカやクリスマスツクヨミをメインとした連撃PTのどちらにも対応できる、器用な光サポーターと言える。光属性は☆3以上の均衡タイプが、限定の制服クラマを除くと守備型サポーターの蘭華しかいなかったため、制服クラマ未所持の陰陽師には、光の火力貢献型均衡サポーターというだけで充分有用な性能と言えるだろう。
霊格上昇は霊格1で奥義に攻撃速度UP(小)がついてきて、霊格2では特殊1の毒とスキルダメージ倍率UPが12秒→18秒になる。霊格3(特殊2の回避率UPが小→中)は恩恵がそれほど大きくないので、種が足りない場合はとりあえず霊格2まででも充分と思われる。
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最終更新:2025/12/23(火) 18:00
最終更新:2025/12/23(火) 18:00
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