祢々切丸(刀剣乱舞)とは、ブラウザゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』に登場する刀剣男士である。
概要を持ってきたぞ
祢々切丸。我の名だ。山は良いぞ。深く信仰して大事にするといい。害は我が斬ろう
獣を含めた山の頂点に君臨する、高位神格の大太刀。
妖怪「祢々」を斬ったという話も、山の治水に関する人々の祈りから来たものと考えられる。
だいたいのことは温泉に入ればなんとかなる。
刀種は大太刀。サービス開始以来、大太刀の新規追加は初となる。
ちなみに「祢」は「ころもへん」ではなく「しめすへん」。長曽祢虎徹(刀剣乱舞)の「祢」と同じと覚えると解りやすい。
ぱっと見でわかりづらい事もあってか当初は公式Twitterでも漢字を混同して使っており、後からお詫びと訂正を入れる事となった。
2018年12月18日~2019年1月15日に開催のイベント「連隊戦」にて実装。
初出は2018年12月14日。見事な顎髭に逞しい胸板のチラ見せは話題を集め、「マタギ」「山男」など様々な説が飛び出す中、連想ゲーム状態から全くジャンルの異なる某漫画の某料理名がトレンド入りするという椿事に到った。
ただし先んじて「大太刀」と発表があった為に特定は比較的容易く、12月17日の情報解禁では奇しくも山属性全振りという情報の合致を見る事となった。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/tkrb_ht/status/1074954574467723264
毎年恒例の連隊戦だが、今回も御歳魂10万にて確定入手。六代目10万の男となった。
更に本イベントではガチ勢向けに追加入手が可能となっており、20万・30万で最大三振入手できる。
御歳魂の入手数が倍増する課金アイテムを利用して早期入手は可能だが、連隊戦そのものは一ヶ月近い期間があり、一振だけならば無課金でも時間と小判を使えば十分に入手は可能。なお最速の入手報告はイベント開始から約7時間後に上がり、改めてガチ勢の本気が見える結果となった。お疲れ様です。
筋骨たくましくアダルティな偉丈夫。
頭には鹿の角を彷彿とさせる装飾のほか、魔除けの紅を目尻に入れており、神様感が強い印象を与える。なお装飾は内番ではなくなっている為、角ではなく冠の一種と推察される。惜しみなく肉体美を露わにする軽装で、毛皮を肩にかけ、また腰回りにも巻いている。
これらの要素は所蔵元の日光二荒山神社で、毎年4月に行われる「弥生祭」において、男体山で捕獲した鹿の生皮の上に御神刀を飾るというならわしを反映していると思われる。紋も日光二荒山神社の巴紋と鹿の角を組み合わせた意匠である。
足元は裸足で、よく見ると爪は黒く塗られている。
内番の意匠は黒を基調とした着流しで、帯には瓢箪と薬篭らしきものを提げている。
審神者の呼び方は「主」。
堂々として揺るがない巌のような気質。自身の体格が立派である事も自覚しており、近侍にしてつつくと「腕につかまるか?」「厚い胸が好きか」と尋ねてくる。うん、大好きさ!
迷惑がられることが多いつつきすぎボイスでも「っははははは!こそばゆいなぁ!」と寛大な態度であり、威厳ある山神様然とした風貌に反しておさわりOK派。
また「見ろ、八里先に綺麗な花が咲いている。走ってゆくか」と、視力が良いのか神通力なのかは不明だが不思議な知覚力を持っている模様。ちなみに八里は換算すると約31kmとなり、尋常でない事が解る。
公式での紹介にもある通り、温泉に対して信を置いている風がある。怪我を負えば「温泉につかっていれば治る」、手入れでは「分かった……湯治としよう」と口にする。
これは祢々切丸が納められている日光は、古来より湯治場として栄えた温泉のメッカである事に由来すると思われる。
隊長に任命すると「願いは叶えよう!我が隊長だ!」と勇ましく、出陣時にも「民を守れ!出陣!」と高らかに宣言。
白刃戦に突入する際には「己の獣を解き放て!かかれ!」と隊員を鼓舞しつつ、敵には「その脚をもらう!」「腕をもらう!」「その首を!……ふっ、聞こえていないか」と三段活用にて容赦なくその刃を振るう。
中傷を負えば「不敬な……」とうそぶき、真剣必殺では逞しい背面の立ち姿を見せつつ「手負いが一番強いというぞ!」と、その力を解放する。
一方で内番にすると、馬当番では「馬、山に捧げるか……」と呟いたばかりに馬に怖がられ、畑当番では「専門外」としつつ「なんとなくやったつもりだが、違うかも知れん」と、天然な一面も覗かせる。
刀剣破壊時には「我らに死はない……祈りが、あれば……」と、いかにも意味深な台詞を口にする。一方で刀剣破壊で死後の世界を体験する刀剣男士は複数居り、彼らが死後どうなるのか憶測が飛び交っている。高位神格とあるだけに、付喪神が語るあの世とは似て非なる何かが見えているのかも知れない。
山岳信仰を同じくする山伏国広(刀剣乱舞)と内番・手合わせで特殊会話が発生。
山伏国広は修験者であるのに対し、祢々切丸は信仰される側の山神のそれであることが窺える。
Lv25で特に進化。
性能は全大太刀の中でも打撃・機動・必殺においてトップとなり、ことに打撃は最大90、現在実装されている全刀剣(極を除く)の中でぶっちぎり1位(2位は石切丸(刀剣乱舞)の85)である。
一方で他のステータスは軒並みワーストとなっており、ことに偵察の初期値は7、驚異の1ケタ台という極端さを見せる。
見よ。これが来歴だ
南北朝時代に作成されたと見られる大太刀。
正式名称は「山金造波文蛭巻大太刀(無銘 号:祢々切丸太刀)」。
作者は不詳だが、地金の特徴から備前系と考えられている。
刃長216.6cm、全長324.1cmと、大太刀においてもトップクラスの大きさを持つ。
一方で重量を軽減する為か棟の肉が削がれた「鵜首造」となっており、表裏に薙刀樋を入れるなどの工夫が施されている。それでも重量は22kgと、持ち上げるのも一苦労の仕様となっている。
栃木県の日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)
に所蔵される「三口の神刀」の一振。
同じく大太刀である瀬登太刀、柏太刀と共に、御神刀として大切にされてきた。
この日光二荒山神社は「男体山」「女峰山」「太郎山」からなる日光三山を御神山(神奈備)として祀る山岳信仰の神社で、3400ヘクタール(東京ドーム723個分)と非常に広大な社地を持っている。これは伊勢神宮に次ぐ面積で、古くは「日光三社権現」と呼ばれ、ユネスコ世界遺産「日光の社寺」を構成する1つでもある。
名の由来には諸説あるが、一般には以下のような話が伝わる。
日光山中には「祢々」と呼ばれる妖怪が住んでいた。これは「ねねが沢」なる場所に出没したから、「ネーネー」と鳴いたから、という説もあり、その正体も河童・虫・鵺など、様々な説が存在する。
この「祢々」は昼夜となく鳴き声を上げ、周囲の村人を脅えさせていた。そんなある日、神社に奉納されていた大太刀がひとりでに神社から飛び出し、「祢々」を追い回し始めた。大太刀は「祢々」を一晩かけて神社の前まで追いつめて斬り殺し、それ以来「祢々切丸」という号で呼ばれるようになったという。
河童から想起されるように、この逸話は山の治水に関連していると考えられ、ゲームでの紹介にはこちらの要素が盛り込まれている。
1967年(昭和42年)に重要文化財に指定。中宮祠宝物館にて、拵と共に常設展示されている。
宝物館自体は中禅寺湖畔の中宮祠にあるため、訪問する時は本社(日光東照宮の新宮)と間違えないように注意。また冬季は閉館時間も早まるので合わせて注意されたし。
関連動画は、専門外だが……
関連項目は……揺れているな
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