アザゼル(Azazel)とは、「旧約聖書」レヴィ記に登場する名称である。
概要
ユダヤ教(ユダヤ神話)に登場する天使、若しくは悪魔(堕天使)である。
名前はヘブライ語で「神の強者」を意味し、その名の示す通り神に力を与えられていた者とされていたとも言われる。
ちなみに「アゼル(Azel)」「ハザゼル(hazazel)」「アザエル(azael)」「アシエル(asiel、assiel)」といった別名もある。
姿は主に、頭部には山羊の角を持ち、顎には髭をぼうぼう生やしている大男という出で立ちで描かれる事が多い。
しかし一方、「アブラハムの黙示録」では「7つの蛇の頭、14の顔、6対(12枚)の翼を持つ」とされ、先述の姿と比べると何とも威圧感に満ちている。
天界ではルシファー程ではないものの結構なエリートに属し、地上の人間達を監視する「グリゴリ(grigori)」という組織の総司令を勤めるという大変な栄誉を担ったほどである。グリゴリに所属する部下達は総勢で200人ほど存在し、彼らと共に地上を監視していた折にアザゼル共々地上に住まう人間の女性(娘)に欲情し、人間を妻に迎えあまつさえ子供まで設けてしまう。
その結果、神の怒りを買ってグリゴリ総司令という名誉職を罷免され、他の天使達も一人残らずクビにされた。
他の200人の天使達と共に地上へ堕天したアザゼルは、子供を設けるのみならずさらに人間達に天上界の秘法とされる様々な技術・知恵をもたらした。(一説には、人間に知恵を与える事で神への復讐を企てたともされるが)
具体的には、男には剣や盾・鎧といった武器防具の作り方を教え、女には指輪・腕輪といった装飾品や医療・薬学にまつわる知識、及び化粧についての知恵を与えたという。その結果、男は戦いに明け暮れるようになり、女は外見だけを装飾して男達に媚を売るようになるなど、堕落への道をひたすら進む事となる。
さらに、アザゼルやグリゴリ達が人間の女性との間に設けた子供・ネフィリムが途方もないサイズまで巨大化し(およそ1350m程と言われる)、地上のあらゆる食べ物が底をつき終いには共食いすら行うという混乱状態に神もいよいよ堪忍袋の緒が切れてしまい、大洪水で人間達や堕天使たちによって乱れきった地上を洗い流すに至る。
フィクション作品のアザゼル
以下に、アザゼル自身とされるキャラクターが登場する作品について記述する。
- ジョン・ミルトンの「失楽園」でも登場。地獄の軍勢の第一旗手として、軍旗を掲げている姿が描かれている。
- 漫画及びアニメ「よんでますよ、アザゼルさん。」では、主人公に「アザゼル篤史」というキャラが登場する。
- ライトノベル「ハイスクールD×D」では、堕天使の組織「神の子を見張る者(グリゴリ)」のリーダーとして登場。
- ゲーム「El Shaddai - エルシャダイ -」では、上記と同様に堕天した天使の1人として登場。
参照→「アザゼル(エルシャダイ)」 - 漫画「ARMS」では宇宙から飛来し、地中深く埋まっていた金属生命体のことをアザゼルと呼称。アザゼルをきっかけに秘密組織「エグリゴリ」が作られた。
- ゲーム「女神転生」シリーズに登場する魔王。デビルサマナーソウルハッカーズ、ペルソナ2罰に登場する。
- 漫画「シャーマンキング」では危険すぎる霊として封印されていた。多数の戦車を媒介にして具現化する。
- ゲーム「鉄拳6」では異形の姿をしたラスボス。これまでのシリーズにない巨体を誇る。
関連動画
関連商品
関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%82%A2%E3%82%B6%E3%82%BC%E3%83%AB


ページ番号: 4621680
リビジョン番号: 1344018
読み:アザゼル
初版作成日: 11/04/30 18:29 ◆ 最終更新日: 11/11/07 17:14
編集内容についての説明/コメント: 編集
記事編集 / 編集履歴を閲覧 / Twitterで紹介





JASRAC許諾番号: 9011622001Y31015
ヘッダー:固定
ヘッダー:追従