カノン・メンフィスとは、XEBEC原作のアニメ「蒼穹のファフナー」シリーズの登場人物である。
概要
- 誕生日 ... 2132年5月27日(双子座)
- 血液型 ... AB型
- 身長 ... 165cm (第1期時点)
- 体重 ... 49kg (第1期時点)→ 0.021kg (第2期17話最終時点)
- スリーサイズ ... B83/W60/H82(第1期時点)
- 好きなもの ... あめ
- Cコード形成率 ... 15.157 : 1 : 15.838
- CV ... 小林沙苗
新国連人類軍に所属するファフナーパイロットの少女。人類軍の担当官が「Canon」と登録してしまったが、「Kanon」が本来のスペル。出身は、ドイツの…「アイルランドだ。馬鹿にしてるのか貴様!」アイルランドのダブリン。フェストゥムのアイルランド大襲撃によって故郷を失った戦災孤児で、日野道生に拾われて人類軍に入った。「前はいた、今はもういない」と自己を否定し、他人の命令に従いながら“いなくなる”ことを求めていた。
当初は平和を文化として保存している竜宮島では、それまで軍に居たこともあって、居心地の悪い様子や認識、文化のズレを感じている面が見られた。しかし、島の子どもたちや一人娘を失った羽佐間容子との触れ合いを通じて次第に馴染んでいき、命令がないままたくさん困り、たくさん考えた結果、「この島にいることを選びたい」と自分で選択できるまでに成長する。ちなみに、竜宮島の大人たちからはフェストゥム因子の移植要求時点まで、自分の意志ではなく誰か他人の指示で行動を起こす子だと思われていた。せっかく成長していったのにあんまりである。また、一騎たちよりも1つ年下になるが、一騎世代の同級生である。
以前は日野道生に惹かれていたが、竜宮島に来てからは真壁一騎に好意を寄せるようになった。しかし、彼に対する遠見真矢の想いに気がついているため、一歩退いた形になっている。
蒼穹のファフナー Dead Aggressor(第1期)
「カノン・メンフィス!機体コードJ-017。ファフナー・ベイバロンモデル専門だ」
竜宮島から脱島した真壁一騎をマークエルフ(Mk-XI)ごと確保するために日野道生と共に登場。その際、とんでもないことを言っているが、あくまでも「ヨハネの黙示録」第17章の一節であってけして厨二病などではない(前はいたが、今はもういないという部分は後に春日井甲洋をめぐる騒動にも繋がっている)。
その後、人類軍による竜宮島占領に参加。島からの撤退時に命令に従ってフェンリルによる自爆を試みるが、一騎に自己を否定する内面を見抜かれ、対話の末に自爆装置のコントロールを切って投降。以降は竜宮島の一員となり、羽佐間容子のもとで暮らすことになる。
人類軍ではファフナー・ベイバロンモデルに搭乗。ルガーランスを好んで使用する。竜宮島製のファフナーではないためか、修理が不完全な状態で出撃することもあった。「第一次蒼穹作戦」では同化現象に倒れた要咲良の後を継いでファフナー・マークドライ(Mk-III)を搭乗機として戦い抜いた。
蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH(劇場版)
「機体に内蔵されたミールのコアが敵の力を防ぐ。自分と機体を信じて戦え!」
第1期から2年経ち、髪を長く伸ばして大人っぽい雰囲気になっている。また、生徒会の副会長として完全に島の生活になじんでいる。正式に羽佐間容子の養女となり、羽佐間カノンに改姓した。「第一次蒼穹作戦」前の約束通りに容子のことを母さんと呼んでいる。
戦闘では要咲良が復帰するまではマークドライに搭乗。復帰後はカノン専用に新開発されたファフナー・マークドライツェン(Mk-XIII)に搭乗。戦闘では激しい闘志をむき出しにしながらも、感情に流されることなく戦闘に不慣れな後輩たちを導きながら戦う。
島の防衛のためにフェストゥム・スカラベJ型と交戦したことによって同化現象を起こし、機体がフェンリル起動の認証キーを要求するも「まだ私はここにいる」と拒否する。その後、マークザイン(Mk-Sein)で駆け付けた真壁一騎が、結晶化したカノンの同化現象を肩代わりして事なきを得る。
蒼穹のファフナー EXODUS(第2期)
「いつもそうだ。お前は人の話も聞かないで私の心をバラバラにする」
HEAVEN AND EARTHの「第二次蒼穹作戦」から3年経ち、髪は短くなっている。ファフナーパイロットからは引退し、エンジニアとしてマークゼクス改などの建造に携わっている。また、第三改良型ノートゥング・モデルの機体コードを決めている。仮登録名(リスト中央)は故郷のアイルランドのケルト神話からつけたものだったが、後輩パイロットからの評判は芳しくなかった。しかし、仮登録名が実体を表しているような気も
真壁一騎のことを心配しており、マークザインに近付こうとする彼を必死で止め、そのことについて立場の近い遠見真矢に相談していた。また、マークニヒト(Mk-Nicht)を始末した上でマークザインを温存させようとする皆城総士とは意見が対立した。その後、一騎がマークザインに乗ることがわかり、止めようとするも、たくさん考え、たくさん迷ったという第1期のカノンの選択を想起させる発言や、命の使い道を教えてもらったと言う一騎を止めることは出来ず、一騎と総士をCCTS(巡航運搬推進装置キャリースラスター)で送り出した。一騎はカノンに対して天然ドS
竜宮島の現役ファフナーパイロットたちが、未知の同化現象によって怖がり、動きが鈍くなったため、要咲良とともにレギュラーパイロットに復帰する。マークドライツェンに乗り込んだカノンにもSDP(超次元現象)の「予知」が発現し、未来に起こるであろう出来事の可能性を見る。しかし、未来は複数に分岐しており、その選択を余儀なくされる。さらにはファフナーを降りた後に異変が起きてしまった。
カノンの異変とは、SPDの同化現象(副作用)による"質量(体重)の減少"であった。堂馬広登をはじめとした予知夢に不安を覚えたカノンは、皆城織姫に相談し「(一騎を例に)命の遣い道」を探れと諭され、その覚悟を決める。ファフナー・マークドライツェンにシミュレーションと称して搭乗し、未来の疑似訓練でフェストゥムと格闘し(実世界とカノンの搭乗時間では、2倍強の隔たりが生じた)、2151年12月18日以降の未来の結び目をつかむも、一騎と二人以外の誰もいない、という"選択してはならない"未来に失望する。その後、1秒でも長く生存・戦えるエインヘリヤル・モデルの設計を完成させ、灯籠流しで羽佐間容子とショコラと別れた後、喫茶「楽園」真壁一騎の座った椅子で消滅。
その後も、カノンの意識がゴルディアス結晶とともに強く結びつき、意識体として近藤剣司と鏑木彗に新たなSPDの付与を与えるきっかけを、真壁一騎には羽佐間翔子とともに竜宮島のミールと祝福を与え、第四次蒼穹作戦では翔子と来栖操とともにアトランティスミールの脅威から真壁一騎を救うなど、ことある毎に出現した。
関連動画
関連静画
関連項目
蒼穹のファフナーシリーズの登場人物 | ||
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竜宮島の子供達 | 一騎世代 | 真壁一騎 | 皆城総士 | 遠見真矢 羽佐間翔子 | 春日井甲洋 | 近藤剣司 | 小楯衛 | 要咲良 | 羽佐間カノン |
広登世代 | 堂馬広登 | 立上芹 | 西尾里奈 | 西尾暉 | |
零央世代 | 御門零央 | 鏑木彗 | 水鏡美三香 | |
特殊な存在 | 皆城乙姫 | 皆城織姫 | 日野美羽 | |
竜宮島の大人達 | 真壁史彦 | 遠見千鶴 | 溝口恭介 | 小楯保 | 西尾行美 | |
人類軍 | ヘスター・ギャロップ | ジョナサン・ミツヒロ・バートランド ビリー・モーガン | ウォルター・バーゲスト | キース・ウォーター |
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フェストゥム | 来主操 |
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