すぎやまこういち(本名:椙山 浩一(すぎやま こういち)、1931年4月11日~2021年9月30日)とは、指揮者、作曲家、ゲーム音楽作曲家である。
概要
東京大学卒業後、文化放送を経てフジテレビに入社。ディレクターとして「ザ・ヒットパレード」「おとなの漫画」「新春かくし芸大会」など数多くのテレビ番組を手がけた。 同時に作曲家として活動を始める。彼の豪邸には当時門下生たちが集まり梁山泊と化しており、その中にはレコード会社のディレクターから作曲家に転身した筒美京平などもいた。
人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの音楽を第1作(1986年)からすべて担当しており、すぎやまこういちを語る上で外す事の出来ない仕事となっている。
2004年に音楽レーベル「SUGIレーベル」を設立した。販売元は当初はアニプレックスだったが、2009年にキングレコードに移籍した。
ネット上では「すぎやん」と呼ばれることがある。
すぎやんとは自身がドラゴンクエストをプレイするときに主人公につける名前である。
また、ゲーム内に同名のキャラが登場する事もある。(例:ドラゴンクエスト8のスカウトモンスター「闇のコンダクターすぎやん」)
自身が作曲しているドラクエシリーズを初めとして、かなりゲームをやりこんでいるゲーマーとしても有名。ドラクエ9発売当初では、下手なユーザーよりよっぽどレベルが上だったなんて話も。
また、ヘビースモーカーであり喫煙文化研究会会長を務めている。
政治思想的には保守系で、同系メディアに頻繁に出演して自身の主義主張を展開する事もしばしばあった。安倍首相(当時)に不利な音声加工を掛けているという音楽家ならではの指摘も行った。
ネットでの知的財産の違法配信に関しては以前より批判的であり、機器の不具合の問題で各社がCCCDから撤退したあとも、それに代わるコピー防止技術の普及を望んでいると思われる。
2016年9月3日に行われた第30回ドラゴンクエストファミリーコンサートにおいて、「世界最高齢でゲーム・ミュージックを作曲した作曲家」としてギネス世界記録に認定され、認定証が手渡された。記録は84歳292日。
2018年秋の叙勲にて、旭日小綬章を受章した。2020年、文化功労者に選出された。
2021年の2020年東京オリンピック開会式各国入場行進曲としてドラゴンクエスト「序曲:ロトのテーマ」
が使用される。2021年10月7日にスクウェア・エニックスが敗血症性ショックのため同年9月30日に亡くなったことを公表した。90歳。JRAは発表後の同年10月10日のGⅡ毎日王冠で、普段GⅠで流す「ファンファーレ」を特別に流し追悼した。
主な作曲作品
ゲーム
アニメ・映画
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ポップス
その他
関連動画
追悼関連動画・静画
関連コミュニティ・Q(クイズ)
関連項目
外部リンク
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