虚淵玄(うろぶち げん)とは、日本のシナリオライターである。
ファンからは、虚淵、ぶっちーなどの愛称で呼ばれる。後述する魔法少女まどか☆マギカの脚本を担当したことから、最近では蒼樹うめの愛称・うめてんてーに対して、うろてんてーと呼ばれることも。日本国外でも固有名詞が付くほどである。
好きなエロゲーは『少女魔法学リトルウィッチロマネスク』など、作り手の欲望がむき出しの作品を好んでいる。
映画愛好家であり、下記のように手がける作品はそれらのオマージュが多く見受けられる。また、自身の興味趣向から、銃や車が多く出てくる作品からも影響を受けている。
所謂エロゲーに一般的に見られる、恋愛や萌えや性的描写を全面に押し出す作品とは対照的に、重く暴力的な描写やアクションシーンを得意とする。それがニトロプラス方向性に大きな影響を与え、ニトロといえばバトルと思っている人も少なくない。
PCアダルトゲームのみならず、小説の執筆やアニメの脚本も手掛けている。
最近ではアニメの脚本がメイン活動となっている。
上記のような熱い物語展開以外にも、ストーリーの暗さ、重さ(ハード、重厚さ)にも定評がある。本人は 「心温まる物語を書きたい」 という思想を持つも、本人曰く『本当はハッピーエンドにしたいのにどうしてもバッドエンドになってしまう』のだとか。そういう傾向に悩んで一時は断筆まで考えたが、『Fate/Zero』の執筆を機に開き直った立ち直った様子。そのせいか『続・殺戮のジャンゴ』は問答無用でハッピーエンドになる。
シャフト製作のテレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の脚本を全話担当した事でも有名。蒼樹うめのキャラクター原案の可愛い絵柄を持った当作品においても、相変わらずの作風を発揮していた(強烈過ぎたせいか、鬱展開になるという印象が独り歩きするほどであり、日本のみならずフランスなど海外においてもそういう印象を持たれている様子)。
なお、この作品で名前が売れすぎてしまった為「未成年が自分の名前で検索して特殊性癖を持ってほしくない」という理由で今後、虚淵玄としてはエロゲーを作るつもりはないと公言している(別名儀では作る可能性はあるとのこと)。
いつかボトムズのようなガチガチのロボット作品を手がけたいと思っているらしい。2013年には翠星のガルガンティアのシリーズ構成ならびに脚本(原案は監督の村田和也と共同)を手掛けることになり、「船での共同生活」「お仕事」「白淵」をテーマ(生放送特番より)に、最終的には心温まる物語に相成った。 (途中王道的な驚愕(きつめ)展開あったけど)。決して沙耶の唄的な意味とかじゃないよ?
父親は俳優の和田周氏。悪役面を生かしてテレビで悪代官やウルトラマンで怪獣に変身する人間の役をしていたらしく、それが創作の原体験になっているらしい。虚淵玄自身は、父親の舞台で音響等で手伝いをしていたこともあるとのこと。そして偶然にも、平成仮面ライダーの脚本も手がけることとなった。祖父に推理小説家の大坪砂男、曽祖父に東大教授の和田維四郎がいる。
チェックのシャツが虚淵氏
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最終更新:2024/05/02(木) 04:00
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